COCOブログ

2024.12.29更新

iGOプラスとは?

 

インビザラインGo プラスで可能になった矯正治療の進化
インビザラインGo プラスは、透明なマウスピースを用いた矯正治療の一つで、従来のインビザラインGoでは対応できなかった中等度の不正咬合にも適応可能となり、多くの患者様にとって新たな治療選択肢を提供しています。以下にインビザラインGo プラスの特徴や利点、注意点について詳しく解説します。

インビザラインGoとインビザラインGo プラスの違い
インビザラインGo
アライナーの最大枚数:最大20枚
無料の追加アライナー:1回まで
矯正可能な範囲:前歯から奥歯5番まで

インビザラインGo プラス
アライナーの最大枚数:最大26枚
無料の追加アライナー:2回まで
矯正可能な範囲:前歯から奥歯6番まで

インビザラインGo プラスのポイント

より多くのアライナーを使用可能なため、広範囲の矯正が可能。
奥歯の6番まで矯正できることで、中等度の不正咬合にも対応可能。
従来のインビザラインGoと同様、治療期間が比較的短く、費用も抑えられる。

インビザラインGo プラスのメリット
低価格で治療可能
他の矯正治療に比べ費用を抑えつつ、幅広い症例に対応できます。

短い治療期間
重度の矯正が必要な場合よりも、治療期間が短く、患者様の負担を軽減します。

目立ちにくく快適
透明なマウスピースのため、治療中でも見た目を気にすることなく過ごせます。また、ワイヤー矯正と比べ痛みが少ない点も魅力です。

取り外し可能で衛生的
食事や歯磨きの際に取り外しができるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを軽減できます。

シミュレーションで治療後を確認可能
治療前にデジタルシミュレーションで歯並びの変化を確認できるため、治療計画に納得して進められます。

中等度の不正咬合にも対応
インビザラインGoでは対応が難しかった中等度の不正咬合の矯正が可能です。

金属アレルギーの心配がない
マウスピースはプラスチック素材でできているため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。

インビザラインGo プラスのデメリット
保険適用外
インビザラインGo プラスは自由診療のため、治療費は全額自己負担となります。

重度の症例には対応できない
重度の不正咬合や大幅な歯の移動が必要なケースでは、他の矯正方法が必要になる場合があります。

自己管理が求められる
取り外し式のマウスピースは、1日20時間以上の装着が必要です。患者様の自己管理が不十分だと治療効果が得られない場合があります。

虫歯や歯周病のリスク
マウスピース装着中は唾液の循環が妨げられるため、口内が乾燥し、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。定期的な口腔ケアが重要です。

どのような患者に向いているのか?
軽度~中等度の不正咬合がある方
奥歯の6番まで矯正が必要なケースや中等度の不正咬合がある場合、インビザラインGo プラスは効果的です。

短期間で矯正を終えたい方
従来のワイヤー矯正に比べ治療期間が短いことが特徴です。

見た目が気になる方
透明なマウスピースで治療中も目立たないため、接客業や人前に出る仕事の方にも適しています。

金属アレルギーの方
ワイヤー矯正が難しい方でも安心して使用できます。

まとめ
インビザラインGo プラスは、軽度~中等度の不正咬合を対象に、短期間で低価格の矯正治療を提供します。従来のインビザラインGoと比べて矯正範囲や対応可能な症例が広がり、より多くの患者様に適応可能です。ただし、自己管理が必要であり、重度の症例には対応できない場合があるため、治療を検討する際には歯科医師との十分な相談が重要です。

インビザラインGo プラスは、審美性と機能性を兼ね備えた画期的な矯正治療法として、多くの患者様にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.12.22更新

インビザライン

妊娠中は体調や生活が大きく変化するため、インビザライン矯正を継続することに不安を感じる方も多いでしょう。結論として、妊娠中でもインビザライン矯正を続けることは可能ですが、いくつかの注意点や対策が必要です。以下に詳しく説明します。

妊娠中のインビザライン矯正のポイント
1. 矯正治療は続けられるが無理は禁物

つわりがひどい場合
体調が悪い時は無理せずにマウスピースを外し、体調が整った時に再装着してください。
長期間装着できない場合は歯が後戻りする可能性があるため、早めに矯正医に相談しましょう。

ストレスを感じた場合
妊娠中は精神的に不安定になりやすいため、矯正が負担になる場合は無理せず中断を検討してください。必ず担当医と相談の上で判断しましょう。

2. レントゲン撮影について

妊娠中のレントゲンの安全性
歯科で使用するレントゲンはお腹から離れた部位を撮影するもので、被ばく量も非常に少ないです。さらに、防護用エプロンを着用するため赤ちゃんへの影響はほとんどありません。

妊娠初期は注意
妊娠初期は胎児の発育が重要な時期のため、念のためレントゲン撮影を避けることが一般的です。落ち着いてから治療を始めるのがおすすめです。

3. 麻酔や服薬について

麻酔の使用
インビザライン矯正で抜歯が必要な場合、麻酔を使用することがあります。妊娠初期や不安定な時期は避けるべきですが、安定期以降であれば対応できる場合もあります。

服薬の安全性
妊娠中に処方される薬は、産婦人科医や歯科医が安全と判断したものを選びます。心配な場合は事前に相談してください。

妊娠中に起こりやすい口内トラブルと対策
1. 妊娠性歯肉炎

原因
妊娠中のホルモンバランスの変化により、歯茎が腫れやすくなる。

対策
妊娠前以上に丁寧な歯磨きを心がける。
歯間ブラシやフロスを使い、歯と歯の間をしっかり清掃する。
定期的に歯科でクリーニングを受ける。

2. 唾液の分泌量の減少

影響
唾液が減ると歯垢(プラーク)が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる。
対策
こまめな水分補給(砂糖を含まない飲み物がおすすめ)。
マウスピースを装着する前後にしっかり歯磨きを行う。
3. 嘔吐時の対応

つわりによる嘔吐
マウスピースを装着したまま嘔吐すると、歯やマウスピースにダメージを与える可能性がある。

対策
吐き気を感じた時点でマウスピースを外す。
嘔吐後は必ず口をゆすぎ、できれば歯磨きをしてから再装着する。

出産に向けた矯正の進め方
通院の難しさを考慮
出産後は赤ちゃんのお世話で通院が難しくなるため、出産が近づいている場合は矯正医と治療スケジュールを相談しましょう。

治療中断の相談
出産直後に治療を再開できるように、治療の進め方や中断中の対策を確認しておくと安心です。

まとめ:妊娠中のインビザライン矯正の注意点
無理をせず、体調第一に考える
妊娠中のつわりや体調不良がある場合は、無理せず矯正を一時中断しても問題ありません。
矯正医と産婦人科医に相談
レントゲン撮影や麻酔、服薬が必要な場合は事前に両医師に相談しましょう。
口腔ケアを徹底する
妊娠中は歯茎が腫れやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なケアを心がけることが重要です。
妊娠中のインビザライン矯正は、体調や状況に応じて柔軟に対応すれば、安全に進めることができます。不安がある場合は遠慮なく医師に相談してください。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.12.15更新

インビザライン

インビザライン矯正について
インビザライン矯正は、透明なマウスピースを使用する歯列矯正法で、痛みが少なく目立たないため、幅広い年齢層の方に選ばれています。以下に、子どもから高齢者まで、インビザライン矯正を始める際のポイントを解説します。

インビザライン矯正を始められるタイミング
基本的な条件

永久歯が生えそろっていること
永久歯が全て生えそろえば、子どもから大人まで年齢に関係なく治療を開始できます。

子どもの場合

乳歯がほとんど抜けていることが必要
乳歯がまだ残っている場合は治療開始が難しいですが、残りが1本程度になったタイミングで始められます。
小児矯正の相談も可能
小さなお子さまでも歯並びや噛み合わせに不安がある場合は、歯科医師に相談することで適切な治療計画を立てられます。

大人や高齢者の場合

歯と歯槽骨の状態が良好であること
ご自身の歯があり、歯を支える骨(歯槽骨)がしっかりしていれば、高齢でも問題なく治療可能です。

代謝と歯の動く速度
高齢者の場合、代謝が低下しているため歯が動く速度は子どもに比べて遅くなりますが、時間をかけてじっくり治療できるのもメリットです。

高齢者がインビザライン矯正を始めるメリット
審美性の向上
歯並びが整うことで見た目の印象が良くなり、自信を持つきっかけとなります。

口腔ケアがしやすくなる
歯並びが良くなることで、歯ブラシやフロスが使いやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減少します。

治療に時間をかけられる
子どもや若年層と異なり、急いで治療を完了する必要がないため、ゆっくりと計画的に矯正を進められます。

インビザライン矯正の注意点
インプラントがある場合

動かせる歯の制限
インプラントは歯槽骨に固定されているため動かすことができません。動かせるのは患者自身の天然歯のみです。

歯の動く速度

年齢によって代謝が異なるため、歯が動く速度は個人差があります。お子さまの矯正は比較的早く進む一方、大人や高齢者では治療期間が長くなることがあります。

インビザライン矯正の特徴
痛みが少ない
従来のワイヤー矯正に比べ、締め付けが少なく痛みを感じにくい。

目立たない
透明なマウスピースを使用するため、矯正中も見た目が気にならない。

取り外し可能
食事や歯磨きの際に取り外しができるため、衛生的で普段のケアが行いやすい。

まとめ:インビザライン矯正は幅広い年齢層におすすめ
子どもから高齢者まで、永久歯がしっかり生えていれば治療可能。
痛みが少なく、目立たないため心理的負担も軽減される。
年齢に応じた治療計画が立てられるため、それぞれのライフステージに適した矯正が実現。
歯並びや噛み合わせに悩んでいる方は、年齢に関係なく歯科医師に相談してみると良いでしょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.11.29更新

インビザライン矯正中は虫歯になりやすい?

結論から言うと、インビザライン矯正中は多少虫歯になりやすくなる傾向があります。これは、マウスピースを常時装着することで唾液の自浄作用が低下し、口腔内が乾燥しやすくなるためです。唾液は食べかすや細菌を洗い流す役割を担っていますが、マウスピースを装着していると唾液が歯全体に行き渡らず、虫歯のリスクがやや高まると考えられます。

ただし、適切な口腔ケアを行えば、矯正前と同じように虫歯を予防することが可能です。特にインビザラインは取り外し可能な矯正方法であるため、ワイヤー矯正に比べて虫歯のリスクは低いとされています。

注意すべきポイント:マウスピース装着中の飲み物
インビザライン矯正中に盲点となるのが、「飲み物」による虫歯リスクです。

リスク:マウスピースを装着したまま糖分や酸が含まれる飲み物を飲むと、歯とマウスピースの間に飲み物が溜まり、虫歯を引き起こしやすくなります。
対応策: 甘い飲み物やスポーツ飲料を飲むときはマウスピースを外し、飲み終わったら歯磨きをしてから再装着しましょう。

矯正治療中でも虫歯治療は可能?
インビザライン矯正中は、虫歯の治療が可能ですが、治療内容に制限があります。

小さな虫歯の場合: コンポジットレジン(白い樹脂)を用いて1回で治療できます。この場合、マウスピースの使用に影響はほとんどありません。
大きな虫歯の場合: 被せ物が必要なほど大きく歯を削ると、既存のマウスピースが合わなくなる可能性があります。そのため、大きな治療は矯正前に済ませておくのが理想的です。

矯正治療中の虫歯予防ポイント
1. フッ素入り歯磨き粉を使用する

フッ素は再石灰化を促し、歯を強化して虫歯を予防します。

選び方: 高濃度フッ素(1450ppm程度)が含まれる歯磨き粉を選びましょう。未就学児には1000ppm以下を使用してください。

2. フロスや歯間ブラシの活用

歯ブラシだけでは落としきれない歯と歯の間の汚れを除去することが大切です。

フロスの使い方: 歯間にピッタリ押し当ててスライドさせ、汚れを掻き出します。
歯間ブラシの使い方: 歯間の広い部分に挿入し、ゆっくり汚れを掻き出します。適切なサイズは歯科医に相談しましょう。

3. こまめな水分補給

マウスピース装着により口腔内が乾燥しやすいため、水分補給で唾液の分泌を促しましょう。

おすすめの飲み物: 無糖の水が最適です。砂糖や酸の含まれる飲み物は避けましょう。

まとめ:矯正治療中の虫歯予防を徹底しよう
インビザライン矯正は他の矯正方法に比べて虫歯のリスクが低いものの、適切な口腔ケアが不可欠です。以下を意識して虫歯予防を徹底しましょう:

フッ素入り歯磨き粉を使用する。
フロスや歯間ブラシを活用する。
甘い飲み物を避け、こまめに水分を摂る。
小さな虫歯は早めに治療する。
矯正治療中でも歯の健康を保ちながら、理想的な歯並びを目指しましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.11.20更新

インビザライン矯正中の歯磨きの方法
インビザラインを外すタイミング

インビザライン矯正中、マウスピースを正しいタイミングで外すことは、矯正効果を最大限に活用しながら快適に過ごすために重要です。以下は、マウスピースを外すべき具体的なタイミングと理由です。

1. 食事のとき
食事中にマウスピースを装着したままでは、食べ物が付着して汚れるだけでなく、マウスピースが破損する可能性もあります。

タイミング: 食事の前に外し、食後に歯磨きをしてから再装着します。
注意点: 装着時間を守るため、食事の時間をできるだけ短くしましょう。


2. 飲み物を摂るとき
特に糖分や色素が含まれる飲み物は、マウスピースに着色や汚れを残す可能性があります。

タイミング: 水以外の飲み物を摂るときは必ず外します。
注意点: 飲み物の後は、歯磨きをしてから再装着するとさらに良いです。


3. 特殊な活動をするとき
スポーツや楽器演奏など、装着中に不快感や破損のリスクがある場合は外すことを検討します。

タイミング: 活動の前後に外し、終了後に再装着します。
注意点: 活動中の外したマウスピースは専用ケースに入れて保管します。


4. 特別なケアが必要なとき
歯や歯茎に異常がある場合やマウスピースに問題が生じた場合、歯科医師の指示に従って外します。

例: マウスピースが破損したり、歯茎に痛みや腫れがあるとき。
対処: 速やかに歯科医院で相談し、必要な処置を受けます。
インビザライン使用中の歯磨きステップ

マウスピースの取り外し
マウスピースを軽くつまんで引っ張り外します。無理に外すと破損の原因になるので注意しましょう。

歯磨き
柔らかい歯ブラシを使用し、丁寧に歯を磨きます。デンタルフロスや歯間ブラシで歯間も清潔に保ちましょう。

マウスピースの清掃
ぬるま湯で軽くすすぎ、専用クリーナーや柔らかい歯ブラシで表面を優しく洗います。熱湯は使用しないでください。

再装着
清潔なマウスピースを装着し、しっかりはまっていることを確認します。


インビザラインの清掃と保管

清掃
毎日マウスピース専用クリーナーや柔らかい歯ブラシで清掃し、汚れや着色を防ぎます。
ぬるま湯を使用し、熱での変形を避けてください。

保管
外したマウスピースは専用ケースに入れ、紛失や破損を防ぎます。
マウスピースを乾燥したまま放置しないよう注意しましょう。


注意事項

マウスピースは1日20〜22時間の装着が推奨されます。装着時間が短いと矯正効果が低下する恐れがあります。
定期的に歯科医師の指導を受け、治療計画に従って使用しましょう。
快適で効果的なインビザライン治療を進めるため、日常のケアを丁寧に行うことを心がけましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.11.07更新

矯正治療でIPRを行う4つのデメリット

矯正治療中に「虫歯治療とは別」で歯を削ることがあるのをご存じですか?

矯正治療で行われる「IPR」とは?
IPR(Interproximal Reduction)は、専用のヤスリを使い、歯の側面を影響がない範囲で削る方法です。以下の目的で行われます:

ブラックトライアングルの解消:歯の根元にできる隙間を小さくします。
スペースの確保:抜歯が不要な場合や、抜歯が難しい場合に歯を並べるためのスペースを作ります。
IPRは、ブラックトライアングルが目立つケースや、抜歯が必要なほどのスペース不足ではないケースに有効です。

矯正治療でIPRを行う4つのメリット

少量の削りで麻酔が不要
削る範囲はエナメル質の表層のみ(0.2mm〜0.5mm程度)で、痛みや神経を抜く心配がありません。ブラックトライアングルが自然に埋まることはないため、被せ物をする代わりにIPRを行うことで、歯の神経を守ることができます。

仕上がりがさらに美しくなる
ブラックトライアングルがあると、歯並びが整っても歯根部の隙間が目立つことがあります。IPRを行うことで、審美的な仕上がりが向上します。

歯の安定性が向上
削ることで隣接する歯同士の接触面が増え、歯が動きにくくなり、後戻りのリスクが低減されます。

抜歯をせずに治療可能
抜歯が難しい場合や、歯1本分のスペースを確保する必要がない場合に有効です。奥歯を後退させる方法と併用してスペースを確保することもあります。

矯正治療でIPRを行う4つのデメリット

処置後の出血
歯茎の近くまで削るため、炎症や出血が見られる場合がありますが、通常は2日程度で治まります。

虫歯リスクの上昇
エナメル質を削ることで保護機能が弱まり、虫歯の進行が速くなる可能性があります。デンタルフロスや歯間ブラシで丁寧なケアを心がける必要があります。

削った部分は戻せない
エナメル質は再生しないため、一度削った部分を元に戻すことはできません。スペースを埋めるには、歯を動かす、樹脂を埋める、被せ物を行うといった方法が必要になります。

知覚過敏の悪化
エナメル質が減ることで、神経に刺激が伝わりやすくなり、知覚過敏が悪化する可能性があります。特に、もともと知覚過敏がある方は慎重な判断が必要です。

IPRでより満足度の高い仕上がりを
IPRはブラックトライアングルの解消やスペース確保に効果的な処置で、主にマウスピース矯正で採用されることが多いです。削る量が少ないため麻酔も不要ですが、メリットとデメリットを正しく理解し、納得した上で治療を進めることが大切です。

歯並びや状態によってはIPRが適さない場合もありますので、気になる方は一度歯科医院に相談してみてください。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.10.31更新

前歯がねじれている場合は部分矯正で治る?

部分矯正で前歯のねじれを治す方法

ワイヤー矯正で前歯のねじれを治す
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす方法です。

表側矯正: 前歯の表側にブラケットとワイヤーを付ける方法。装置が目立つものの、比較的慣れやすい治療方法です。
裏側矯正: 歯の裏側にブラケットを付ける方法で、見えにくいメリットがあります。ただし、装置が舌に触れるため、発音や話しづらさを感じる場合があります。
部分矯正の場合、主に前歯の8本にブラケットを装着して治療を進めます。

マウスピース矯正で前歯のねじれを治す
マウスピース矯正では、透明なプラスチック製の装置を使用します。当院では「インビザライン」という装置を採用しています。

目立ちにくいデザインで、周囲に矯正治療を気付かれにくいのが特徴です。
1日22時間の装着が必要で、2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯を動かしていきます。
食事や歯磨きの際には取り外せるため、衛生面での管理がしやすい点も魅力です。
部分矯正ではディスキングを行うことがある
歯のねじれやガタつきの主な原因は、顎が小さく歯が並びきらないことです。
子供の場合は顎の成長を促進する治療が可能ですが、大人では顎の成長がほぼ完了しているためスペースを作る必要があります。

ディスキングとは?
前歯の側面を0.25~0.5ミリほど削り、歯を動かすための隙間を作る処置です。
歯のエナメル質(約1.5ミリ厚さ)を傷めない範囲で削るため、知覚過敏が起きにくいです。
作成したスペースを利用し、効率的に矯正を進めます。

部分矯正で治る範囲と治らない範囲
前歯の部分矯正
前歯1本が捻じれている、飛び出している場合など、前歯のみの矯正が可能です。

奥歯の傾きの部分矯正
親知らずが原因で奥歯が傾いている場合、親知らずの抜歯と部分矯正で治療が可能です。
奥歯の傾きが歯列全体に影響を与える場合でも、部分的な矯正で対応できる場合があります。
部分矯正は、前歯や奥歯の軽度な歪みや傾きを治すのに効果的ですが、症状によっては全体矯正が必要な場合もあります。具体的な治療方法については、歯科医師に相談することをお勧めします。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.10.23更新

部分矯正の期間はどのくらい?

部分矯正にかかる期間
「前歯のみ」の部分矯正は、最短で3ヶ月、長くても1年程度で治療が可能です。
治療期間が3ヶ月で済むのは、もともと歯並びが比較的整っている場合です。歯を動かす距離が短く、微調整のみで済むため、短期間で治療が完了します。
一方、治療期間が1年程度必要なケースは、歯並びが大きく乱れている場合です。この場合、歯を移動させる距離が長くなるため、治療に時間を要します。

歯を動かす期間
「歯を動かす期間」は、矯正装置を装着して歯を移動させる期間を指します。一般的に矯正期間と言われるのは、この「歯を動かす期間」です。
この期間には以下の要因が影響します:

矯正装置の種類
例:ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、マウスピース矯正の方が治療期間が長くなることが多いです。
患者の歯の状態
歯の位置や歯列の乱れ具合が大きく関与します。
患者の年齢
一般に、若い方が歯の動きが早い傾向にあります。
具体的な治療期間は、医師の診察結果をもとに判断されるため、初回相談時に確認してみましょう。

保定期間
「保定期間」は、動かした歯を安定させるための期間です。
矯正治療直後の歯は元の位置に戻ろうとする性質があり、この現象を「歯の後戻り」と呼びます。これを防ぐため、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用します。

保定期間の目安
1~2年が一般的です。前半(半年~1年)はリテーナーを1日中装着し、後半(1年半~2年目)は1日数時間の装着に切り替えます。

リテーナーの種類
固定式リテーナー
歯の裏側にワイヤーを固定するタイプ。後戻り防止効果は高いですが、取り外しができないため不便に感じる場合があります。
可動式リテーナー
ワイヤーとプレートで挟むタイプや透明なマウスピース型があります。取り外しが可能なため、衛生管理がしやすい反面、装着を怠ると後戻りのリスクが高まります。

部分矯正の期間が短い理由
部分矯正が短期間で完了する理由は、歯の構造にあります。
前歯の根は1本ですが、奥歯は2~4本の根を持っています。そのため、前歯は奥歯に比べて動かしやすく、矯正期間が短縮されます。

 

 

 

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.10.09更新

親知らずと歯並びの関係とは?

親知らずと歯並びの関係
親知らずは歯並びに影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
親知らずは、永久歯がすべて生えそろった後に生えてくる歯です。そのため、永久歯がきれいに並んでいたとしても、親知らずの影響で歯並びが崩れてしまうケースが見られます。
特に顎が小さい方の場合、親知らずの出現により歯のアーチが圧迫されることがあります。狭い歯列に親知らずが生えることで、歯が並びきらず、重なり合ってしまう場合があるのです。
さらに、親知らずが生えるスペースが十分でないと、親知らずが正常な向きで生えないこともあります。この場合、横向きや斜めに傾いた状態で生えることが多くなります。
横向きや斜め向きで生えた親知らずは、周囲の歯を圧迫し、最終的に歯並び全体を乱す可能性もあるのです。

歯並び以外で親知らずが与える影響

影響①:噛み合わせ
親知らずが影響を及ぼす代表的な例が噛み合わせです。
親知らずは上下左右に最大4本生える可能性がありますが、すべてが生えるわけではありません。一部だけ生えるケースでは、噛み合わせが不安定になり、食べ物を噛みづらくなることがあります。

影響②:虫歯や歯周病のリスク
親知らずは奥まった位置に生えるため、歯磨きが難しくなります。ブラッシングが不十分になると、虫歯や歯周病のリスクが高まることが知られています。

影響③:痛み・腫れ
親知らずが原因で痛みや腫れを引き起こすこともあります。不自然な位置に生えることで周囲の歯や骨、歯茎を圧迫し、炎症や痛みを伴う場合があります。

影響④:口内炎
親知らずが不正な方向に生えた場合、頬の粘膜を刺激して口内炎を引き起こすことがあります。さらに、片方だけに親知らずが生えているケースでは、噛み合わせが不均衡となり、歯茎を傷つけて口内炎ができやすくなることもあります。

影響⑤:口臭
親知らずがあると、口臭が発生する場合もあります。横向きや斜め向きに生えた親知らずの隙間に食べ物が詰まると、腐敗して悪臭を放つことがあります。また、親知らずが中途半端に歯肉から露出している場合にも、同様の理由で口臭が発生しやすくなります。

親知らずはなぜ生えるのか?
親知らずが生える理由は、昔と現在の食生活の違いにあります。
昔の人々は、硬い食べ物をよく噛む生活を送っていたため、顎の骨が十分に発達していました。そのため、親知らずが生えるスペースも確保されていたのです。
一方で、現代では柔らかい食べ物を多く摂取するようになり、「よく噛む」習慣が減少しました。その結果、顎の発達が不十分となり、親知らずが生えるスペースがなくなり、異常な形で生えるケースが増えたのです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.09.30更新

インビザライン治療中に虫歯が見つかった場合

インビザライン治療中に虫歯が見つかった場合、虫歯の進行状況によって対応が異なります。

1. 小さな虫歯の場合
初期の虫歯で、少し削って詰め物をする程度であれば、歯の形が大きく変わらないため、既存のマウスピースを引き続き使用できる可能性が高いです。ただし、治療後に歯の形状に応じて若干の調整が必要になることがあります。

2. 大きな虫歯の場合
大きな虫歯で銀歯や大きな詰め物を入れる場合は、治療後に歯の形が大きく変わる可能性があるため、マウスピースがはまらなくなることがあります。この場合、再度型取りをして新しいマウスピースを製作し直す必要があり、別途費用が発生します。また、虫歯治療が長引くことで、治療計画が遅れることがあります。

インビザラインとワイヤー矯正の虫歯治療の違い
ワイヤー矯正では、矯正装置が固定されているため、虫歯治療時には装置を取り外す必要があります。一方で、インビザラインは取り外しが簡単なため、虫歯治療を行う際もスムーズに対応できます。

インビザライン治療と銀歯・詰め物・ブリッジ
銀歯や詰め物がある場合
インビザライン治療は、銀歯や詰め物が入っている歯があっても可能です。しかし、歯の移動に伴って、これらの詰め物や銀歯の形状が合わなくなる場合があります。理想の歯並びに移動した後で、詰め物や銀歯の再調整や再製作が必要になることもあります。

ブリッジがある場合
ブリッジがある箇所を矯正しない場合、インビザライン治療に影響はありません。しかし、ブリッジが入っている歯を含めた矯正治療を行う場合は、治療後に新しい歯並びに合わせてブリッジを作り直す必要があります。

インビザライン治療中の虫歯リスクを軽減する方法
1. 隅々までブラッシング
インビザラインは取り外しが可能なので、食事後や就寝前にマウスピースを外し、歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスを使って歯を隅々まで清潔に保つことが重要です。これにより、虫歯のリスクを大幅に軽減できます。

2. フッ素ジェルの使用
歯磨き後に少量のフッ素ジェルをマウスピースに塗布して装着することで、長時間にわたり歯にフッ素が付着し、虫歯予防効果が高まります。

まとめ
インビザライン治療中に虫歯が見つかっても、取り外しが簡単なマウスピースであれば、虫歯治療を比較的スムーズに行えます。ただし、虫歯が大きく歯の形が変わる場合、マウスピースを再製作する必要が生じるため、時間と費用の追加が発生することがあります。治療中でも、適切なケアを行い、虫歯を予防することが大切です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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