COCOブログ

2022.04.27更新

インビザライン矯正においてチューイーは重要な役割を担っていますが、「そもそも使ったほうがいいの?」「何分くらい使えばいいの?」など疑問点が多く、使い方に個人差が出やすいものでもあります。
今回はチューイーの使い方や効果について説明します。
チューイーの使用方法で不明点がある方は是非最後までご覧ください。

インビザラインのチューイーとは?
インビザラインのチューイーとは、弾力のあるロール状のチューブのことです。
アライナー装着後、噛んで使います。
最近はフレーバー付きのものもあります。

チューイーの効果
チューイーを噛むことで、アライナーと歯を密着させることができます。
インビザラインはアライナーを交換して歯を動かしていくため、アライナーが歯とフィットしていることが重要です。
少しでも浮いたり隙間があったりすると、歯が計画通りに動かない可能性があります。
 
こうした事態を避けるために必要になるのがチューイーです。
チューイーを噛むことで歯とアライナーの密着度を高め、歯をしっかりと動かせるようになります。
 
チューイーの使用を怠ると、アライナーがうまくはまらなくなり痛みが出やすくなることも。
「チューイーは使わなくても大丈夫!」という噂に惑わされずに、是非正しく使用してください。

チューイーの使い方
チューイーを使う前に、まずはアライナーを前歯から奥歯にかけて両手指で押してしっかり密着させましょう。
その後、前歯からチューイーを噛んでいきます。
この時、上下の前歯で噛み切るようなイメージで押し込みます。
そのまま隣の歯に移動していき、奥歯に向かって噛みこんでいきます。
全体を満遍なく均等に噛むことがポイントです。
特に動かしたい箇所や八重歯などは角度を変えながら他のところよりも念入りに噛んで密着させてください。

チューイーの使用時間目安
チューイーを使用する際、何分くらい噛めばよいのか迷う方は多いでしょう。
チューイーは基本的に装着時に2~3分使用します。
ただし、新しいアライナーに交換して数日間ははまりにくく浮きやすいため、就寝前に20分~30分かけて使用するのが一般的です。
3~4日でアライナーが歯にフィットしてきたら、数分程度で十分です。

チューイーを噛んで痛い場合は?
チューイーが痛くて噛めない場合は、無理に使用せずひとつ前のアライナーを使用してフィット感を確かめてみてください。
「普段のアライナー装着時間が短い」「チューイーがうまく使えていない」などが原因で、アライナーと歯にズレが生じてしまっています。
ひとつ前のアライナーを使用するのか次のアライナーで様子を見るのか、歯科医師に相談し指示を仰ぎましょう。

チューイーの交換時期
チューイーは繰り返し使用できますが、ある程度使ったら交換が必要です。
弾力がなくなったと感じたり、チューイー自体が破れてきたら新しいものに交換しましょう。
使用後は水洗いし、乾燥させてください。
 
チューイーの代替品
チューイーを紛失してしまった、ストックがないといった時は以下の物で代用も可能です。
 
・丸めたティッシュペーパー
・キッチンペーパー
・ティッシュやガーゼを巻いた割りばし
など
 
それぞれある程度の硬さはありますが、チューイーのような弾力性はありません。
あくまで一時的の代用品と考え、なるべく早く新しいチューイーを用意しましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.04.13更新

インビザライン矯正を始めるにあたり、色々な疑問や不安があると思います。

その中でも、インビザライン矯正中は虫歯になりやすいといった噂を耳にしたことがありますか?特に昔から虫歯が出来やすい人は、特に気になるところではないでしょうか?

インビザライン矯正中は虫歯になりやすい?

インビザライン
結論からいうと矯正をしていないころよりは「多少虫歯になりやすい」といえます。
これは、インビザラインのマウスピースを常にしていることでお口が乾燥しやすくなることで虫歯のリスクが高くなると考えるからです。
お口の中は、普段何も付けていない状態のときだと唾液が食べかすなどを洗い流してくれているのですが、マウスピースをしていると唾液の自浄作用が歯まで届かないのです。

しかし、食べかすや糖分がついていなければ多少乾燥していても虫歯になることはほとんどありません。
しっかりと正しい歯磨きやお口のケアを行えば、矯正する前と同じように虫歯を予防することが出来ます。

特にインビザラインは、ワイヤー矯正と違い矯正器具を取り外せることができるので、普段と同じように歯が磨けます。
その点では、インビザライン矯正は他の矯正治療に比べても一番虫歯のリスクが少ない矯正治療方法と言えるでしょう。
 
マウスピースをしたままの飲み物に注意

スポーツドリンク
インビザラインは他の矯正治療に比べて虫歯になりにくいとお話ししましたが、盲点なのが「飲み物」です。
マウスピースを装着したままの状態で糖分が含まれている飲み物を飲むと、歯とマウスピースの間に入り込んで気づかない間に虫歯になりやすくなってしまいます。

スポーツ飲料なども、私たちが思っているより大量の砂糖が含まれていますので気をつけるようにしましょう。
甘い飲み物が飲みたい時にはマウスピースを外し、飲んだ後にはしっかりと歯磨きをしてからマウスピースを再装着して下さい。

なかなか面倒くさいですが、矯正治療中に虫歯を作らないためにもしっかりと意識していきましょうね。
 
矯正治療中は虫歯の治療が出来ない?
これも、矯正治療にまつわる噂でよく耳にするものですが、インビザライン矯正の場合矯正治療中でも虫歯の治療は出来ます。
しかし、歯の形が大きく変わらない小さな虫歯に限ります。

インビザラインでの矯正治療では個々に合わせたマウスピースを製作します。

虫歯が大きく治療によって歯の形が大きく変わってしまうと、せっかく製作したマウスピースがはまらなくなる可能性があるので歯を大きく削って被せ物をするような治療は原則出来ないのです。

ちなみに小さい虫歯を治療する方法としては、虫歯の部分を削りコンポジットレジンと言われる白い樹脂の詰め物をして完了になります。
この治療は1回で終わるので負担も少ないです。
 
矯正中はとにかく虫歯予防をしっかり
小さな虫歯であれば1回で治療することが出来ますが、何より矯正治療中は虫歯にならないことが大事です。

インビザライン矯正をしている際に意識してほしいポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
 
フッ素入りの歯磨き粉を使う

歯磨き粉
歯磨きの時に使って欲しいのが、「フッ素」入りの歯磨き粉です。
フッ素は唾液の中に含まれているカルシウムが、再石灰化を促し歯を丈夫にします。この再石灰化を促してくれることが虫歯予防につながるのです。

市販の歯磨き粉でも高濃度のフッ素が入っているものがありますので、そちらを使うと良いでしょう。
*未就学児は誤飲の可能性を考慮して、フッ素濃度1000ppm以下の歯磨き粉をお使いください



フロスや歯間ブラシを使う
 自分でしっかりと歯磨きをしているつもりでも、実はお口の中の6割程度しか磨ききれていないと言われています。

そのため、歯ブラシによる歯磨きだけでなくフロスや歯間ブラシを使って、虫歯の出来やすい歯と歯の隙間などの細かい部分も磨くことが重要です
<フロスの使い方>


使い方は歯と歯の隙間にピッタリと押し当ててスライドさせながら歯茎の方まで持っていって汚れをかき出します。

<歯間ブラシの使い方>
歯間ブラシは歯と歯の隙間が広めの方におすすめです

こちらの使い方は歯と歯の隙間の根元の部分にゆっくりと入れて汚れをかき出して使いましょう。

歯間ブラシにはサイズがあるので自分にあったサイズが知りたい時には、歯科医師や衛生士さんに気軽に相談してみて下さいね
 
こまめに水分を摂る
インビザライン矯正治療中は、マウスピースによってお口の中が乾燥しやすくなっている状態です。
そのため、こまめな水分補給で唾液の分泌を促してお口の中を乾燥させないようするといいでしょう。
どんな飲み物でも構わないというわけではありません。
砂糖が入っていないものが好ましいのはもちろんのこと、砂糖が入っていなくてもコーヒーやお茶は歯の色素沈着の原因となりますので嗜好品として楽しむ程度が望ましいです。
お口の中を考えた水分補給にはお水が一番です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.04.02更新

マウスピース矯正とワイヤー矯正は、歯に力をかけて動かす方法は同じです。しかし、両者には以下の違いがあります。


対応できる症例の違い
ほとんどのマウスピース矯正は、前歯や歯の一部を動かす矯正に特化しています。マウスピースの種類によって、歯にアタッチメントと呼ばれる装置を装着して難症例にも対応はできますが、矯正できうる症例は限られています。
ワイヤー矯正ではどんな症例でも矯正治療が可能です。

見た目の違い
マウスピース矯正では透明で薄い装置を使用するため、ほとんど目立ちません。
ワイヤー矯正では金属のブラケットと呼ばれる装置を歯に装着し、ワイヤーを通しますが、白いブラケットやワイヤーがあり、目立たずに矯正治療ができる材料が開発されています。
また、裏側矯正では、歯の裏側に装置を装着するため、目立たずに矯正が行えます。

痛みの違い
マウスピース1枚につき0.25mm歯を動かすため、痛みが少ないといわれています。
ワイヤー矯正では、歯に装置をつけるため、違和感や装置が当たってしまい傷ができる可能性が高く、痛みが出やすくなります。

食事の取り方について
ワイヤー矯正は取り外しができないため、食事の際は食べ物が挟まったり、食べにくかったりしますが、マウスピース矯正は、食事の際は取り外していつも通りの食事ができます。

むし歯や歯周病のリスクの違い
マウスピース矯正は取り外して歯磨きができるため、むし歯や歯周病のリスクは軽減できます。
一方、ワイヤー矯正では装置の周りに汚れが付きやすく、歯磨きを怠ってしまうとむし歯、歯周病になるリスクが高くなります。

矯正期間の違い
矯正期間の違いはほとんど変わりません。目安の期間は半年〜2年と長期間を必要とします。
また、矯正後の保定期間も両者とも半年〜2年必要です。矯正期間や保定期間は症例によって大きく異なります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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