COCOブログ

2022.06.30更新

マウスピースの取り外しの方法についてです。
マウスピース矯正・インビザラインを始めると、日課になるのが「マウスピースの着け外し」です。このマウスピースの着け外しにはちょっとしたコツがいります。
マウスピースは歯を包み込む弾力性のある素材でできています。そして変形しやすいのも特徴です。
1日に数回着けて、外してを繰り返しますので、毎回無茶な力で行うと変形してしまったり、亀裂が入ってしまうことがあります・
ですので、マウスピースを一定期間綺麗に正しく使うためには、着け外しが重要になってきます。

マウスピースを入れる時は“前から”

マウスピースを入れる時は“前から”

まずは真ん中の歯の中心とマウスピースの中心を合わせます。そして前歯から奥歯にかけて指で押しながら入れます

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.06.16更新

クリンチェックとは
クリンチェックは、インビザラインでの矯正治療の際に用いるソフトウェアのことです。
他のマウスピース矯正でも似たものはありますが、クリンチェックはインビザライン独自のもので、アライン社の持つ理論やこれまでの治療実績をもとにプログラムが作られています。

どんなときに使う?インビザライン治療の流れ

itero
クリンチェックはインビザライン治療のどこで使うのでしょうか?
治療の流れを追って説明します。
インビザライン治療の流れは以下のようになります。
カウンセリング
精密検査(レントゲン、口腔内スキャンなど)
3Dモデル作成 、治療計画立案(★)
シミュレーション、治療計画の調整(★)
アライナーの発注、作成
アライナー装着、治療開始
定期チェック
治療計画の修正or変更(★)
治療終了、保定
追加アライナーの作成(★)


上の流れのうち、(★)印がついているところでクリンチェックを使用します。
インビザラインでは、歯型または口の中を直接3Dスキャナでスキャンし、歯の3Dモデルを作成します。
この3Dモデルを用いて最終的な仕上がりや、そのために必要な処置(アタッチメント、抜歯、ディスキングなど)を検討します。
そうして作った治療計画を基に治療のシミュレーションを行い、患者さんと治療のイメージを共有し、仕上がりへの要望があれば治療計画に反映させます。
この治療計画を立て、シミュレーションを行うのにクリンチェックを使います。
また、治療計画を修正、変更したり、治療終了後にさらにもう少し動かしたいというときに追加のアライナーを作るときにも使います。

クリンチェックでどんなことができるの?
クリンチェックでできることを、もう少し詳しく見ていきましょう。

歯の移動のシミュレーション
従来のワイヤー矯正や床矯正では専門家が人の手で治療計画を立てるため、治療開始前に最終的な仕上がりの模型(セットアップモデル)を作ることはできても、そこに至るまでの歯の移動のシミュレーションを行うことはできませんでした。
インビザラインでは、コンピューター上で3Dモデルを用いて治療計画を立てるため、治療期間中の全ての歯の移動予測のデータが存在します。
そのため、歯の移動予測のデータを繋げることで、治療期間中の歯の移動を動画として見ることができます。

患者と術者とのイメージの共有
これまでもセットアップモデルで最終的なイメージを持つことはできましたが、セットアップモデルは石膏とワックスでてきており、途中の経過がわからないため患者にとってはわかりやすいとは言い難いものでした。
また、治療の途中で歯がどのように動いていくかのイメージは術者の中にしかないため、患者には治療途中のイメージは困難でした。
クリンチェックでは、途中経過を含めて動画として治療のシミュレーションができるため、術者と患者とで治療の経過について同じイメージを共有できます。

治療計画の立案

立案
治療のシミュレーションやイメージの共有はクリンチェックの特徴ですが、これらはクリンチェックによって治療計画が立てられているからこそできることです。
アライン・テクノロジー社が、これまでの何百万という治療実績をもとに作り上げたプログラムにより治療計画が立てられます。
歯を並べるために抜歯が必要か、ディスキングで対応できそうか、アタッチメントはどこにどのくらい、どんな形のものが必要か、ゴムかけは必要かなど、様々なことを考慮して治療計画は立てられることになります。

治療計画の修正、変更、追加
矯正医が立てた治療計画をもとに、治療開始前(アライナーの作成前)であれば、もっとこの歯を引っ込めたいなどの要望を当初の治療計画に組み込んで修正し、アライナーの発注を行えます。
また、予想していた歯の動きとは異なる動きが見られた、治療中に虫歯ができてアライナーが使えなくなってしまったという場合には、治療計画の変更が必要になります。この場合は再度スキャンし、クリンチェックで新しい治療計画を立てることになります。
動的治療が一通り終わった後、もう少しここを治したいという希望が出ることがあります。
その場合も再度スキャンし、クリンチェックで追加アライナーの計画を立てます。

クリンチェックは進化する
クリンチェックはこれまでの治療実績をもとに作られており、アップデートが行われています。
理論だけでなく、他のシステムと比べて膨大な実績をもとにすることで、より現実に近いシミュレーションが可能になっています。
それだけでなく、オプションにより歯根のモデルを構築することもでき、より歯の動きをシミュレートしやすくできるなど、よりよい治療のための改良が行われています。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.06.09更新

インビザライン・ライトとインビザライン・Goの比較

部分矯正の場合、インビザラインの製品のなかではインビザライン・GOとインビザライン・ライトというマウスピースの枚数や作り直しの回数に制限のある製品を使用することになります。
※当院では主にインビザライン・GOを使用しております。

どちらの製品もインビザラインで利用できる機能はすべて組み込まれておりますので、どちらが優れているという訳ではなく、患者さんの治療計画に対して、どちらの製品がより適しているかという基準で選択することになります。

インビザライン・ライトの特長
最大14枚のアライナー数なので1週間交換で3~4カ月、10日ごとの交換で4~5カ月程度の治療となります。最大枚数はインビザライン・Goよりも少ないですが、移動可能な歯に制限がないため、奥歯の移動も可能です。

歯並び全体を少し広げて(拡大)して歯並びのガタガタを改善したい場合や奥歯の位置に問題がある場合などにはこちらの製品の方が適しているといえます。


インビザライン・Goの特長
最大20枚のアライナー数なので1週間交換で5カ月程度、10日ごとの交換で6~7カ月程度の治療となります。最大枚数はインビザライン・ライトよりも多いですが、移動可能な歯に制限があり、奥歯の移動はできません。

奥歯のかみ合わせが変化しませんので、歯並びのガタガタを整えるために必要なスペースは、歯並びを広げる(拡大)よりもIPRによって確保することが多くなりますので、かぶせ物や詰め物が多い方や歯ぐきの隙間の大きい方などでは、

インビザライン・Goが望ましいかもしれません。奥歯が移動しないということは奥歯を支え(固定源)にして他の歯を移動させることができるという点もインビザライン・Goの大きな特長です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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