COCOブログ

2023.08.30更新

インビザラインの洗浄方法

インビザラインのマウスピースは1日20時間以上装着するのが理想とされています。
つまり、食事以外の時間はほとんどつけている状態です。
日々のお手入れを怠るとマウスピースに細菌が増え、悪臭や黄ばみの原因となります。
中にはカビが生えてしまったなんてこともあります。

インビザラインの洗浄方法
マウスピースを外したら、指でやさしくこすり流水で洗います。
基本はこれで問題ありません。
内側の細かな部分を洗うために歯ブラシでのブラッシングも効果的ですが、ゴシゴシと洗うのは厳禁です。
歯ブラシは必ず軟らかい毛先のものを使用し、マウスピースを傷つけないよう丁寧に洗いましょう。
もっとしっかりと汚れを落とすために、市販の洗浄剤を使うのもおすすめです。
手洗いでは落ちない汚れや臭いを短時間で落とすことができます。
ただし、必ず矯正用リテーナー・マウスピースに対応しているものを使用してください。
入れ歯用の洗浄剤をに浸すと、変形や劣化の原因となるので注意が必要です。

インビザラインの洗浄の際の注意点
マウスピースを洗う時は以下の点に注意しましょう。

お湯は使わない
インビザラインをお湯で洗うと、変形の原因となります。
もしマウスピースが変形してしまうと、歯に合わなくなり作り直しで追加費用がかかる場合があります。
こうしたリスクを避けるためにも、洗浄は「水」で行いましょう。

歯磨き粉は使わない
マウスピースの洗浄で歯磨き粉は使用しないでください。
一見問題なさそうですが、歯磨き粉には研磨剤が含まれています。
歯磨き粉をつけて洗うとマウスピースの表面に細かい傷をつけてしまい、細菌が溜まりやすくなります。
水以外で洗いたい場合は、中性洗剤を水で薄めて使用してください。

よく乾燥させる
マウスピースを洗浄した後はしっかりと乾燥させます。
濡れたままケースにしまうと雑菌が増えてしまうので注意してください。
ケースにティッシュを敷いてマウスピースを置き、蓋を開けたまま乾燥させるのがおすすめです。

インビザラインの洗浄頻度は?
インビザラインは1日1回は必ず洗浄するようにしましょう。
できればマウスピースを外すたび、毎回水洗いするのが理想的です。
洗浄剤を使用する場合は週に1~2回程度がおすすめです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.08.23更新

部分矯正と全体矯正の違い

歯科矯正には部分矯正と全体矯正があります。
それぞれの違いを知ることで自分にはどちらの歯科矯正が合っているのか検討できます

歯を動かす範囲
部分矯正は基本的に、笑ったときに見える上下の前歯部分(前から数えて3番目の歯まで)を矯正することが多いです。
対して、全体矯正は奥歯から動かすことができる矯正です。全体矯正は見た目だけでなく、噛み合わせに不具合がある症例でも対応できます。

矯正期間
矯正期間は歯を動かす範囲や歯の動きやすさによって差が出ます。
全体矯正よりも部分矯正の方が動かす範囲が狭いため矯正期間も短くなる傾向があります。

部分矯正のメリット・デメリット
部分矯正とは、名前の通り一部分の歯だけを動かす矯正方法です。前歯の歯並びだけが気になる場合、こちらの治療方法になります。しかし、気になる部分の歯を動かすためにはスペースを作るために隣の歯を動かす必要がある場合もあります。きちんと歯科医師のカウンセリングを聞きましょう。

部分矯正のメリット
部分矯正のメリットは、治療期間が比較的短期間で済むことと費用を抑えることができることです。矯正装置の付く範囲も少なくて済むので、ホームケアもしやすいですし会話や食事への影響も少なくて済みます。

部分矯正のデメリット
部分矯正のデメリットは、矯正の自由度が少ない点です。また、全額矯正と比較して噛み合わせの改善は期待できません。

全顎矯正とは
全顎矯正とは、名前の通り全ての歯を動かす矯正方法です。

全顎矯正のメリット
全顎矯正のメリットは、歯並びを綺麗にするだけでなく、噛み合わせまでも理想の形にできることです。噛み合わせが悪いと、特定の歯ばかりに負担がかかり歯の破折や見えないクラック(亀裂)から虫歯が発生しやすくなります。そのため、全顎矯正は歯の寿命を伸ばしさまざまなお悩みを改善することができる、とても有用な治療方法なのです。

全顎矯正のデメリット
全顎矯正のデメリットは、どうしても部分矯正と比較すると費用が高くなってしまうことと、矯正範囲が広いため治療期間も長くかかります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.08.16更新

デメリット

部分矯正できる範囲とは?
部分矯正とは具体的にどのような症例に適応し、その範囲はどこまで広がるのでしょうか?
ここでは、部分矯正の基本的な概念から適応される症例、そしてその適用範囲の限界について詳しく解説します。
これを読むことで、部分矯正の可能性と限界を理解することができ、自身の歯並びが部分矯正の対象になるのか否かの判断基準を得ることができます。

部分矯正とは何か
部分矯正は、特定の歯や特定の歯列に対してのみ行われる矯正治療方法です。歯並びの全体的な咬み合わせに問題がない場合でも、特定の歯や特定の箇所に不正がある場合に部分的に矯正を行います。
部分矯正にはさまざまな方法がありますが、一般的には以下のような治療法が用いられます。
1. ブラケット矯正
部分矯正において最も一般的な方法は、ブラケット矯正です。ブラケットは歯の表面に取り付けられ、ワイヤーによって歯を移動させることで矯正を行います。部分矯正の場合、必要な箇所にのみブラケットを取り付け、歯の位置を調整します。

2. リテーナー矯正
リテーナー矯正は、透明なプラスチック製のリテーナーを用いて矯正を行う方法です。リテーナーは歯に装着され、軽い力をかけることで歯の移動を促します。特に軽度な歯列不正の場合や、維持矯正の目的で部分矯正に使用されることがあります。

3. マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なカスタムメイドのマウスピース(アライナー)を使用して矯正を行う方法です。歯科医師が作成した複数のマウスピースを順番に着用し、段階的に歯を移動させていきます。部分矯正の場合は、特定の歯や特定の箇所にのみマウスピースを使用します。
部分矯正は、全体矯正と比べて治療期間や負担が軽減される場合があります。ただし、部分矯正はあくまで特定の問題箇所の修正に特化しており、歯列全体のバランスや咬み合わせの改善には限定的な効果しか持ちません。
部分矯正の適応や治療方法は、個々の症例によって異なります。歯科医師との相談や詳細な検査を通じて、自身の症状や治療目標に合わせた最適な部分矯正治療を選択しましょう。

部分矯正が適応される症例
部分矯正は、特定の歯や特定の歯列に対してのみ行われる矯正治療方法です。以下では、部分矯正が適応される一部の症例について詳しく解説します。
1. 特定の歯の不正咬合
部分矯正は、特定の歯が咬み合わせにおいて不正を起こしている場合に効果的です。たとえば、前歯の隙間や歯の重なりなど、個別の歯に対する問題を修正することができます。

2. 歯の傾斜や回転
歯が傾いたり回転したりしている場合でも、部分矯正は有効な治療法です。一部の歯に対してのみ矯正を行うことで、歯の位置を正常な咬合に近づけることができます。

3. 部分的な審美修正
特定の歯の形状や色調の修正を行いたい場合にも、部分矯正は有用です。たとえば、前歯の形を整えたり、ホワイトニングを施したりすることで、より美しい笑顔を実現することができます。

4. 局所的な歯列不正
歯列全体ではなく、特定の範囲に歯列不正がある場合でも、部分矯正が適応されます。たとえば、上顎の一部の歯のみが傾斜している場合や、下顎の特定の歯が前後に出っぱっている場合などです。

5. 全体矯正の補完
全体矯正治療後に、残りの部分だけを部分矯正で修正することもあります。全体矯正で主要な歯列不正が改善された後、部分矯正によって細かい修正や調整を行い、より理想的な咬合や歯並びを実現することができます。
部分矯正は、上記のような症例に適応されることが多いですが、それぞれのケースによって適切な治療法を選択する必要があります。歯科医師との相談や詳細な検査を通じて、自身の症状に合わせた最適な治療プランを立てましょう。

部分矯正の適用範囲の限界
部分矯正は特定の歯や特定の歯列に対して行われる矯正治療ですが、一部の症例では部分矯正の適用範囲に限界があります。以下に、部分矯正の適用範囲の限界について詳しく解説します。
1. 重度な歯列不正
部分矯正は一部の歯や特定の箇所に対してのみ行われるため、歯列全体の重度な不正には限定的な効果しかありません。重度な歯列不正の場合には、全体矯正が必要となることが多いです。

2. 咬み合わせの問題
部分矯正は特定の歯の位置や傾斜を修正することに焦点を当てていますが、咬み合わせ全体に関わる問題には限定的な対応しかできません。咬み合わせの問題がある場合には、全体矯正や他の治療法が必要な場合があります。

3. 歯の数や配置の制約
部分矯正の適用範囲は、歯の数や配置によっても制約されます。たとえば、隣り合った歯の間に十分なスペースがない場合や、歯の根の状態によっては、部分矯正が難しい場合があります。

4. 歯周組織の健康状態
部分矯正の適用には、歯周組織の健康状態が重要です。歯周病や歯周組織の炎症などの問題がある場合には、それらの治療や管理が先行して行われる必要があります。
部分矯正の適用範囲の限界を正確に評価するためには、歯科医師との相談や詳細な検査が必要です。歯科医師は個々の症例に基づいて最適な治療プランを提案し、適切な矯正治療方法を選択することができます。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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