COCOブログ

2023.05.25更新

「マウスピース矯正中は好きな飲み物を飲んでもいいの?」と疑問に感じたことはありませんか?
マウスピース矯正はワイヤー矯正よりも虫歯や歯周病のリスクが低く、飲食時のトラブルもおこりにくいといわれていますが、飲み物の摂り方を間違えると、一気にトラブルが発生する可能性があるため、気をつけなくてはいけません。

飲み物

マウスピースに飲み物はどう影響する?
取り外しが可能で自由度が高いマウスピース矯正ですが、装置をつけたまま飲んでいい飲み物と、ダメな飲み物が存在します。
おこるトラブルのなかには、取り返しのつかないケースもあるため、気をつけなくてはいけません。
ダメな飲み物を飲んだ場合におこり得るトラブルは以下のとおりです。

マウスピースが着色してしまう恐れがある
マウスピースを装着したまま色の濃い飲み物を飲むと、マウスピースに色がついてしまう恐れがあります。
装置に着色がおこっても、歯の動きには支障はありません。
しかし、マウスピース矯正は1日20時間以上装着する必要があるため、着色した状態では周囲に清潔感のない印象を与える可能性があります。
色の濃い飲み物を飲むときはかならずマウスピースを外し、飲んだ後は一度水でお口をゆすぐ、もしくは食べ物を一緒に摂取した場合は歯磨きをしてから、マウスピースを再び装着するようにしてください。

マウスピースが変形する原因になる
マウスピースを装着したまま温度の高い飲み物を飲むと、マウスピースが変形してしまう可能性があります。熱いものを口にしがちな冬場はとくに気をつけなくてはいけません。
一度変形したマウスピースはもとには戻らないため、作り直しが必要です。
マウスピースの作り直しはワイヤー矯正とは違い数週間かかることから、歯が後戻りしやすく、治療期間が伸びる傾向にあります。
追加料金がかかってしまうケースもあるため、十分に気をつけてください。
たとえ水であっても、熱いのはNGです。

虫歯や歯周病の発生につながる
マウスピースを装着したまま糖を含む飲み物を飲むと、マウスピースと歯のすき間に水分が入り込み、虫歯や歯周病の発生につながります。
マウスピースをしていると歯の表面が唾液につかないため、唾液のもつ抗菌作用や再石灰化作用などの効果を得ることができません。一気に虫歯や歯周病のリスクが上がる可能性があります。
糖の入った飲み物を飲んだ後にマウスピースをつけたままうがいをしても、すき間に入り込んだ水分をゼロにすることはできないので、一度外してお口とマウスピースを洗わなくてはいけません。

マウスピースを装着したままでもOKな飲み物
水や炭酸水であれば、マウスピースを装着したままでも飲むことができます。
注意すべきことは、透明であれば何でもいいというわけではなく、糖が入っていないものでなければいけません。
甘い炭酸水はNGですので、商品をしっかりチェックしてから飲むようにしてください。原材料名に「糖類」や「果糖ブドウ糖液糖」などの記載がある場合は、糖分が使われているため注意が必要です。
また、柑橘系のフレーバーが含まれるものは、酸性度が高くい場合があり虫歯の原因になる場合があるため、装着時に過剰な摂取接種は避けるのが無難です。

マウスピースを装着したままだとNGな飲み物
基本的に水以外は避けた方がいいですが、とくに避けるべき飲み物を以下にまとめました。
飲みたくなったときはかならずマウスピースを外し、飲み終わった後にお口をゆすいでリセットすることも忘れないようにしてください。
色の濃い飲み物
コーヒー、紅茶、コーラ、濃いお茶、赤ワイン、黒ビールなど
コーヒーやお茶に含まれている「タンニン」や「ポリフェノール」がマウスピースに着色してしまいます。
熱い飲み物
ホットコーヒー、ホットミルク、ホットココア、白湯、ホットワインなど
概ね60度を超える飲み物はマウスピースを変形させる可能性がありますので、注意しましょう。
糖分が多く甘い飲み物
甘い炭酸水、スポーツドリンク、フルーツジュース、野菜ジュース、乳製品飲料など
マウスピースの中に糖分が停滞し、虫歯の原因になりますので注意しましょう。
スポーツドリンクの中には、クエン酸やアミノ酸といった酸性原料が含まれていることも多く、こちらも虫歯の原因となります。そのため、運動時の水分補給は水で行うことが無難です。

マウスピース矯正中でも、装置を外していれば何でも飲んでOK?
マウスピースを外している状態であれば、基本的には何を飲んで頂いても大丈夫です。
ただし、飲む間隔が短かすぎたり、ダラダラと時間をかけた飲み方は、お口のなかの菌が活性化する酸性の状態を維持しやすいため、おすすめできません。
また、マウスピースを外している時間も結果的に長くなり、後戻りにもつながります。
サッと飲み終わってお口のなかをきれいにし、マウスピースを装着するようにしましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.05.18更新

矯正中にタバコを吸うと起こるリスク
では、矯正治療中になぜタバコが良くないのか、リスクやデメリットなど理由をご案内します。

タバコ

マウスピース矯正中にタバコを吸うとどうなるか
マウスピースを装着したままタバコを吸うと、ヤニやタールがマウスピースに付き、変色を起こします。そのため、周囲にわかりにくいインビザライン矯正なのに、着色で装置が目立つことになります。それ以外にも喫煙によりいくつかデメリットがあります。

・喫煙習慣のない人と比較して、歯の動きが遅くなる
・煙草を吸う度に歯磨きを行う人でなければ、口腔内はヤニで汚れているため、マウスピースに着色が付きやすい環境になる

喫煙は血液の流れを悪くする作用があります。口腔内に多く血管は巡っており、煙草により歯肉の血管が収縮すると、しっかりと血液が流れず代謝が悪くなります。歯列矯正には、骨の移動が必要であるため、骨を造るためには、栄養や酸素を運ぶ血液が必要です。このことから矯正治療を考えられる際には、禁煙をおすすめします。

タバコが口腔内に及ぼす影響
唾液の分泌が減るため、口臭が起こりやすい
血流が悪くなるため、歯周病になりやすい
ヤニが歯の表面に付着することで、虫歯になりやすい
舌がんなどのリスクが高くなる
周囲の方に受動喫煙をさせてしまう

電子タバコや加熱式タバコならインビザライン中でもOK?
紙タバコではなく、電子タバコや加熱式タバコならば問題ないのではと思われるかもしれません。電子タバコで有名なのはVAPE、加熱式タバコで有名なのはIQOSでしょう。飲食店の一部の店舗で、紙タバコはNGだが、加熱式タバコはOKなどの表記を見かけることがあります。電子タバコと加熱式タバコの違いはどのようなものでしょうか。

電子タバコ
たばこ葉を使用しないリキッドを加熱しその蒸気を吸入するため、ニコチンは含有されていない

加熱式タバコ
タバコ葉を刻んだものを加熱した蒸気を吸入するため、ニコチンを含有している

電子タバコはニコチンを含んでいないから良いのではと思われがちですが、比較的新しいものであるため、健康上の影響がまだわからないという不安があります。そのため、紙タバコではないから大丈夫とは言い切れません。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.05.11更新

インビザライン矯正に用いるマウスピースは、歯に力をかけるための固さがありながら、着脱時や装着時に必要な柔軟性をあわせもっている、高機能素材です。今回は、マウスピースの素材について、詳しくご紹介させて頂きます。

インビザライン

インビザライン・マウスピースの素材
インビザライン矯正に用いるマウスピースは、ポリウレタン製の厚さ0.5ミリの素材で出来ています。 インビザラインでは、治療計画の歯並びにあわせて作成されたマウスピースを、通常2週間ごとに交換して、毎回0.25ミリずつ歯を移動させて行きます。
米国でインビザラインの発売が開始された1996年から、このマウスピースの素材の変更はありませんでしたが、2013年2月から革新的な新素材「スマートトラック」が導入されました。
新素材のスマートトラックは、従来のマウスピース素材に比べて高い弾性を持ち、より持続的かつ密着して歯に力を加えることで、歯を移動させるコントロール力を高めます。さらに、患者様にとって、より快適な装着感や、より目立たない優れた審美性のメリットがあります。

マウスピース新素材「スマートトラック」の特徴
◆より持続的な力
スマートトラック新素材は、2週間のマウスピース装着期間を通じて、持続的に歯に力を与え続けます。

◆より正確にフィット
柔軟な新素材のマウスピースが、歯の形、アタッチメントおよび歯間空隙により正確に密着するため、治療計画に沿った歯の移動を実現します。

◆より快適な装着感
柔軟な新素材が、より快適な装着感を実現し、マウスピースの取り外しが容易になります。

◆より目立たない審美性
新素材は、従来よりも透明度が高いため、インビザラインのマウスピースはさらに目立たなくなり、審美性にも優れています。

スマートトラック新素材は、8年以上の研究期間をかけて開発されました。インビザライン・クリンチェック治療計画の向上や、アタッチメントなど、インビザライン独自の機能の導入と、今回のマウスピース素材の進化によって、インビザライン治療の予測実現性がさらに高まり、インビザラインで治療することができる患者様の範囲が広がることが期待できます。
インビザラインを提供するアライン社の調査では、1,015名の患者様に対してスマートトラック新素材のパイロット調査を実施したところ、歯を移動させるコントロール力が著しく向上する結果が得られたとの報告があります。
マウスピースは、患者様一人ひとりに合わせて特別に作成されるものなので、矯正相談の際に、実際にはめてお試し頂く事が出来ないのが、とても残念ですが、実際に矯正治療をスタートされた患者様には、より快適になった新素材のマウスピースをお使い頂くことができます。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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