COCOブログ

2024.02.22更新

前歯がねじれている場合は部分矯正で治る?

部分矯正で前歯のねじれを治す方法
ワイヤー矯正で前歯のねじれを治す
ワイヤー矯正は歯にワイヤーとブラケットをつけて行う矯正治療です。
前歯の表側に矯正装置をつける「ワイヤー矯正」と、歯の裏側に装置を付ける「裏側矯正」があります。
裏側矯正は人から見えませんが、装置が舌にあたったり、慣れるまでは発音がしにくい、喋りにくいなどのデメリットもあります。
部分矯正では前歯の8本にブラケットを付けます。

マウスピース矯正で前歯のねじれを治す
マウスピース矯正でも部分矯正を行うことが出来ます。
マウスピース矯正は透明なプラスチックで出来ているため、目立ちません。当院ではインビザラインという名前の装置を使用しています。
1日22時間マウスピースを装着して、2週間程度で次のマウスピースに交換していきます。食事や歯磨きの時にはマウスピースを外して行います。

部分矯正ではディスキングを行うことがあります
歯がガタガタになったりねじれたりする原因は、顎骨が小さくて歯が一列に並びきらないということです。
子供の矯正では顎骨が大きく成長するような装置を使用しますが、大人はもう成長が止まってしまっているため、顎の大きさは殆ど変えられません。
大人の歯並びをきれいにするためには、歯を動かすためのスペースが必要になります。ディスキングとは、前歯の両端を0.25ミリ~0.5ミリ程度削って、歯を動かすためのスペースを作ることをいいます。
エナメル質は通常1.5ミリくらいの厚さがありますので、ディスキングでは知覚過敏を起こさない程度に僅かに歯を削り、削った結果出来たスペースを利用して部分矯正を行っていきます。

部分矯正で治る範囲と治らない範囲
前歯の部分矯正
前歯の1本だけ前に出ている、捻じれているなど、前歯の歯並びを部分的に治すというもの。

奥歯が傾いているのを治す部分矯正
親知らずが斜めに生えてくると、奥歯が押されて傾いたり、歯列から飛び出したりといったことが起こります。部分矯正で奥歯の傾きを治すことが出来ます。(親知らずは抜歯する必要がある場合が多いです)

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.02.15更新

部分矯正の期間はどのくらい?

部分矯正にかかる期間
「前歯のみ」の部分矯正は最短3ヶ月、長くても1年程度での治療ができます。
治療期間が3ヶ月で済む場合は、元々の歯並びが比較的キレイな状態の方です。
歯を動かす距離が短く、微調整で整えられる場合は短期間で済みます。
治療期間が1年程度必要な場合は、元々の歯並びが整っていない方です。
歯を動かす距離が大きい場合は、移動させるために時間がかかるため、治療期間が長くなります。

部分矯正は「歯を動かす期間」と「歯を固定する期間」にわかれる
部分矯正は、「歯を動かす期間」と「移動させた歯を固定する期間」にわかれます。

歯を動かす期間
歯を動かす期間は、矯正装置を装着して、実際に歯を動かす期間のことです。
一般的に言われる矯正期間は「歯を動かす期間」を指します。
歯を動かす期間は、さまざまな要因によって差が生まれます。

矯正装置の種類
・患者様の歯の状態
・患者様の年齢
たとえば、矯正装置の種類には、ワイヤー矯正やマイスピース矯正といった装置があります。
仮に全く同じ症状で期間を比べたときは、ワイヤー矯正よりもマウスピース矯正のほうが治療期間が長くなります。
具体的な治療期間に関しては、医師による診察結果をもとに判断されるため、初回相談の際に聞いてみましょう。

保定期間
保定期間とは、動かした歯を特定の場所に固定されるための期間です。
部分矯正で歯を動かしたあとに、何もせず放置していると、元の位置に戻ろうとします。
この現象を「歯の後戻り」といいます。
治療完了直後は、歯周組織が不安定になっているため、歯が動きやすいです。
後戻りを防ぐために、リテーナーと言われる保定装置を使って、歯を固定して後戻りを防ぎます。
保定期間は、1年~2年です。
保定期間の前半(半年~1年)は1日中リテーナーを装着し、後半(1年半~2年目)は1日のうち数時間の装着時間に減らすことができます。
歯が理想とする位置に動いた安心感からリテーナーの装着をサボってしまう方も多いです。
歯並びが整ったからといって油断すると、すぐ元の位置に戻ってしまいます。
保定期間も治療期間中だと考えておくことが大事です。

リテーナーの種類
リテーナーには固定式と可動式があります。
固定式のリテーナーは歯の裏側部分にワイヤーで固定させるタイプの器具です。
後戻りを防ぐ効果は高いですが、自由に取り外しができないため、不便に感じる方もいます。
可動式のリテーナーはワイヤーとプレートで歯に挟むタイプと、透明なマウスピース型があります。
固定式と比べて効果に違いはありませんが、自由に外すことができるため、装着をサボると後戻りが起きやすいです。
自己管理を徹底できる方であれば、可動式のリテーナーのほうが、歯のケアをしっかり行うことができ、虫歯や歯周病予防もおこなえるでしょう。

部分矯正の期間が短い理由
部分矯正の期間が短い理由は、歯の構造にあります。
前歯の根っこは1本、奥歯の根っこは2~4本となっています。
そのため、前歯よりも奥歯のほうが、歯茎の中の根っこ部分が頑丈です。
矯正においては、前歯のほうが動かしやすいため、矯正治療の期間が短くなります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.02.08更新

親知らずと歯並びの関係とは?

親知らずと歯並びの関係
親知らずは、歯並びに影響を与える可能性があるため注意が必要です。
親知らずは、永久歯が生えそろったあとに生えてくる歯です。したがって、永久歯が生えたての頃は歯並びがきれいだったのにもかかわらず、親知らずによって歯並びが崩れてしまうケースもあるとされています。
とくに顎が小さい方の場合、親知らずが生えてくることで歯のアーチが圧迫されてしまいます。狭い歯列に親知らずという新たな歯が生えてくることで、歯列に歯が収まりきらなくなれば、歯同士が重なってしまうことにもつながるでしょう。
また、親知らずの生えるスペースが少ないと、親知らず自体の向きが正常でなくなるケースもあります。きれいな向きで生えてこられず、横や斜めに傾いた状態で生えてくるということです。
横向きや斜め向きで生えてきた場合も、ほかの歯を圧迫するため、次第に歯並び全体が悪くなっていく可能性があります。

歯並び以外にも親知らずが与える影響
親知らずの影響①:噛み合わせ
1つ目に挙げられるのが、噛み合わせです。親知らずは、上下左右で最大4つ生える可能性のある歯です。
すべて生えるとは限らないため、場合によっては「上の左の奥にだけ親知らずがある」というように一部の親知らずのみが生えるケースもあります。一部のみ生えてきた場合、噛み合わせが悪くなり、食べ物を噛みにくくなることにもつながります。

親知らずの影響②:虫歯や歯周病などのリスク
続いて挙げられるのが、虫歯や歯周病などのリスクです。親知らずは、歯磨きの際にブラッシングしにくい位置に生えてきます。親知らずのブラッシングが不十分となることで、虫歯や歯周病にかかるリスクも上昇しやすくなります。

親知らずの影響③:痛み・腫れ
続いて挙げられるのは、痛み・腫れです。前述のとおり、親知らずがあると虫歯や歯周病にかかりやすくなるため、疾患によって歯が痛む可能性が高まります。
また、親知らずは本来歯が生えない場所に生えてくる歯でもあります。不自然な場所に歯が生えることで、周りの歯や骨、歯茎を圧迫し、痛みにつながってくるケースもあるでしょう。

親知らずの影響④:口内炎
続いては、口内炎です。親知らずの生え方が正常でないと、親知らずによって頬の粘膜が刺激され、口内炎につながるケースがあります。
また「上の奥歯は親知らずが生えているが、下の奥歯には生えていない」といった片方だけ生えているケースの場合、片方の親知らずによってもう片方の歯茎を噛んでしまうことが多くなります。
親知らずで何度も歯茎を噛んでいるうちに口内炎となり、痛みを引き起こしてしまうケースも考えられるでしょう。

親知らずの影響⑤:口臭
親知らずがあると、口臭を引き起こすケースもあります。口臭につながるケースの1つ目は、歯と歯の間に食べ物が挟まった場合です。親知らずが横向きや斜め向きで生えている場合、親知らずと1つ手前にある歯との間に食べ物が詰まった際、歯ブラシで取り出すのが困難になります。食べ物が詰まったままになると、やがて腐敗して悪臭を放つようになり、口臭へとつながるのです。
口臭につながるケースの2つ目として、歯肉から中途半端に親知らずが出ている場合が挙げられます。このケースの場合、歯肉と親知らずの間に食べ物が詰まりやすくなります。すると先ほど同様に、掻き出されなかった食べ物が腐敗して悪臭を放ちやすくなるのです。

そもそもなぜ親知らずは生えるの?
親知らずが生える理由は、昔と今の食習慣の違いにあります。昔の人々は、動物の生肉や穀物、木の実といった硬い食物を中心に食べていました。硬いものを中心に多く摂取していたため、顎の骨が今よりも発達しており、親知らずが入るためのスペースも十分に確保されていました。
しかし現在では、昔よりも柔らかいものを多く食べるようになっています。結果、昔よりも「食べ物をよく噛む」という習慣が少なくなり、顎が発達しにくくなりました。顎が昔ほど発達しなくなったことで、親知らずの生えるスペースがなくなり、異常な形で生えやすくなったのです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.01.29更新

偏位(へんい)とは?

偏位とはどのような症状ですか?
偏位(へんい)とは、顎(あご)の位置・骨格・歯の中心が正常値よりもずれている状態です。
偏位の中でも顎の位置がずれている状態を「顎偏位(がくへんい)」「顎偏位症(がくへんいしょう)」と呼び、下の顎の位置(顎位)が左右どちらかに偏っている状態を「下顎偏位(かがくへんい)」と呼びます。
顎が偏る量は、数ミクロンから数mm単位です。わずかなずれであっても、さまざまな症状を誘発することがあります。
他にも、歯列が左右にずれている「偏位咬合(へんいこうごう」というものもあります。

偏位咬合とはどのような症状ですか?
偏位咬合とは、上の歯列または下の歯列(あるいは両方)が、左右にずれている咬合のことです。左右にずれることから「左右偏位」とも呼ばれます。
上下の前歯の中心が左右どちらかにずれる原因は、歯のずれによるものと顎のずれや歪みによるものがあります。

顎偏位と顎変形症の違いはなんですか?
顎偏位とは顎の位置がずれている状態を指し、顎変形症とは顎の形や大きさの異常を指します。幼少のころから顎偏位であった場合、放置すると顎の形や大きさに影響を及ぼし顎変形症を誘発しやすいです。
口を開け閉めするとカクカク音がする・口が開けづらいなど「顎関節症(がくかんせつしょう)」の症状が現れることもあります。反対に、顎関節症が原因で下顎の位置がずれ、偏位になることもあります。

偏位の原因を教えてください
偏位は、骨格の問題・歯の問題・悪習慣などさまざまな原因によって起こります。それぞれの問題による原因の詳細は以下のとおりです。

【骨格の問題】上下の顎の骨、大きさ、形のずれや、顎関節の骨の大きさやずれ
【歯の問題】歯が生まれつき無い状態(先天性欠損)や、歯が歯ぐきに埋まっている状態(埋伏歯)、歯が生える位置の異常などによる左右のバランスの崩れ
【悪習慣】頬杖をつく癖や、習慣的な姿勢の悪さなどによる顎や歯のずれ
顎の位置(顎位)を決める要素には、上下の歯が噛み合っているときの「咬合位(こうごうい)」と、顎関節が安定しているときの「顆頭位(かとうい)」、筋肉がリラックスしているときの「筋肉位(きんにくい)」があります。この3つの位置が崩れることにより偏位が起こります。
咬合位・顆頭位・筋肉位の偏位が許容範囲内であれば症状は現れないことが多く、許容範囲を大きく超えると歯や顎の痛みなどの症状が強く現れることが多いです。 このように偏位にはさまざまな要因があるため、慎重に診断することが大切となります。

偏位の検査・治療方法
偏位の検査方法を教えてください
顎全体をエックス線撮影できるパノラマレントゲン検査や、口腔内・顔の写真撮影、顎の動きの検査、問診、筋触診、セファログラム(頭部エックス線規格写真)などを行います。
歯科医院により検査方法は異なり、より精密な検査が必要な場合はCTやMRIなどの検査をすることもあります。必要な検査をきちんとして、適切な治療計画をたてることが大切です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.01.22更新

八重歯は部分矯正できる?

八重歯があるとチャームポイントにもなるので、ネガティブなイメージを持つ方は多くないでしょう。
しかし、八重歯は愛嬌があるイメージを与える反面、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

八重歯の部分矯正ができるケース
八重歯の部分矯正は誰でもできるわけではありません。ここでは、部分矯正ができるケースをご紹介します。

八重歯以外の歯並びに問題がない
八重歯に限らず部分矯正は、歯並びに問題がない場合にしか行えません。そもそも八重歯はスペースがないところに生えてきてしまった犬歯で、ねじれたり重なったりして生えてきます。
少しのねじれや重なりであれば部分矯正が可能なことがありますが、重度の場合は部分矯正できません。
ガタガタが重度だったり歯列が出っ歯だったりする方も、部分矯正後に後戻りする可能性があるため施術できないでしょう。
歯並びに問題がある方が八重歯を部分矯正すると、後戻りしやすいだけでなく健康な歯に力が加わりすぎてしまうことがあります。

歯が移動するスペースを作れる
部分矯正の場合、歯列拡大ができなかったり抜歯を行えなかったりするので、歯を移動するスペースがないといけません。
歯にヤスリをかけてスキマを作るIPRは、1つの歯間につき0.5mmまでしか削れないといわれています。親知らず・奥歯を除いた歯列の全歯間をIPRで0.5mmずつ削ると、片顎5.5mmとなるでしょう。
そのため、八重歯を5.5mm以上移動させなければいけないケースでは、部分矯正を断られる可能性が高いです。
部分矯正でも抜歯をすることはありますが、状態によっては抜歯する選択肢が選べません。抜歯することでスペースが確保されるものの、抜いたことでスペースが余ってしまい、すきっ歯になる可能性があるからです。

前歯の噛み合わせが深くなっていない
上の歯が下の歯に2mmほど重なっているくらいの深さが正常な噛み合わせです。噛み合わせが悪く下の歯が見えない過蓋咬合の状態では部分矯正ができません。
これは、顎の骨格バランスに問題があることが多く、部分矯正では改善できないためです。また、過蓋咬合の場合、部分矯正したとしても後戻りする可能性が高くなります。
後戻り防止のための器具もありますが、噛み合わせが深いと装着できません。
前歯の噛み合わせが深い場合以外でも、不正咬合の方は軽度であれば部分矯正できますが、重度の場合は全体矯正になることが多いと覚えておきましょう。

八重歯を矯正するメリット
むし歯や歯周病を予防できる
八重歯は隣接する歯と重なっているため、隣の歯が後退している状態です。そのため、歯ブラシやデンタルフロスでは汚れが落しきれず蓄積してしまいます。
食べカスを放置してしまうと細菌が増え、むし歯や歯周病が進行します。また、八重歯が生えている方の多くが口が閉じられないために、口呼吸になりがちです。
口呼吸は唾液が乾いてしまい、細菌が繁殖しやすい状態になります。これもむし歯や歯周病の原因です。
むし歯や歯周病は治療せずにいると、全身に細菌が回ったり顎の骨が腐ったりと進行するほど症状が深刻になっていきます。
そのため、むし歯や歯周病のリスクを減らすためにも、八重歯を矯正して正常な歯並びにしましょう。
正常な歯並びにすれば、適切なブラッシングやフロッシングによる日々のケアで歯の磨き残しが少なくなります。

口内の傷や口内炎が減少する可能性がある
八重歯がある方は、歯が口の外側に突き出ている状態です。そのため、突き出た部分が唇の内側を傷つけてしまい口内炎が発生しやすくなります。
また、歯が正常な位置から外れ、口の粘膜を継続的に刺激すると稀に口腔ガンの原因となることもあるので注意しなければなりません。
八重歯があって口内炎ができやすいと感じている方は、ガンのリスクを下げるためにも矯正治療を検討しましょう。
口内の傷や口内炎ができやすいと、食事をすることが億劫になり栄養不足に陥ってしまいます。こうなると、口内炎は治癒するまでに時間がかかるといった悪循環になりかねません。
食事の仕方に気を遣っていても、根本から治療しなければ解決できません。口内炎のストレスから解放されるためにも、八重歯の治療を行うことがおすすめです。

コンプレックスを解消できる
八重歯はチャームポイントではなく、コンプレックスの1つと思っている方も多いでしょう。
健康志向が強まった現在では、噛み合わせや口内炎などの解消だけでなく、見た目の悪さを感じる方が増えてきました。
「八重歯があることで歯を出して笑えない」と悩んでいる方だけでなく、顔つきに悩む方も多いです。
八重歯は歯の配置よりも外側に突き出ているため、この部分の頬が外側に膨らんでしまいます。口の端の頬が膨らむことで、顔の外観が小動物のように見えることもあるでしょう。
八重歯を治療することで、歯を見せやすくなる・笑顔に抵抗がなくなる・顔の輪郭が変化するといった効果があります。これによってコンプレックスの解消につながるでしょう。

噛み合わせが改善できる
そもそも犬歯は噛み合わせをサポートして、歯列にかかる圧力を分散させる役割があります。
しかし、八重歯があると上下の犬歯が噛み合わず、他の歯に大きな負担がかかって歯の寿命を縮めてしまいます。
噛み合わせが悪いとむし歯・歯周病・知覚過敏・顎関節症などのリスクがあるため、改善することを検討しましょう。
八重歯による噛み合わせを改善すると、食事をしっかり噛めるため、消化がよくなることで胃への負担も軽減されます。ただし、八重歯での噛み合わせ改善は一部しかできません。
顎の骨格バランスや出っ歯など全体的に歯列矯正をしなければならないケースでは、部分矯正による噛み合わせ改善ができないのです。
この判断は素人ではできないので、歯科医師に相談して部分矯正か全体矯正かを見極めてもらいましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.01.15更新

歯軋り

「歯ぎしりで歯並びが悪くなる」って噂は本当?
歯ぎしりによって歯にかかる負担は大きく、特に睡眠時は無意識化のため、50~100キログラムほどの力が歯にかかります。対して、矯正治療で歯を動かす力は数十~300グラムほどですので、矯正に必要な力の300倍近い力が歯ぎしりによって発生することとなります。
また、歯ぎしりによる強い力がかかると歯のすり減りが起き、このすり減りによって歯の表面にあるエナメル質が削られてしいます。
日常的に強い歯ぎしりが起こっていると歯の大きさが変わったり、歯の向きが変わったり、歯が移動するので結果として歯並びが悪くなることがあります。

歯ぎしりの原因は何?
歯ぎしりをする原因には様々なものがありますが、ストレスや飲酒などの関与が指摘されています。なぜかというと、夜間の歯ぎしりは浅い眠りの時に起こりやすくなります。アルコールや煙草、カフェインを寝る前に接種すると浅い眠りの時間が増えてしまうので、歯ぎしりをする原因に繋がるためです。
また、激しい運動や過度に集中しているときも無意識のうちに歯を強く噛みしめてしまいがちです。まれに歯並びの悪さが歯ぎしりに繋がる場合もあります。歯並びが悪いと噛み合わせが不安定になり、そのストレスで歯ぎしりをしやすくなります。
また、歯ぎしりによって歯や顎への負担が大きくなることで、歯並びに影響が出ることがあります。年齢に伴って歯並びが悪くなったように感じる方の場合、歯ぎしりや食いしばりで歯が長い間こうした負担を受けてきたことが原因かもしれません。

歯ぎしりの3つのパターン
ひとことに歯ぎしりと言っても3種類の歯ぎしりがあります。これらの歯ぎしりはどのような影響を与えるのでしょうか?

グラインディング
上下の歯をギリギリとこすり合わせるタイプの歯ぎしりです。主に寝ている時に無意識に行っていて自分でも気づかないことが多いのです。グラインディングの力が強い人や頻度が多い人は歯がすり減るだけでなく、歯が割れたり欠けたりしてしまいます。また、顎にも大きな負担がかかるので顎関節に影響がでます。

クレンチング
音をならさずに上下の歯を強く噛みしめるタイプの歯ぎしりです。グラインディングと一緒で寝ている時に無意識に行っていることが多いのですが、起きている時でもスマホなど他の動作に集中していると無意識に強く噛みしめている場合もあります。歯の痛みや歯の揺れ、肩こりなどが症状として現れきます。

タッピング
上下の歯を小刻みにカチカチと合わせるタイプの歯ぎしりです。グラインディング・クレンチングと比べると歯や顎に与える影響は少ないですが、タッピングを習慣的に行っていると歯が欠けたり、擦り減ったりすることがあります。

歯ぎしりは治療で良くなる?
歯が悪くなる前に歯ぎしりを治したいと考えても、何科の病院に行けばいいのか悩んでしまいますよね?そもそも自分で歯ぎしりをしている自覚がない人も多くいます。歯科医院は虫歯の治療だけでなく、歯ぎしりの治療もしてくれます。歯科医師がお口の中を診れば歯ぎしりをしているのか、治療が必要な歯ぎしりなのか診断してくれるので気軽に歯科医院に相談してみましょう。

歯科医院でできる歯ぎしり治療
スプリント療法
ナイトガードとも呼ばれるゴム製やプラスチック製のマウスピースを使った治療です。睡眠のときに使用し、顎の関節にかかる負担を軽減させます。歯よりも柔らかい素材を使用するので歯ぎしりによって削れてしまう歯の変わりにスプリントが削れることで歯を守ってくれます。

薬物療法による噛み合わせ治療
筋肉の疼痛性緊張を緩和させる薬を服用し、余分な力がかからないようにする治療方法です。ただし、常習性や副作用などの問題があることから長期間の使用ができず、一時的な使用になります。

インビザラインで噛み合わせを治す治療
歯並びが悪く、噛み合わせが良くないと一部分の歯に強い負担がかかってしまいます。負担がかかることで歯ぎしりをしてしまう場合は正常な噛み合わせにすると歯にかかる負担を最小限に抑えることができます。歯列矯正治療のインビザライン矯正はマウスピースを交換していくことで歯を動かして綺麗な歯並びにしていきます。

歯ぎしりを改善するセルフケア
歯科医院での治療も大切ですが、普段の生活での癖を意識して治すことが歯ぎしりの改善に繋がります。
何かに集中している時や、スポーツをしている時など無意識に上下の歯を合わせていることがあります。しかし、唇を閉じた状態でも上下の歯は噛み合わないのが正しいお口の状態になるので、意識して上下の歯が噛み合わないように日ごろから注意して生活してみましょう。

寝ている時に歯ぎしりが多くなってしまいます。しかし、意識して歯ぎしりを抑えることはできないので、寝る前にアルコールを多く飲んだり、カフェインの摂取を極力控え歯ぎしりの誘発を防ぎましょう。
顎に手を置いてほおづえをつくことも強い噛みしめに繋がるので肘をつくことも控えましょう。
歯ぎしりは長い時間をかけて少しずつ歯や顎に負担をかけていきます。歯ぎしりをしているかもと悩んでいる人は一度、歯科医院に気軽に相談してみましょう。早期に対応すると歯の割れや欠けを最小限で抑えることができます。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.12.29更新

インビザライン矯正中にやってはいけないこと

インビザラインをネットで調べると、失敗や後悔といったワードを見かけることがあると思います。インビザラインで現在、矯正を行っている方、これから矯正を始めようと思っている方へ、矯正に失敗しないためにやってはいけない事をまとめて見ました。

装着時間を守らない
インビザラインアライナーと言われるマウスピースを1日20時間以上付ける必要があります。取り外しが可能なインビザラインゆえに、装着せずに寝てしまったり、朝歯磨きをしたあとに、取り付けるのを忘れてそのまま外出してしまったりなど、1日の装着時間を守れないケースもあると思いますが、装着時間が守れないと計画通りに歯が動かずに、失敗してしまう場合があります。取り外しが出来ることは、インビザラインのメリットですが、反面、自己管理が必要です。万一そのようなケースが起こった場合の対処法などを歯医者さんに確認してみましょう。

マウスピースの交換期限を守らない
インビザラインは、微妙に形の違うマウスピースを一定期間ごとに交換して、少しずつ刃を動かしていきます。交換時期については担当の医師から指示があると思いますが、交換期限をきちんと守れないと、計画通りに歯が動かずに失敗してしまうことになるかもしれません。

アライナーを装着したまま食事を取らない
インビザラインの治療に慣れてくると、食事の度にアライナーを外すのが面倒になり、はめたまま食事を取られる方がいらっしゃるようです。食事ならまだしも、おやつなどを食べる際にもいちいちアライナーを外すのも面倒くさいというのも分からなくはないですが、アライナーをはめたまま食事を取ることは失敗の原因となります。
奥歯が沈んでいく
アライナーは通常、0.7mmほどの厚みがあります。上下の歯にアライナーを装着したまま奥歯を咬み合わせると2つのアライナーの厚み分の約1.4mm程度の厚みのあるものを噛んでいることになります。そのため、奥歯が骨に沈んでいくように力が加わることになります。アライナーを装着した状態で食事を取り、強くかみしめると、普通に食事を摂る負荷に加えて、アライナーの厚みの分の不可が多くかかり、奥歯が徐々に沈んでいきます。そうなると、アライナーを装着していない状態では奥歯が咬み合わない状態になることが考えられます。

アライナーが変形する
アライナーは弾力のある素材ですので、そう簡単には変形を起こすことはありませんが、咀嚼時には非常に強い力が加わります。咀嚼で歯を動かしているときには、アライナーと歯の間にわずかに隙間が生まれ、隙間のある部分に強い力が加われば、変形してもとに戻らなくなってしまう可能性もあります。アライナーが変形すれば、予定通り歯を動かすことが出来ずに、失敗してしまうことに繋がります。

歯とアライナーの間に食べカスが入る
咀嚼で歯を動かしているときには、アライナーと歯の間にわずかに隙間が生まれることに加え、場所によってはアライナーと歯の間にある程度隙間のある場所もあります。そういった場所に食べ物が入り込むと虫歯や歯肉炎などのトラブルの原因となります。

アライナーが変色する
アライナーを装着したまま濃い色の食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりした場合アライナーに色が付着してしまう場合があります。色が付着してしまうと逆に目立ってしまうこともあり、せっかくの目立たない透明マウスピースが台無しになってしまいます。水以外の飲み物を飲む場合もアライナーを外していただいた方が良いです。

歯の食いしばり
歯の食いしばりに関しても食事と同様です。歯を食いしばるときには、歯に非常に大きな負荷がかかります。アライナーを装着した状態で、強く歯を食いしばることはできるだけ避けてください。

アライナーが浮いている
インビザラインのブログやツイッター等を見ると、アライナーが浮いているというワードを見かけることがあります。インビザラインでの治療中アライナーが浮いた状態になっていると、計画通りに歯が動かなくなり失敗につながる可能性があります。ちゃんと歯が動いていれば問題ないですが、再度アライナーを作り直す必要がある場合もあります。1mm程度なら問題ない場合が多いですが、新しいアライナーをつけ始めて数日たっても5mm以上浮いているような場合は担当医に確認してみたほうが良いかもしれません。
若干浮いているような場合は、しっかりとはめるように試してみてください。ただ、その際、歯を思いっきり食いしばってはめようとするとアライナーが傷ついてしまうのでNGです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.12.22更新

インビザラインの失敗例7パターン

『インビザライン』はワイヤー矯正よりも痛みが少なく、通院の手間も少ないというメリットに目が行きがちですが、インビザライン矯正をする場合には失敗する可能性があることも視野に入れておかなければなりません。
失敗する原因は全て医師のせいにあると考えずに、自分自身でもリスクを極力避けられるよう注意しましょう。


失敗例①:歯根が露出した
矯正によって無理な力を歯にかけることで過剰な歯槽骨(しそうこつ)の吸収を引き起こすことが、歯肉退縮につながり歯根が露出してしまうのです。
歯根が露出すると『ブラックトライアングル』という隙間が形成されてしまうリスクもあり、そうなるとそれを目立たなくするためのさらなる治療が必要になることがあります。
デジタルの治療計画では自由に歯を動かすことが可能ですが、実際のところ歯を支える歯槽骨がない場合や無理な計画をたてた場合にはこのような失敗が起こることが考えられます。

失敗例②:歯列の悪さが悪化した
インビザライン矯正治療は歯列や噛み合わせを良くするための矯正ですが、反対に歯列の悪さが悪化してしまうケースもあります。
特に多く見られるのが正中(口の中心)が合わないケースです。
気になっていた八重歯や出っ歯は綺麗に矯正されて気にならなくなったけど、正中が合わずうまく噛み合わない失敗例が多くあります。
意外とインビザライン矯正が終わるまで気がつかない人も多いようなので、注意が必要です。

失敗例③:噛み合わせが悪化した
また、インビザライン矯正治療で噛み合わせが悪化してしまうケースもあります。
歯科矯正治療とは不正咬合を正して、顎・口腔機能と審美性(見た目)の向上を求めることであり、本来ならば審美性だけが向上して不正咬合が治らないことはありません。
しかし、歯科医師が計画した治療計画やマウスピースに問題があった場合は歯並びだけが良くなり、噛み合わせがより悪化してしまうケースもあるのです。

失敗例④:虫歯・歯周病になった
気をつけたいのがインビザライン矯正治療がきっかけで、虫歯や歯周病になってしまうケースもあります。
その原因は口の中が不衛生な状態になってしまうことで、要因は以下のようなことが考えられます。
・長時間のマウスピース着用
・マウスピースの衛生管理不足
・マウスピースをつけたままの食事
・歯磨きなど口腔内ケア不足
虫歯や歯周病になったと発覚した場合にはそちらの治療が優先されるため、矯正も当初予定していた期間より伸びます。
矯正歯科医院では虫歯や歯周病の治療を実施していない場合もあり、その際は一般歯科で治療を受けなくてはならないので手間がかかりますね。
もし虫歯や歯周病の治療に時間がかかりマウスピースが合わなくなった場合には型取りから・・・といったケースもあります。

失敗例⑤:歯を削りすぎて治療に時間がかかった
インビザライン矯正治療の際、歯を削りすぎたことで本来予定していた治療期間以上に時間が必要になるケースもあります。
矯正治療のなかには歯が動くスペースを確保する一つの方法として、IPR(ヤスリで歯を削る方法)でスペースを確保する場合があります。
この際に『必要以上に隙間をあけてしまったケース』では、予定していた矯正期間では全ての歯が動かなかったりマウスピースの枚数を増やさなければいけなかったりする場合もあります。

失敗例⑥:抜歯で倒れこんだ歯をリカバリーできなかった
インビザライン矯正治療では抜歯で倒れこんだ歯をリカバリーできなかったというケースもあります。
矯正治療には抜歯を伴うこともあり、そうすると奥歯が前に倒れこむリスクがあります。
特にインビザラインでは歯の上にマウスピースが覆いかぶさるので、ただでさえ倒れやすい歯が上からマウスピースに押されてさらに倒れやすくなります。
そのようにして倒れた歯はマウスピースからズレてしまい、矯正治療がうまく進まなくなるのです。
また、奥歯の倒れこみをリカバリーしきれない場合には、結果的にワイヤー矯正との併用が必要になるケースもあるので、抜歯をする際は歯科医師とよく相談すべきです。

失敗例⑦:歯列矯正の効果が薄かった
インビザライン矯正治療では歯列矯正の効果が薄かったと感じるケースもあるようです。

歯列矯正の効果が低い要因
・保定装置をしっかり装着せず後戻りした
・マウスピースを順番通り装着しなかった
・全てのマウスピースを装着しなかった
・一日20時間以上の装着時間がなかった
・途中で虫歯や歯周病になった
上記の原因にはルールを守らなかった場合や歯の後戻りを保定装置をしっかりつけずに後戻りしてしまった場合などが考えられます。
『矯正の効果が薄いと感じるケース』は医師だけの問題ではなく矯正する患者様に問題があるケースも多くあります。
せっかく矯正治療をするのであれば、決められたルールや期間を守ってその治療効果が最大限に発揮されるよう努力していただくことも必要です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.12.15更新

遺伝するのは歯並びではなく骨格です

遺伝

自分の歯並びが子どもに影響するのでは?と、心配になる親御さんも多いかと思います。特に親御さん自身が矯正治療を経験されていると、なおさら大切なお子さんの歯並びが気になることでしょう。
親御さんとお子さんの歯並びが似ているというのは、決して珍しいことではありません。
それは、顎の形や顔と顎のバランスといった歯並びに影響を与える骨格の遺伝子情報が子どもに受け継がれ、結果的に親御さんと似ている歯並びが形成されるからです。
持って生まれた骨格を変えることは難しいですが、歯並びには後天的な要因も大きく関係しています。まずは歯並びを悪くする習慣や癖が定着していないかを確認してみることも、綺麗な歯並びを手に入れる近道になります。

遺伝しやすい歯並びはありますか?

歯並び

骨格が影響している歯並びは、つまり遺伝しやすい歯並びと言えます。骨格が大きく関係する歯並びには以下のものがあります。

叢生(そうせい)
乱ぐい歯や八重歯など、歯並びが不規則に並んでいるのが叢生です。例えば、八重歯も不正咬合の一種で叢生に分類されます。ガタガタの歯並びは顎の骨が小さいために歯が綺麗に並ばずはみ出てしまうことが原因の一つですが、これは遺伝による骨格の要素が影響していると言えます。

上顎前突(出っ歯)
噛み合わせた時に上の歯が下の歯よりも大きく前に出ている不正咬合のことです。骨格に原因があることが多く、遺伝的な要素も強い歯並びです。

反対咬合(受け口)
噛み合わせたときに下の歯が上の歯より出ている噛み合わせのことです。骨格的な要因により受け口になっていることがあるため、遺伝的な要素があると言えます。また、骨格が原因で受け口になっている場合は、矯正だけでは完全に治すことが難しい場合もあります。

歯並びを悪くする生活習慣
骨格の遺伝だけではなく、家族で同じ生活スタイルで過ごしていくことで積み重なっていく生活習慣も、歯並びに影響する要素の一つと考えられます。
柔らかいものを好んで食べる
食べやすいからといって柔らかいものばかりを食べていると、噛む回数が少なくなります。また噛むための顎の力も弱まるため、顎と筋肉のバランスが崩れ健全に成長できなくなります。顎が小さいままでは歯が並ぶスペースを十分に確保できず、歯並びにも悪影響を及ぼします。

指しゃぶり
小さなお子様によく見られる指しゃぶりも、歯並びを悪くする癖の一つです。指しゃぶりが癖になると、前歯に常に負荷がかかっている状態になるため、出っ歯になる可能性が高くなります。

爪を噛む
爪を噛むことが癖になっていると固い爪を噛むために口全体を噛みしめることになり、歯に余計な負荷がかかります。そのため、無理な噛みしめは歯並びに影響します。

頬杖をつく
頬杖をすると手を添えている方の歯に、外部からの負荷がかかります。また、頬杖をよくついている方の歯がだんだんとV字型に傾いてきてしまいます。

口で呼吸する
鼻ではなく口で呼吸することが日常になっていると、下顎が下がった状態になります。そうすると、無意識に舌の位置が下になってしまいます。舌が常にだらんとなった状態のため、口周りの筋肉が発達できません。そのため、顎とのバランスが崩れ出っ歯や受け口といった歯並びになる可能性があります。
このように日頃何気なく行っている癖の積み重ねによって、歯並びが悪くなってしまうことがあります。このような習慣を見直し、成長とともに変化する歯並びに悪い影響を与えないよう注意しましょう。

アレルギーの遺伝による歯並びへの影響
アレルギー体質は比較的遺伝しやすいと言われています。
アレルギー体質を受け継ぐことは、特段歯並びに影響がないように思います。しかし、アレルギー体質によりアレルギー性鼻炎になると、鼻が詰まり口呼吸が常態化してしまいます。歯並びにおける口呼吸の弊害は上記に述べた通りです。一見無関係に見えて、アレルギー体質であることも実は歯並びに影響があるのです。

歯並びは確かに遺伝的な要素もあります。しかし、食事内容、指しゃぶりや爪の噛み癖、口呼吸、頬杖をつくなどの生活習慣が原因となっている歯並びも多くあります。
一般的に遺伝が歯並びに影響する割合は3割程度と言われています。残り7割は、実は生活習慣など後天的な要因が影響するものがほとんどなのです。遺伝だからと諦めるのではなく、まずは歯並びに悪影響を及ぼすような生活習慣をしていないかを見直してみましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.11.27更新

新世代のデジタル矯正、インビザラインGoとは

鏡を見る女性

インビザラインGoによるマウスピース矯正治療は、これまでの矯正治療とは全く違った、新しい世代の矯正法です。インビザラインGoでは最先端のAI技術を至る所で駆使し、精密で、それでいて無駄がなくスピーディー、かつ快適な治療が可能になっています。インビザラインGoマウスピース矯正の注目すべき特徴についてご紹介していきましょう。

治療可能かどうか、数分でわかる
これまでの矯正治療といえば、矯正治療を行う前の診査自体も、レントゲンや模型採りなどで、多くの時間や手間がかかっていました。でも、インビザラインGoなら、治療が可能かどうかの診断はとても簡単。iPhoneまたはiPadで、お顔やお口の中の写真を撮影、それを専用のアプリにかけるだけで、5分以内でインビザラインGoによる治療が可能なケースかどうかが診断できるのです。この診断は、インビザラインGoを行なっている歯科医院がインストールしているアプリで行うことができます。

前歯だけどうにかしたい!という悩みに対応
インビザラインGoのマウスピース矯正は、前歯のズレを矯正することを目的としています。前歯のちょっとしたすき間や重なりが気になっていても、「矯正するのは時間も費用も労力もかかるし、そこまでやるのも・・」と、あきらめている人は多いのではないでしょうか。インビザラインGoはまさに、そのような人のために開発された、ちょっとした前歯のお悩みを、手軽に短期間で他人に気付かれずに行うことのできる矯正治療システムです。前歯の歯並びがきれいに整うだけで、お顔の印象が上品に変わりますし、歯や歯茎の健康にとっても大きなメリットがあります。

取り外しできるマウスピースタイプ
インビザラインGoは、矯正治療の中でも最も人気の高い、透明で薄いマウスピースタイプの矯正装置を使用します。薄くて透明ですから、装着していても目立たず、そのまま生活していても周囲に気づかれることはほとんどありません。また、ご自分で取り外しができますので、お食事や歯磨きの際には外しておくことができ、大変便利です。さらに、歯の表面に金具がつかないので、口の中を傷つけることもありません。このように、マウスピースタイプの矯正装置は、従来の矯正装置ような「目立つ」「食べにくい」「磨きにくい」「痛い」というような様々な悩みを一気に解決してくれる装置だと言えます。

AI技術を駆使した最新矯正法
インビザラインGoには最新のAI技術が随所に取り入れられています。まずは、先ほどにも触れましたが、治療が可能かどうかの簡易診断がスマホやタブレットのアプリでたったの数分で行うことができるということが挙げられます。そして、その後、治療が可能と診断された場合、装置を入れるための型取りが必要になりますが、これも光学スキャナを歯に当てて、情報を読み取るだけで終わります。以前のようなどろっとした材料を口の中にいっぱいに入れて吐き気に苦しむ必要もありません。
光学スキャナで読み取られた情報はすぐにコンピューターに送信され、専用のコンピューターソフトを使って治療計画まで立てることができ、またその治療計画のシミュレーションを患者様ご自身にも見ていただくことができます。
そして、歯型の情報や治療計画の情報を、インビザラインGoを提供している会社であるアライン・テクノロジー社に送信し、その工場で、3Dプリンターを用いて患者様ごとにオーダーメイドの精密なマウスピースを作っていきます。

治療の進み具合が予測でき、その通りに治療が進む
インビザラインGoの矯正治療では、これまでインビザラインシステムで行われた世界中、600万件以上の治療データをもとに、コンピューターが歯の運動を正確に予測し、治療計画が作り上げられます。ビッグデータをもとに作られた治療計画は非常に予測実現性が高いので、治療期間をほぼ正確に把握できますし、患者様にとっても、ご自分の歯が動く様子、また最終的なイメージを見ていただくことができるのは、とても有意義なことだと言えるでしょう。

インビザラインGoでこんなことができます
前歯の並びをちょっとだけ直す
インビザラインGoは、奥歯の噛み合わせや歯並びに問題がないケースで、前歯だけちょっと直したいという場合に最適な治療法です。

歯の大きさのバランスを揃えて審美的に
被せ物をする前に、歯のバランスを揃えるために行われることもあります。もともとの歯の大きさのバランスが均等でない場合や歯がねじれていたりする場合、それに合わせて被せ物をしても、美しく仕上がりません。インビザラインGoで歯のバランスを整えることで、より全体的に均整のとれた、自然で美しい仕上がりにすることができます。

インプラントを埋める隙間を作る
歯を失い、その部分にインプラントをする際、周囲の歯が空いたスペースに移動して、インプラントを埋める幅が足りなくなっている場合があります。そのような場合にインプラントを埋める場所を確保するための前処置としてもインビザラインGoは活躍します。

以前矯正した部分の後戻り対策
過去に矯正治療をして、その後に後戻りを起こして歯並びが重なってきた場合でも、インビザラインGoなら簡単に歯並びを整え直すことができます。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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