COCOブログ

2024.03.29更新

小児矯正は意味がないって本当?

「小児矯正はしても意味がないって本当?」
「小児矯正が意味ないって言われている理由はなに?」
このような疑問を抱えていませんか?子どもの歯の健康を考えて早めに矯正治療を行おうとしていた所に「小児矯正は意味がない」との情報が舞い込んできたら、困惑してしまいますよね。
小児矯正は、少し複雑でややこしい一面があります。そのため、巷で色々な情報が錯綜してしまっているようです。

子どもの矯正治療には一期治療と二期治療の2種類あります
小児矯正に意味があるかどうかを解説する前に、まず小児矯正そのものを少し解説させてください。なぜなら、小児矯正と一口に言っても、実は小児矯正は以下の2種類の治療法に分かれるからです。
一期治療(早期治療)
二期治療
「一期治療と二期治療という言葉を初めて聞いた…」
「小児矯正は意味がないという情報は、一期治療のことを言ってる?それとも二期治療のこと?」
このような疑問が湧いてきたのではないでしょうか。小児矯正は、上記のように2種類に分かれていて少し複雑なため、きちんと理解できている方は多くありません。せっかくの機会なので、ここで一期治療と二期治療について明確に理解していきましょう。一期治療と二期治療について、以下でそれぞれ分かりやすく解説するので、ぜひ併せてご覧ください。

一期治療とは:乳歯と永久歯が混在している時期に行う矯正
一期治療とは、4歳~12歳頃までに開始する矯正治療です。早期治療とも呼びます。子どもの歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)が混ざり合っている時期に行うことが大きな特徴です。
一期治療の目的は、永久歯を並べる器の準備、つまり、歯の土台であるあごの骨(歯槽骨)の成長を促進させることです。永久歯は、上あご・下あごそれぞれ全部で14本~16本生えてきます。それにも関わらず、歯の土台が歯10本分しか並べられない小さなサイズだったらどうでしょうか?当然、すべての歯が綺麗に並ぶことはできませんよね。複数の歯が重なり合ってしまって、ガタガタな歯並びになってしまう可能性が高くなります。
そうならないために、あごの適切な成長を促すのが一期治療です。具体的には、拡大床と呼ばれる矯正器具などを用いてあごを正常な幅まで拡げていきます。

二期治療とは:永久歯が生えそろってから行う矯正
一方で、二期治療とは、大体12歳以降に開始する矯正治療のことを指します。永久歯が生えそろった後に行うことが大きな特徴です。
二期治療の目的は、生えそろった永久歯を綺麗に並べることです。一般の歯列矯正とほぼ同じと考えて問題ありません。使用する矯正装置も成人が使用するものと同じで、マルチブラケット(ワイヤー装置)やマウスピース型矯正装置を装着します。
身体はまだまだ成長過程にある中高生でも、上あごに関しては男女ともに10歳頃までに殆ど大きさが決まります。そのため、二期治療では、上あごの成長を利用した矯正治療は基本的にできません。これが、一期治療との大きな違いです。

一期治療は意味がない?混合歯列期に行う矯正治療は意味がないと思われてしまう理由
上記で、一期治療と二期治療それぞれの目的の違いを解説しました。ここからが、本題です。勘の良い方ならすでにお気づきかもしれません。「小児矯正は意味がない」という情報は、一期治療のことを指しています。乳歯と永久歯が混在している混合歯列期に行う一期治療は、意味がないと思われがちなのです。その理由は、以下の通りです。
一期治療を行っても、永久歯に生え変わった後に二期治療が必要になったら二度手間のように感じるから
結局のところ二期治療も行うなら、治療期間が無駄に延びるだけのように感じるから
一期治療のみで矯正治療が完了するお子さまもいらっしゃることは、いらっしゃいます。しかし、殆どのお子さまが永久歯が生えそろった後に二期治療へ移行することが多いです。それは、どれだけ一期治療を頑張っても、永久歯が最初から綺麗に並んで生えてきてくれるということは稀だからです。
こう聞くと「じゃあ、やっぱり一期治療の意味ってないのでは…」と思われるかもしれませんね。しかし、一期治療は、必要なお子さまが必要なタイミングで行えば、非常に意味のある治療なのです。

抜歯する確率が下がる!一期治療を行う3つの大きなメリット
一期治療は、あごの成長をコントロールできるという大きなメリットがあります。しかし、一期治療を行うメリットはそれだけではありません。ここからは、一期治療を行う他の大きなメリットについて解説します。
一期治療を行う大きなメリットは、以下3点です。

二期治療の負担を減らせる
一期治療を行う大きなメリットのひとつは、二期治療の負担を減らせることです。一期治療で完了せず二期治療に移行したとしても、二期治療から矯正治療を開始するお子さまに比べれば短い治療期間で終えられる可能性があります。
それだけでなく、一期治療で永久歯の土台となるあごの骨(歯槽骨)を正常な幅まで拡大しているので、新たにスペースを作り出すために抜歯をする可能性が低いです。つまり、一期治療を行っておくことで、健康な歯を失わずに済む可能性が高くなるわけですね。
また、骨格異常による下顎前突(受け口やしゃくれ)や上顎前突(出っ歯)は、一期治療であごの成長をコントロールしておくことで、あごの骨を切るなどの外科手術を回避できる可能性も高くなります。

口腔習癖の改善が見込める
一期治療を行うと、口腔習癖の改善も見込めます。口腔習癖とは、指しゃぶりや口呼吸など、歯並びだけでなく全身の健康に悪影響を及ぼすお口周りの癖のことです。指しゃぶりや口呼吸は、上顎前突(出っ歯)やオープンバイト(開咬)などさまざまな不正咬合の原因になります。
そのため、一期治療ではあごの発育のコントロールのみならず、必要であればお口周りや舌の筋肉のトレーニングも行います。適応能力が高い幼少期にトレーニングすることで、比較的簡単に悪癖を絶てます。大人になってからでは、そうはいきません。
具体的には、プレオルソと呼ばれる上あご・下あご一体型のマウスピース型矯正装置を用いて、お口周りの筋肉を鍛えていきます。プレオルソは、対象年齢が4歳~7歳で、一期治療のタイミングにしかできない治療法です。

アトピーや口臭の改善が見込める
口呼吸から鼻呼吸に切り替えることで、アトピー性皮膚炎の改善が見込めます。口呼吸の場合は、空気中のウイルスや花粉をダイレクトに喉で受けてしまうため、アトピー性皮膚炎を引き起こしたり、風邪をひきやすくなってしまったりする可能性が高いです。しかし、鼻呼吸であれば、ウイルスや花粉は鼻の粘膜フィルターを通って、体内に直接取り込まれないため、種々の体調改善につながります。
そのほか、口臭の改善も見込めます。口臭の原因はさまざまですが、口内の乾きによって細菌が繫殖して口臭を発しているケースであれば、鼻呼吸を習得することで改善されやすいです。常に口を閉じておくことで、口内が乾きにくくなるからです。

一期治療が無駄になってしまう場合も?
一期治療はやみくもに始めればいいというわけではありません。無理に行ってしまうと、メリットではなくデメリットを被ってしまう可能性があるからです。そこで、ここからは一期治療を無理に行わない方が良いケースを解説します。
一期治療を無理に行わない方が良いケースは、以下の2つです。

ケース①:お子さまが歯列矯正に消極的な場合
お子さまが歯列矯正に消極的な場合は、無理に行わない方が良いです。お子さま自身が矯正治療の意味を理解できなかったり、お子さまの意思に反していたりすると、お子さまのストレスになりやすいからです。
また、お子さまの意思に反している場合は、お子さまが治療に非協力になってしまうこともあります。そうすると、せっかく早めの矯正治療を行っても、治療の効果を得られず、費用と時間の無駄になるリスクも伴うのです。
そのため、一期治療を検討する場合は、お子さまのお気持ちを無視せず、しっかりとコミュニケーションを図ることを忘れないでください。

ケース②:あごの自然な成長を待った方が良い場合
あごの自然な成長を待った方が良いケースも、一期治療を見送る場合があります。上記で解説したように、下顎前突(受け口やしゃくれ)や上顎前突(出っ歯)など幼少期の頃から骨格異常が見つかっている場合は、あごの成長をコントロールする一期治療が必要なケースが多いです。
しかし、特別に骨格異常がなく、あごの自然な成長を経過観察するだけで良い場合は注意してください。必要がないのに、あごの拡大を促す治療を行ってしまうと、歯列が広がり過ぎて噛みづらくなる危険性があります。
そのため、一期治療を行う前は必ず歯科で精密検査を行った上で、先を見据えた矯正方法を見極めることが重要です。初診相談であれば無料で行っている歯科が多いので、ぜひ積極的にご活用ください。お子さまが小学校に入学したタイミングで矯正相談を受けておくと、矯正方法の選択の幅が広がります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.03.22更新

歯列矯正は目立つから嫌?

「歯列矯正をしたいけれど目立つのは嫌だ…」
「歯並びが悪くて目立つのも嫌だけど、矯正中のワイヤーが目立つ見た目も辛い…」
歯列矯正を検討されている患者様から、このようなお声をいただくことは多々あります。歯列矯正というと、どうしても口を開けるとワイヤーが見える目立ちやすい状態を想像する方も多いかと思います。
実はそのイメージは昔のもので、現在では歯列矯正もさまざまな目立たない方法が開発されていることをご存知でしょうか?

透明または白色のブラケット+ホワイトワイヤー
一般的に矯正治療というと、歯の表側に銀色の留め具とワイヤーを装着した、特有の目立つ見た目を想像するかと思います。このような見た目の矯正装置を、表側矯正装置と呼んだりするのですが、表側矯正の装置には実は、透明または白色の装置もあります。
ホワイトブラケット、ホワイトワイヤーと呼ばれるこれらの装置は歯の色とよく馴染むため、通常の表側矯正装置よりも目立たずに矯正治療を行えます。
表側矯正装置はさまざまな矯正治療の方法の中でも、最も大きく歯を動かすことに長けており、歯並びが大きく乱れている方におすすめの治療法となります。

治療中の見た目
透明または白色のブラケット+ホワイトワイヤーで治療を行なった場合の見た目は、写真の通りです。はっきりと言ってしまえば、ある程度は見た目に矯正中だとわかってしまいます。
あくまでも表側のワイヤー矯正を従来よりも目立たずにできる、というものであって近くで見ても全くわからない、というわけではないのでその点は注意が必要です。
注意点
ホワイトワイヤーは白く塗装を施しているものがあり、使用中に塗装が剥げてくることがあります。塗装が剥げると本来の銀色が見えて目だってしまうので、注意が必要です。
またホワイトワイヤーは塗装を施している分、通常のワイヤーよりもわずかに太くなります。そのため通常のワイヤーと比べて歯にかかる圧力が少なくなり、治療期間が伸びてしまう可能性があります。

裏側矯正
最も一般的な矯正治療である表側矯正で使用する、ワイヤーと留め具を歯の裏側に装着することで、周囲から見えないように治療を行えるのが裏側矯正です。
裏側矯正は高い技術を求められるため、対応できる医院は少なくなりますが、表側矯正と同様にワイヤーの強い力で歯を動かすため、さまざまな症例に対応しやすいという強みもあります。
裏側矯正は、特に前歯の矯正治療や、出っ歯を引っ込めるような矯正治療を得意としています。
治療中の見た目
写真のように、歯の裏側に装置を装着するため、大きく口を開けたところを、真上や真下から覗き込まない限り、装置が目に触れることはほとんどありません。ごく自然な見た目を実現できると思ってよいでしょう。
注意点
裏側矯正は表側矯正で対応できる症例であれば、基本的にはほとんど全ての症例に対応が可能です。ただし、裏側矯正そのものが高い技術力を要する治療法のため、歯科医師によっては対応していない場合もあります。
また裏側矯正は歯の裏側に矯正器具を装着するため、舌が矯正器具に触れ続けて傷ついてしまい、強い痛みを生じることがあります。患者様によっては、痛みに耐えかねて途中で治療を断念し、表側矯正や後述するマウスピース矯正に切り替える場合もあります。その場合は2つの治療分の費用がかかってしまうため、要注意です。

マウスピース矯正
ホワイトワイヤーを使用した表側矯正や裏側矯正といった、ワイヤー矯正と大きく異なるのが、マウスピース矯正です。
表側矯正や裏側矯正では、ワイヤーの引っ張る力で歯を動かしていたのに対して、マウスピース矯正では現在の歯並びと微妙に異なるマウスピースを装着することで歯をわずかに動かし、徐々に最終的な理想の歯並びの形状のマウスピースに付け替えていくことで、歯列を矯正する装置です。
透明で目立ちにくいマウスピースを使用し、着脱ができるため、気軽に取り組める矯正治療として高い人気を博しています。
治療中の見た目
写真の通り、透明のマウスピースを装着するため、ほとんど見た目には矯正中であることが分かりません。一例として、当院で採用しているインビザラインであれば、同居の家族にすら矯正中だと気付かれなかった、という患者様もおられるほどです。
またマウスピース矯正は一時的にマウスピースを着脱することができるので、万が一にも矯正治療中だと知られたくない場合は、その時だけマウスピースを外しておく、という選択肢もあります。
注意点
インビザラインを含むマウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べると少し対応できる症例が少なくなってしまいます。抜歯が必要な症例や、歯を大きく移動させる必要がある症例の場合は、マウスピースだけで治療を完結できない場合も。
ただしワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用することは可能です。最初はワイヤー矯正で大きく歯を動かし、細かな調整はマウスピース矯正で行うことで、治療期間を短縮し、ワイヤーを装着する期間を短くすることができます。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.03.15更新

部分矯正

部分矯正をする主な年齢やタイミングは?
進学、就職、成人式、結婚式などの様々なライフイベントのタイミングで部分矯正を受ける方が多いので、ご説明します。

高校2年~3年生
高校卒業後の進路が決まり、大学デビュー等の新しい環境での生活に向けての準備として歯並びを治療する人もいます。

20歳前後
成人式で写真を撮るにあたって歯並びをきれいにしたい人や、海外留学に行く前に歯並びを治療したいという人もいます。大人の矯正治療は20代の人が最も多いです。

大学3年~4年生
就職活動に向けて、履歴書や面接での印象を良くしたいという人や、就職が決まって社会人になる前に歯並びを治したいという人もいます。

社会人2年~3年目
仕事が少し落ち着き、美容や健康にある程度自由にお金を使えるようになったタイミングで歯列矯正を検討する人も多いです。

結婚が決まった時
女性に多いのが、結婚式への準備の一つとして部分矯正をするケースです。全体矯正では2~3年もかかりますが、部分矯正なら結婚式に間に合います。

出産した後
出産後、職場復帰までの家にいる間に歯並びをきれいに整えたいというニーズがあります。

子供の幼稚園受験、小学校受験
両親の面談のある幼稚園受験や小学校受験に向けて、少しでも印象を良くしたいと歯並びを整えるお母さんもいます。

30代半ば~40代
アンチエイジングや美容への関心が高まる時期で、歯並びが気になっていたけれど今まで治療するタイミングがなかった人が、矯正治療を始めることがあります。子供の矯正治療に合わせて自分も矯正をする人もいます。

50代~60代
歯並びが長年気になっていたので、部分矯正ならやってみたいという人が治療を始めるタイミングです。重度の歯周病にかかっていなければ治療は可能です。
全ての年代に共通して、一度矯正治療を受けたけれど、何年かたって歯並びが後戻りしたので、再治療したいというニーズがあります。後戻りの治療は全体矯正ではなく、部分矯正で可能な場合が多いです。

部分矯正と全体矯正は何が違うの?
部分矯正では、2~8本程度の限定的な歯の矯正を行いますが、全体矯正では全ての歯を動かし、噛み合わせも整えることができます。
また、部分矯正では基本的に抜歯矯正は行いませんので、歯を大きく動かすことが出来ません。そのため、部分矯正で治療可能なのは、軽度のすきっ歯、出っ歯(上顎前突)やガタガタ(叢生)、受け口(反対咬合)等となります。
全体矯正では抜歯矯正を行うことが多く、出っ歯や受け口を大きく引っ込めたり、八重歯を治すことも可能です。
しかし、骨格性の出っ歯や受け口の場合は、歯を動かす治療だけでは口元の突出感を失くすことができませんので、外科矯正の適用となります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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