COCOブログ

2024.10.31更新

前歯がねじれている場合は部分矯正で治る?

部分矯正で前歯のねじれを治す方法

ワイヤー矯正で前歯のねじれを治す
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす方法です。

表側矯正: 前歯の表側にブラケットとワイヤーを付ける方法。装置が目立つものの、比較的慣れやすい治療方法です。
裏側矯正: 歯の裏側にブラケットを付ける方法で、見えにくいメリットがあります。ただし、装置が舌に触れるため、発音や話しづらさを感じる場合があります。
部分矯正の場合、主に前歯の8本にブラケットを装着して治療を進めます。

マウスピース矯正で前歯のねじれを治す
マウスピース矯正では、透明なプラスチック製の装置を使用します。当院では「インビザライン」という装置を採用しています。

目立ちにくいデザインで、周囲に矯正治療を気付かれにくいのが特徴です。
1日22時間の装着が必要で、2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯を動かしていきます。
食事や歯磨きの際には取り外せるため、衛生面での管理がしやすい点も魅力です。
部分矯正ではディスキングを行うことがある
歯のねじれやガタつきの主な原因は、顎が小さく歯が並びきらないことです。
子供の場合は顎の成長を促進する治療が可能ですが、大人では顎の成長がほぼ完了しているためスペースを作る必要があります。

ディスキングとは?
前歯の側面を0.25~0.5ミリほど削り、歯を動かすための隙間を作る処置です。
歯のエナメル質(約1.5ミリ厚さ)を傷めない範囲で削るため、知覚過敏が起きにくいです。
作成したスペースを利用し、効率的に矯正を進めます。

部分矯正で治る範囲と治らない範囲
前歯の部分矯正
前歯1本が捻じれている、飛び出している場合など、前歯のみの矯正が可能です。

奥歯の傾きの部分矯正
親知らずが原因で奥歯が傾いている場合、親知らずの抜歯と部分矯正で治療が可能です。
奥歯の傾きが歯列全体に影響を与える場合でも、部分的な矯正で対応できる場合があります。
部分矯正は、前歯や奥歯の軽度な歪みや傾きを治すのに効果的ですが、症状によっては全体矯正が必要な場合もあります。具体的な治療方法については、歯科医師に相談することをお勧めします。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.10.23更新

部分矯正の期間はどのくらい?

部分矯正にかかる期間
「前歯のみ」の部分矯正は、最短で3ヶ月、長くても1年程度で治療が可能です。
治療期間が3ヶ月で済むのは、もともと歯並びが比較的整っている場合です。歯を動かす距離が短く、微調整のみで済むため、短期間で治療が完了します。
一方、治療期間が1年程度必要なケースは、歯並びが大きく乱れている場合です。この場合、歯を移動させる距離が長くなるため、治療に時間を要します。

歯を動かす期間
「歯を動かす期間」は、矯正装置を装着して歯を移動させる期間を指します。一般的に矯正期間と言われるのは、この「歯を動かす期間」です。
この期間には以下の要因が影響します:

矯正装置の種類
例:ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、マウスピース矯正の方が治療期間が長くなることが多いです。
患者の歯の状態
歯の位置や歯列の乱れ具合が大きく関与します。
患者の年齢
一般に、若い方が歯の動きが早い傾向にあります。
具体的な治療期間は、医師の診察結果をもとに判断されるため、初回相談時に確認してみましょう。

保定期間
「保定期間」は、動かした歯を安定させるための期間です。
矯正治療直後の歯は元の位置に戻ろうとする性質があり、この現象を「歯の後戻り」と呼びます。これを防ぐため、リテーナーと呼ばれる保定装置を使用します。

保定期間の目安
1~2年が一般的です。前半(半年~1年)はリテーナーを1日中装着し、後半(1年半~2年目)は1日数時間の装着に切り替えます。

リテーナーの種類
固定式リテーナー
歯の裏側にワイヤーを固定するタイプ。後戻り防止効果は高いですが、取り外しができないため不便に感じる場合があります。
可動式リテーナー
ワイヤーとプレートで挟むタイプや透明なマウスピース型があります。取り外しが可能なため、衛生管理がしやすい反面、装着を怠ると後戻りのリスクが高まります。

部分矯正の期間が短い理由
部分矯正が短期間で完了する理由は、歯の構造にあります。
前歯の根は1本ですが、奥歯は2~4本の根を持っています。そのため、前歯は奥歯に比べて動かしやすく、矯正期間が短縮されます。

 

 

 

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2024.10.09更新

親知らずと歯並びの関係とは?

親知らずと歯並びの関係
親知らずは歯並びに影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
親知らずは、永久歯がすべて生えそろった後に生えてくる歯です。そのため、永久歯がきれいに並んでいたとしても、親知らずの影響で歯並びが崩れてしまうケースが見られます。
特に顎が小さい方の場合、親知らずの出現により歯のアーチが圧迫されることがあります。狭い歯列に親知らずが生えることで、歯が並びきらず、重なり合ってしまう場合があるのです。
さらに、親知らずが生えるスペースが十分でないと、親知らずが正常な向きで生えないこともあります。この場合、横向きや斜めに傾いた状態で生えることが多くなります。
横向きや斜め向きで生えた親知らずは、周囲の歯を圧迫し、最終的に歯並び全体を乱す可能性もあるのです。

歯並び以外で親知らずが与える影響

影響①:噛み合わせ
親知らずが影響を及ぼす代表的な例が噛み合わせです。
親知らずは上下左右に最大4本生える可能性がありますが、すべてが生えるわけではありません。一部だけ生えるケースでは、噛み合わせが不安定になり、食べ物を噛みづらくなることがあります。

影響②:虫歯や歯周病のリスク
親知らずは奥まった位置に生えるため、歯磨きが難しくなります。ブラッシングが不十分になると、虫歯や歯周病のリスクが高まることが知られています。

影響③:痛み・腫れ
親知らずが原因で痛みや腫れを引き起こすこともあります。不自然な位置に生えることで周囲の歯や骨、歯茎を圧迫し、炎症や痛みを伴う場合があります。

影響④:口内炎
親知らずが不正な方向に生えた場合、頬の粘膜を刺激して口内炎を引き起こすことがあります。さらに、片方だけに親知らずが生えているケースでは、噛み合わせが不均衡となり、歯茎を傷つけて口内炎ができやすくなることもあります。

影響⑤:口臭
親知らずがあると、口臭が発生する場合もあります。横向きや斜め向きに生えた親知らずの隙間に食べ物が詰まると、腐敗して悪臭を放つことがあります。また、親知らずが中途半端に歯肉から露出している場合にも、同様の理由で口臭が発生しやすくなります。

親知らずはなぜ生えるのか?
親知らずが生える理由は、昔と現在の食生活の違いにあります。
昔の人々は、硬い食べ物をよく噛む生活を送っていたため、顎の骨が十分に発達していました。そのため、親知らずが生えるスペースも確保されていたのです。
一方で、現代では柔らかい食べ物を多く摂取するようになり、「よく噛む」習慣が減少しました。その結果、顎の発達が不十分となり、親知らずが生えるスペースがなくなり、異常な形で生えるケースが増えたのです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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