COCOブログ

2025.05.22更新

乳歯の歯並びが悪いことによる影響

乳歯の歯並びが悪いと起こる影響

・永久歯に影響が出る
乳歯が乱れていると永久歯の生え替わりにも支障が出ることがあります。先天性欠如(歯の本数不足)や癒合歯(隣同士の歯がくっつく)を伴う場合は特に注意が必要です。

・むし歯・歯周病のリスク増大
デコボコした歯並びは磨き残しが多く、むし歯や歯周病を招きやすくなります。

・滑舌への影響
出っ歯・受け口・すきっ歯などがあると息が漏れ、正確な発音が難しくなります。

・顎関節症になりやすい
噛み合わせのアンバランスは口まわりの筋肉発達を阻害し、顎関節症を招くリスクが高まります。

ケース 特徴 推奨対応
・出っ歯(上顎前突) 上の前歯が前方へ突出 6歳ごろに歯科相談。指しゃぶり・口呼吸・舌癖の改善が大切

・受け口(下顎前突) 下の前歯が上の前歯より前へ 3〜5歳で早期受診。骨格由来が多く、放置すると外科的治療が必要になる場合あり

・すきっ歯 歯間に空隙がある 乳歯期は永久歯の萌出スペースになることが多い。定期検診で経過観察

・前歯が斜め(ハの字) 乳前歯が斜めに生える 顎の成長で自然に整う例が多数。定期検診で様子見

歯並びを乱す主な原因と予防
・指しゃぶり 上顎前突・開咬 3歳以降は要注意。叱らず原因を一緒に考え、防止グッズや成功体験で改善

・口呼吸 出っ歯・叢生・開咬 鼻炎治療、口テープ、あいうべ体操で鼻呼吸を促進
・頬杖 顎変形・歯列不正 姿勢指導で頬杖習慣を改善
・舌癖 出っ歯・開咬 正しい舌位を指導し、舌・口周りの筋トレを実践
・爪/唇かみ 上顎前突・下顎前突 ストレス確認、苦味マニキュアや爪切りでサポート

歯並びは遺伝する?
骨格や顎の大きさ、歯の形・本数は遺伝的要素が大きいものの、生活習慣の影響も大です。親の歯並びが良くても、日常の癖で乱れることがあるため注意が必要です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.05.15更新

出っ歯はほうれい線の原因

「出っ歯が気になる、直したい!」と思ったことのある方なら、一度は歯科矯正を検討した経験があるでしょう。歯科矯正で「若返った」という嬉しい話を耳にする一方で、「かえって老けた」という声もあるのが現実です。見た目を改善したいのに、逆に悩みが増えないよう、原因と対策を確認していきましょう。

ほうれい線ができる原因とは

年齢とともに気になり始める顔のシワ、とりわけ悩みが深いのが口元のほうれい線です。ほうれい線の有無で顔の印象は大きく変わります。では、その主な原因を見てみましょう。

加齢による頬のたるみ
年齢を重ねると頬のハリが低下し、重力に抗しきれずに下がります。その結果、ほうれい線が目立つようになります。さらに表情筋が衰えると、シワは一層深くなります。特に「口輪筋」と「頬骨筋」の衰えが大きく影響します。表情筋をあまり使わない人に起こりやすい現象です。

歯並びが悪い
歯並び、とくに前歯の突出(出っ歯)があると、ほうれい線ができやすいといわれます。前歯を上唇で覆うクセがつき、皮膚にシワが刻まれやすいからです。加えて出っ歯が原因で口呼吸が習慣化すると、口周りの筋力が低下し、ほうれい線が深くなる場合があります。

噛み合わせが悪い
出っ歯などで噛み合わせが崩れると、片側に負担がかかって顎が歪み、ほうれい線が際立って見えることがあります。また筋肉の緊張が続くとシワが強調されます。ただし噛み合わせが良い人でもシワが一切できないわけではありません。

歯科矯正での変化は?

歯並びを直す歯科矯正は、ほうれい線にどんな影響を与えるのでしょうか。

目立たなくなるパターン
歯並びを気にして笑顔を控えていた人が、矯正後に自信を得て表情筋をよく使うようになると、筋肉が鍛えられてシワが薄く見えることがあります。また突出していた口元が引っ込み、頬との境目が自然になり、ほうれい線が目立たなくなるケースもあります。これらは間接的に改善した例といえるでしょう。

目立ちやすくなるパターン
口元の突出が軽度なのに抜歯で唇を下げすぎると、「ほうれい線が濃くなった」「老けて見える」と感じる場合があります。あるいは前歯の突出が解消して唇に余裕ができ、皮膚がたるんでシワが浮き出るケースも。ただし抜歯=シワが増える、とは限りません。

ほうれい線を防ぐには

歯科矯正は本来、歯並びの改善や虫歯リスクの低減が目的です。ほうれい線に劇的に影響するわけではないため、次の方法も併せて取り入れましょう。

専門医の診断を受ける
矯正前に横顔や噛み合わせを評価してもらい、適切なゴールを設定しましょう。歯並び以外が原因の可能性もあるため、美容皮膚科での相談も有効です。

左右均等に噛む
片側噛みが癖になると顔の筋肉バランスが崩れ、シワが偏ることがあります。食事は両側で噛むよう意識しましょう。

表情筋エクササイズ
表情筋の衰えを防ぐため、硬い物やガムを噛んだり、簡単なフェイストレーニングを習慣に。筋力低下を予防して重力に負けない顔を保ちます。

保湿を徹底する
乾燥はシワを深くします。保湿ケアで肌の水分を保ち、たるみやシワを予防しましょう。

紫外線対策を欠かさない
光老化はたるみを加速させます。日焼け止めや帽子、日傘などで日常的に紫外線を防ぎましょう。
歯科矯正は笑顔に自信をもたらす一方、ほうれい線への影響はケースバイケースです。正しい診断と生活習慣の見直しで、若々しい口元を目指しましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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