COCOブログ

2023.02.15更新

歯周病

軽度な歯周病であれば矯正は可能
矯正治療は、歯の周囲に軽い炎症を起こします。歯周病は、すでに炎症している状態なので矯正治療を行うことで更に炎症を拡大させてしまいます。
そのため、注意が必要ですが軽度の歯周病であれば矯正治療を行うことは可能です。

軽度でなくても歯周病を治療すれば矯正は可能
歯周病があるとリスクの高い矯正治療ですが、歯周病の治療を終えてからであれば誰でも矯正治療を行うことはできます。
しかし、矯正治療にかかる期間は1~3年程で、その間は歯に装置をつけます。矯正治療中は歯周病になりやすいため歯のケアを充分に行うことが大切です。

歯周病のまま矯正を受けるリスク
歯周病を治療せずに矯正治療を行ってしまうと、どのようなリスクが生じるのでしょうか。
歯肉退縮
歯肉退縮(しにくたいしゅく)とは、歯茎が下がってしまい、歯が長く見えるような状態になることです。
歯茎が下がってしまったことで、歯の根っこの部分が出てきてしまいます。見た目が悪いだけではなく、虫歯にもなりやすく、歯周病の細菌が広がり悪化するのです。
歯肉退縮が軽度であれば、歯科医院でディープクリーニングという治療を行うことで歯石や歯垢が取り除かれて元に戻ることができます。
しかし、ディープクリーニングの治療ができない場合は歯茎の手術が必要となります。
歯が抜けてしまう
歯肉退縮の進行が進むと、歯がぐらぐらするようになります。そのまま放置すると、歯が抜け落ちてしまうのです。
そのようなことにならないように、矯正治療を行う前には歯周病の治療は欠かせません。

矯正治療を行う上で、歯周病の有無は重要です。歯周病は、細菌により歯に蓄積された歯垢や歯石によって歯茎が炎症を起こすことでおきます。
成人の8割の人が歯周病になっていますが、あまり痛みを伴わず、見た目からもわからないため、歯周病であることに気付かないことが多い病気です。
歯周病と矯正治療の関係性を理解したうえで、治療を進めていきましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.02.08更新

ブリッジが入っていてもインビザラインはできる?

インビザライン

結論から言うと、差し歯・ブリッジが入っていてもそのままの状態で移動することもできるため、インビザライン矯正はできます。
ただ、歯を移動させるために歯が抜けているスペースを利用する場合や、抜けている歯が2本以上連続している場合は、一度外して再治療することもあります。
このような症例ではスペースを確保するために行う抜歯の本数を減らすことも可能です。

ブリッジが入っている場合のインビザライン矯正方法
ブリッジを取り外す必要がない症例
奥歯にブリッジが入っていて前歯のみを動かす部分矯正は、奥歯を移動させないため取り外す必要はなく、そのまま使用することができます。
ブリッジを取り外す必要がある症例
ブリッジが入っている歯やその前後の歯を動かす場合は、一度取り外し、そのままにしておくか仮歯に置き換えます。
いずれもインビザライン矯正後に作り直すことが一般的です。

ブリッジが入っているとむし歯になりやすい?
ブリッジの有無にかかわらず、インビザライン矯正中はむし歯・歯周病になりやすい傾向にあります。
これはマウスピースを装着することによって、歯に唾液がいきわたりにくくなるためです。
唾液には汚れや食べかすを洗い流す自浄作用、お口の中の細菌の増殖を抑える抗菌作用などがあり、マウスピースによって歯が覆われてしまうと唾液の作用が抑えられてしまいます。

ブリッジが入っていた部分は特にケアが重要
ブリッジを取り外す必要がある場合はむし歯・歯周病になりやすい傾向にあるため、ブリッジが入っていた部分は丁寧なケアが大切です。
その歯がむし歯になると治療を優先することがあるため、インビザライン矯正が計画通りに進まなくなる可能性があります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.01.25更新

インビザラインの矯正期間中に銀歯や詰め物が入った場合にはどのようなトラブルが起こりやすいのでしょうか?

トラブル

マウスピースがはまらなくなってしまうことがある
インビザライン矯正をはじめる前に虫歯治療を終えていても、矯正期間中に虫歯になってしまうこともあるでしょう。初期の虫歯で少しだけ削ってごく一部だけ詰め物をする程度の治療でしたら、歯の形が大きく変わることはありません。
そのため治療した部分を多少調整する程度で、すでに製作してあるマウスピースを使用することができます。しかしながら、虫歯が大きく銀歯や大きな詰め物をせざるを得ない場合にはマウスピースがはまらなくなってしまう可能性が高いです。
虫歯治療で歯の形が大きく変わり、マウスピースがはまらなくなってしまったら再び型取りをしてマウスピースを製作し直さなければなりません。マウスピースの再製作には別途料金が発生してしまいます。

治療計画がスムーズに進まなくなってしまう
銀歯や大きな詰め物を入れるような大きな虫歯の治療は、その場ですぐに終わるものではありません。虫歯の部分を削って、歯型を取ってその歯型に合わせて銀歯や詰め物を製作します。
そのあいだ、思うように歯を動かすことが難しくなりますのでインビザライン矯正の治療計画がスムーズに進まなくなってしまうのです。

インビザラインはワイヤー矯正よりも虫歯治療がしやすい?
ワイヤー矯正の治療中に装置が干渉するような虫歯がみつかった場合には、一度ワイヤーの矯正装置を取り外してから虫歯治療をおこなって治療後にまた矯正装置をつけ直すという流れになります。
一方でインビザライン矯正は治療装置が取り外しの簡単なマウスピースですので、万が一矯正治療をはじめてから虫歯がみつかっても比較的治療しやすいです。

インビザラインと銀歯や詰め物、ブリッジが入っている歯
インビザライン矯正をはじめる前からすでに銀歯や詰め物、ブリッジが入っている歯がある患者さまもいらっしゃるかと思います。そのような箇所の治療はどうするのかお話させていただきます。

インビザライン矯正中は銀歯や詰め物が入っている歯に影響はないのか?
すでに銀歯や詰め物が入っていてもインビザライン矯正をすることはできます。しかし矯正治療は歯を何mmも動かしていくことが多いため、銀歯や詰め物の形状によっては合わなくなってきてしまうことも考えられるのです。
理想的な歯並びへ歯を移動させたときに銀歯や詰め物の調整をしたり、作り直したりすることもあります。

インビザライン矯正中はブリッジが入っている歯に影響はないのか?
インビザライン矯正する際にブリッジが入っている場合、例えば奥歯にブリッジが入っていて前歯のみインビザライン矯正をするといったケースでは影響はありませんので、そのまま以前から入っているブリッジを使用することができるのです。
しかし、ブリッジの入っている箇所を含めたインビザライン矯正をおこなう場合には、新しい歯並びに合わせて新たにブリッジを作り直す必要があります。

インビザライン治療中に虫歯リスクを軽減させる方法とは?
インビザライン矯正をはじめてからでも、比較的虫歯治療がしやすいことをお話いたしました。
しかしながら、やはり虫歯はないに越したことはありません。インビザライン矯正中に虫歯リスクを軽減させる方法をご紹介します。

マウスピースを取り外して隅々までブラッシング
インビザライン矯正で使用するマウスピースは患者さまご自身で簡単に取り外すことができるため、矯正後も歯ブラシがしやすいです。
歯間ブラシやデンタルフロスも同様に使用しやすいため、お口の中を隅々までキレイに保つことで虫歯リスクを軽減することができます。

マウスピースをはめるときに少量のフッ素ジェルを塗布する
マウスピースをはめるときにブラッシング、歯間ブラシやデンタルフロスをしたあとに少量のフッ素ジェルを塗布すると、通常よりも長時間歯にフッ素を付着させておくことができます。
フッ素は虫歯予防に効果的ですので、ぜひフッ素ジェルを使用してみてください。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.01.18更新

クリンチェックはインビザラインを製造販売しているアラインテクノロジー社が独自に開発したプログラムのことで、治療計画をたてるためになくてはならないものです。

iTero

インビザラインのクリンチェックとは
インビザライン治療では、実際に治療を始める前に、どのように歯が動いていって理想の歯並びになるかを、ソフト上でシミュレーションすることが出来ます。
ワイヤー矯正ではこのように画面上で3Dで歯が動いていく様子を見ることは出来ません。クリンチェックはインビザライン独自のソフトウェアで、現在の歯の状態から歯が動いて歯並びが整って行く様子を3D画像で見ることが出来ます。クリンチェックの前にはiTeroと呼ばれる光学スキャン装置でお口の中をスキャンし、そのデータを元にシミュレーションしていきます。クリンチェックでは現在の歯型データからAIがシミュレーションを作成しますが、実際の治療ではAIのデータをもとに歯科医師が修正を加えて、更に無理なく歯を動かし、良い仕上がりになるようにします。
シミュレーション画面は患者さんも見ることが出来ますので、それを見ながら担当矯正医の説明を聞き、治療終了までの歯が移動していくイメージをつかんでから治療を開始することが出来ます。

クリンチェックは何がすごいの?
インビザライン治療におけるクリンチェックの役割は、シミュレーションによって複数の治療計画を立てられることです。
例えば、抜歯した場合の治療計画と、非抜歯の場合の治療計画を立てて、歯の動きをシミュレーションし、どちらがより美しい仕上がりで無理のない治療計画かを歯科医師が判断します。もちろん抜歯か非抜歯かについては患者さんのご希望もあるため、しっかりと話し合って治療計画を決定して治療を行います。
更に、クリンチェックでは歯をどのように動かすのか、アタッチメントの種類やつける場所を歯科医師が自由に決定することが出来ます。アタッチメントはインビザラインでの矯正治療中に患者さんの歯の表面に付けるレジンの突起で、アタッチメントによって歯にかかる力の向きが変わり、効果的に歯を動かすことが出来ます。また、歯を動かすためのスペースを作るために歯の両端を僅かに削る処置(IPR スライス、ディスキングともいう)をすることがありますが、そのタイミングや削る量をクリンチェックでAIが決めてくれます。
このように、クリンチェックのおかげで治療計画が綿密にたてられるようになり、治療期間中もシミュレーション画面が見られることで矯正治療の全体の動きがより具体的に患者さんにもわかりやすくなりました。
クリンチェックはドクターが作成後、アラインテクノロジー社のエンジニアが一件ごとに確認する流れとなっていますので、より安心な内容となっています。

インビザラインの治療中にもクリンチェックを使うの?
実際に治療に入ってからは、矯正治療がどこまで進んでいるか、そして歯が当初の計画通り動いているかのチェックをクリンチェックを使用して行うことが出来ます。
クリンチェックの画面には、アライナーが何枚目であるかと、それに対応する治療計画上の歯の状態が3Dで確認できるようになっています。
インビザラインは1日に22時間以上装着しなければなりませんので、それを守れていないと計画通りに歯が動かないため、アライナー(マウスピース)が歯にはまらなくなってしまいます。
また、稀にアライナーを必要時間はめていても、計画通りに歯が動かないことがあります。その場合には歯が動かない理由を分析し、クリンチェックを確認して治療計画の変更を行い、追加のアライナーを作製して新しく届いたアライナーで治療を進めていくことが出来ます。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.01.11更新

インビザラインのアタッチメントは歯につける小さな突起物で、インビザラインで歯を思い通りに動かすためのものです。

アタッチメント

インビザライン自体は痛い?痛くない?
矯正治療を行うことが原因で痛みは起こることが多いです。新しいスペースへの歯の移動により、力がかかるため痛みが生じます。マウスピース矯正の特徴に、ワイヤー矯正で治療するケースと比較してお口の内側や唇に傷を付けるトラブルがなく、口内炎などの痛みが少なくなるというメリットがあります。しかしアライナーの交換直後に痛みが生じることが多く、痛みや締め付け感が全くない状態で治療完了したという方は少ないと思います。
マウスピースをはめると、自分の歯列より少し歯が動いた形になっているため、違和感や締め付け感があります。そして歯の動こうとする力が加わるので、新しいマウスピースに替えてから1~2日はうずくような痛みを感じる方もおられます。歯をしっかり動かして理想的な位置に導くためには、不正咬合の程度によっては抜歯をしたり、アタッチメントをつけたり、ゴムかけをしたりするので、余計歯に力がかかり、痛みを感じる可能性は高まります。

インビザラインのアタッチメントとは?
インビザラインは最初に歯型のデータを作成して、現在の歯並びからきれいな歯並びになるまでのシミュレーションを3Dソフト上で行います。
シミュレーションの結果、平均36個~48個のアライナーが作成され、患者さんは2週間毎に新しいアライナーへの取り替えを行いながら、シミュレーション通りに歯を動かしていきます。数年前まではマウスピース矯正では複雑に重なり合った歯列の治療や、抜歯を伴う治療はは出来なかったのですが、インビザラインでアタッチメントを使用するようになってからは、かなり大きく歯を動かさなくてはいけない症例でも治療が可能になりました。

アタッチメントとは?
歯につける小さな突起物をアタッチメントと呼びます。これがついていることで、歯に一定方向の力をかけられるようになり、マウスピースでもワイヤー矯正と同じように歯を自在に動かせるようになりました。
クリンチェックによってインビザラインでの治療計画を立てた時に、歯に濃いピンク色の三角や四角のマークが表示されます。これがアタッチメントを着ける場所と種類を表しています。アタッチメントには大きさや形の違いがあり、歯をどのように動かすかでアタッチメントの種類が決められます。

アタッチメントの種類
アタッチメントには、クリンチェックの段階で自動的に追加される「最適アタッチメント」と、
矯正医の判断で追加する「通常アタッチメント」の2種類があります。
これらのアタッチメントを組み合わせることで、より効果的に歯を動かして不正咬合を治療していくことが出来るようになります。
最適アタッチメントは治療前の歯型をソフトウェアに読み込ませて、ソフトウェアが患者さんの不正咬合のタイプによって歯をどのように動かしていくか自動的に判断します。
そして通常アタッチメントは矯正医の判断で設置の有無や大きさを変更することが出来ます。
最適アタッチメントには、歯の動かし方によって5種類あります。

・オープンバイト用
・ディープバイト用
・ルートコントロール用
・回転用
・アンカレッジ用

アタッチメントがより進化してアンカレッジ用最適アタッチメントが開発されたことで、昔はインビザラインでは不向きと言われていた抜歯矯正が多く行われるようになりました。
小臼歯を抜歯した場合には、歯を大きく動かすことになりますので、犬歯の歯軸が傾いて斜めになってしまわないように移動させたり、または平行に移動させたりする動きに合ったアタッチメントを選ぶことが大切です。

アタッチメントって痛い?
歯列矯正をされる方で、ワイヤー治療よりも痛みが少ないということでマウスピース型矯正を選択された方もいらっしゃると思います。では、インビザラインで歯を自在に動かすために必要な「アタッチメント」は痛いのでしょうか。
結論から申し上げますと、“効率的に歯を動かす”ためにつける装置ですので、歯に力がかかり、歯が動くと痛みが生じることがありえます。これはアタッチメントのためだけでなく、インビザラインそのものにも言えます。
そして、初めてマウスピースを装着された際の痛みについてお話ししましたが、マウスピースを外す際も、不慣れなうちはアタッチメントにひっかかり、痛みが生じることがありえます。外す時は奥歯→前歯の順でゆっくりと外しましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.12.28更新

妊娠中のインビザライン矯正で気をつけること

妊娠・出産は女性にとって人生のビッグイベントです。患者様の中では、インビザライン矯正を進めている間にに妊娠が発覚する方もいらっしゃいます。
そんなときに気になるのが「妊娠中にも治療が続けられるのかどうか」ではないでしょうか。
結論から言いますと妊娠中でもインビザライン矯正の治療は「受ける」ことができます。

しかし、妊娠中に治療を受ける場合にはいくつか注意する点があります。
特に、インビザラインでは食事や歯磨き以外の時に透明なマウスピースをずっと装着していないといけません。人によってはつわりがひどい時にマウスピースが装着できなくなってしまう方もいるようです。
そんな時には無理せずに外して体調を整えてください。調子が良い時にまたマウスピースを装着するようにすればOKです。

しかし、長期でマウスピースが装着できない時には、歯が後戻りを起こしマウスピースがはまらなくなることもありますので、その場合にはすぐに歯科医師に対処方法や治療方針を相談してもらうようにしましょう。

妊娠中のインビザライン矯正についての疑問
妊娠中にレントゲンをとっても大丈夫?
インビザライン矯正を受けるには最初の精密検査の段階でレントゲン撮影での診断をします。
妊娠中にレントゲン撮影をしてはいけないと言われたことがあるかもしれませんが、歯科のレントゲンはお腹から離れた場所ですし被曝量も少ないです。
また、妊婦さんだけではなくレントゲン撮影をする患者さまにはX線を遮断する防護用エプロンを必ず着けていただきますので、お腹の赤ちゃんへの影響はほとんどないと考えられています。

しかし妊娠初期など患者さまの状態によってはおこなえないこともあります。インビザライン矯正をはじめとする矯正治療にはレントゲン撮影などの診断は必須です。
そのため妊娠されているかもしれない、妊娠初期の妊婦様は落ち着いてからインビザライン矯正を始められることをおすすめします。
妊娠中の服薬や麻酔について
インビザライン矯正は、症例によっては抜歯をおこなうために「麻酔」が必要になります。
妊娠初期などの不安定な時期はレントゲン撮影だけではなく麻酔、投薬が難しい場合が多いですが、妊娠中でも時期をずれせば治療を進められる可能性もありますのでまずは産婦人科の医師、矯正の歯科医師へご相談ください。
そして妊娠中に処方されるお薬は妊娠週数や状態、体質などを踏まえて安全だと思われるものを選択していますのでご安心ください。
 
妊娠中にインビザライン矯正がストレスになる場合には中断を
妊娠中は精神的にも不安定になりやすいです。他にもつわりや貧血など体調も変わりやすいので、インビザライン矯正がストレスになる場合には無理せずに中断するようにしましょう。
もし治療が始まってしまっている場合にはご自身の判断で中断するのではなく、必ず担当の矯正医師に相談するようにしてください。

妊娠中に起こりやすいお口のトラブル
妊娠初期は特につわりが起こりやすいです。中には何度も吐いてしまう方もいらっしゃいます。
マウスピースをしたまま吐いてしまうことを繰り返してしまうと、歯にダメージがいくだけでなくマウスピースの破損や変形にも繋がってしまいます。
気持ち悪くなった時点ですぐにマウスピースを外して体調をみてくださいね。
そして吐いてしまったあとも、しっかりとお口をゆすいで出来れば歯磨きをしてからマウスピースを再び装着するようにしましょう。

また、妊娠中は唾液の分泌量が減ってしまうことがあるため、歯垢(プラーク)が溜まりやすくなります。インビザラインのマウスピースをしていると特に唾液の分泌量が減ってしまうので、歯周病になりやすくなります。
妊娠中はホルモンバランスが崩れやすいことが原因で「妊娠性歯肉炎」という文字通り妊婦さんがなる歯肉炎の病名があるほどに歯茎がとても腫れやすい状態になっています。

お口のトラブルのリスクを減らすためにも、妊娠前以上にお口のケアには気を遣うようにしましょう。

出産の際のインビザライン矯正について
出産後は、なかなか通院が難しくなるかと思います。出産が近づいてきている時点で歯科医師と相談してどのように治療を進めていくか相談するようにしましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.12.14更新

インビザラインの種類

インビザラインは複数の種類があり、大きく分けると4種類くらいに分かれます。すべての歯科医院や歯科医師がすべての種類のインビザラインを使いこなしているわけじゃなく、歯科医師によってはこの種類のインビザラインしか使わないという人もいたり、このインビザラインはシステム上使えないといったものもあります。

インビザライン・コンプリヘンシブパッケージ
まずはインビザライン・コンプリヘンシブパッケージです、昔はインビザライン・フルと呼ばれていたものです、これはその名の通り全体的な矯正に使用するパッケージです。
このパッケージでは歯牙移動の制限などがなく、前歯から奥歯まですべての歯を移動させることができます。
奥歯の移動ができるということは噛み合わせやA-P関係(歯の前後的な関係)も治療することができます。
噛み合わせの悪い歯を治したり、出っ歯や反対咬合、開口なども治療することができるため多くの歯科医院で採用されています。
しかも追加アライナーは5年間であれば無制限に発注することができるので大きな移動が終わった後、細かい治療まで思う存分行うことができます。後述しますが、後々のアライナーのオプションでは追加回数に制限があります。
制限がある場合、万が一当初の治療計画どおりにいかなかった時など、追加修正できなくなる可能性があるので歯の移動にある程度の制約がかかると言わざるをえません。

インビザライン・ライトパッケージ
インビザライン・ライトはインビザライン矯正を行う患者の中でも比較的簡単な症例で使用されます。
全体的に動かせる歯牙の位置はインビザラインフルと変わりませんが、ステージ数が上限14までしかなく、追加も2回までしかできないので症例によってかなり適応が限られます。また追加できる可能年数は2年間と限定されています。
隙間がある歯を閉じたり、かんたんな叢生(でこぼこ)であれば治療ができますが、中程度~重度の症例は治すことができません。
A-P関係を改善させるのも可能ではありますが現実的には難しいでしょう。このあたりは矯正医の診断によるものなので、一度歯並びを診てみてもらいしっかりと診断してもらう必要があるでしょう。

インビザライン・エクスプレスパッケージ
これはかなり症例が限定されるパッケージです。ステージ数は7までで追加も1回しかできません。
適応症例としては、矯正後の後戻りを治したり、MTM(1、2本程度の少ない歯の移動)を行う時に使用されます。

インビザラインGO
他のインビザラインシステムと少し違っていて、こちらは動かせる歯牙が前歯部のみと限局しています。
前歯だけなので、奥歯は動かすことができず噛み合わせは変えられないのですがその分前歯の歯並びの治療に特化することにより手軽で短期間で治すことができます。費用も他のインビザラインに比べて安く済ませることができるシステムです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.12.07更新

インビザライン矯正に「年齢制限」はある?

インビザライン矯正をはじめることができる目安としては、基本的には永久歯が生えそろってからとなります。
逆にいえば永久歯が生えそろっていれば年齢は関係なく治療することができます。インビザライン矯正は数ある歯科矯正の中でも比較的痛みが少ないため痛みに弱い方でも挑戦しやすい矯正です。
また、見た目が気になるワイヤー矯正と違い透明なマウスピースを使うため目立ちにくく心理的にもインビザライン矯正をはじめやすいかと思います。

高齢でもインビザライン矯正はできる?
ご高齢の方の場合ですと、患者さまご自身の歯があることと歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨がしっかりしていらっしゃれば年齢には関係なく治療することが可能です。


・インビザライン矯正でインプラントの歯も動かすことができる?
インプラントの歯は歯槽骨に直接植えているため動かすことができません。動かすことができるのは患者さまご自身の歯に限りますのでご注意ください。
・高齢でもインビザライン矯正で素早く歯を動かすことはできる?
インビザライン矯正だけではなく、歯の動く速度は人によって変わってきます。
お子さまの場合は代謝が良く、成長に合わせて歯を動かしていくので比較的速く動かすことが可能です。
しかし、大人の場合は年齢とともに代謝が落ちているためお子さまのような速度で歯を動かしていくことは難しいでしょう。
・高齢でインビザライン矯正をはじめるメリットとは?
審美的な面はもちろんのこと、キレイな歯並びになると歯ブラシや歯間ブラシ・デンタルフロスがやりやすくなりますので健康な歯をより長持ちさせることができるでしょう。
また、子供の場合は受け口など急いで治療しなければならないこともありますが、高齢の方の場合はじっくりと時間をかけて治療できることもメリットのひとつかと思います。

子供でもインビザライン矯正はできる?
子供のインビザライン矯正の場合は乳歯の残りが1本ほどになればはじめることができます。
すべての歯がまだ乳歯の子供はまだインビザライン矯正をはじめるには早いです。
しかしながら、すぐにはインビザライン矯正をはじめることが難しい小さなお子さまでも歯並びやかみ合わせでなにかご不安な点がある場合には歯科医院で相談することができます。

インビザライン矯正は年齢関係なくできるおすすめの矯正
インビザライン矯正は永久歯が生えそろったばかりのお子さんから、ご高齢の方までご自身の歯がしっかり生えていれば年齢関係なくはじめることができるオススメできる歯科矯正です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.11.24更新

インビザライン

結論からお伝えいたしますと、インビザラインの効果を実感しやすくなる時期は、治療を開始してから約1年経った頃です。インビザライン矯正治療の中盤から終盤にかけて、アライナーを取り外した時の見た目に違いを感じやすくなります。
「矯正効果が出るまで長いんだな…」と感じられた方も少なくないかもしれませんね。それでは、なぜインビザライン矯正治療の初期に効果を実感しにくいのでしょうか。

前歯は最後に動く?インビザライン治療初期に効果を実感しにくい3つの理由
インビザラインの効果を実感しやすくなる時期は、治療を開始してから約1年が経った頃と解説しました。一刻も早く歯並びを治したいと思って治療に取り組む方にとって、1年は長いと感じることと思います。そこで、ここでは、なぜインビザラインの治療初期に効果を実感しにくいのかについて解説します。
インビザラインの治療初期に効果を実感しにくい主な理由は、以下の3点です。
一気に歯を動かせないから
前歯は最後に動くから
治療計画が適していないから
これら3つの理由について、以下でそれぞれ詳しく解説します。治療初期に効果を実感しにくい理由を知ると、治療のモチベーションを保ちやすくなるので、ぜひ併せてご覧ください。

理由①:一気に歯を動かせないから
インビザライン治療では、一気に歯を動かすことができないため、治療初期に効果を実感しにくくなります。インビザラインは、アライナーと現在の歯並びとの間にわずかなズレを作り出すことによって、歯を動かしていくと解説しました。
ここで重要なことは、1枚のアライナーで動かせる歯の量。アライナー1枚で動かせる歯の量は、約0.25mm~0.35mmです。すなわち、歯を1mm動かすためには、約1ヶ月半~2ヶ月かかります。さらに、単純計算をすると、1年で動かせる歯の量は約6mm~7mmです。
「気が遠くなるな…」と感じられた方もいらっしゃるでしょう。しかし、アライナーと現在の歯並びとの間に、大きなズレを作ってしまうと、装着した際にパカパカしてしまい適切な圧力をかけられません。つまり、インビザラインでは、地道に少しずつ歯を動かしていく必要があるわけですね。
ただ、歯が6mm~7mm動けば、見た目の変化を感じやすくなります。そこまで長い道のりですが、1年後の見た目の変化を楽しみに一歩一歩頑張っていきましょう。

理由②:前歯は最後に動くから
インビザライン治療初期に効果を実感しにくい理由の1つとして、1番気になる部分の前歯は最後に動くことが挙げられます。前歯を綺麗に並べるためには、最初に奥歯を後方に移動させて、前歯部分にスペースを作らなければなりません。
上述したように、アライナー1枚で動かせる歯の量は、0.25mm~0.35mmなので、奥歯を後方に移動させるだけでもかなりの時間を要します。さらに、奥歯は口を開けても見えにくいです。そのため、本当に歯が動いているか分からないと不安になってしまう方もいらっしゃいます。
ただ、インビザライン矯正治療中は、頻度は少ないものの定期的に通院する機会があります。その際に、iTeroで口腔内をスキャンすれば、患者さま自身も歯の動きを確認できるので安心してくださいね。通院時に歯の動きをご自身で確認できれば、やはり治療継続のモチベーションに繋がります。

理由③:治療計画が適していないから
治療計画が不適当の場合も、もちろん治療初期に効果を感じられません。インビザラインの治療計画は、患者さま個人の歯型データやレントゲン写真を材料にクリンチェック(3Dシミュレーション)を行って立てられます。
しかし、治療計画を立てる際に、無理のある歯の動きを想定してアライナーを作製してしまっては、歯は正しく動いてくれません。それどころか、歯に余計な負担をかけてしまうことも。
上述したように、インビザライン治療中は定期的に歯医者へ通院し、歯が計画通りに動いているか確認します。そこで治療計画に無理があると判断されれば、治療計画を再度立て直し、軌道修正することになります。治療計画の誤りは、早期に対応することが重要なので、治療初期の通院は非常に重要です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.11.17更新

インビザラインは痛くない矯正治療?

インビザライン

インビザラインは痛くない矯正治療として、人気が高い治療方法です。確かに、ワイヤー矯正などに比べて、痛みが少ない治療方法といえます。
しかし、「痛くない」とは言い切れません。ワイヤー矯正ほどではないものの、痛みがでる可能性はあるのです。
痛くないという言葉だけで、インビザラインを選ぶと痛みがでたときに、治療をしたことを後悔してしまいます。
インビザラインを行うときは痛くないのではなく、痛みが少ない治療方法だということを覚えておいてください。

インビザラインは痛みが少ないといわれる理由
矯正治療は、装置を使って歯を動かして歯並びを整える治療です。歯を動かすために、装置で力をかけていきます。
ワイヤー矯正は歯にかける力が強いため、歯や顎の骨に圧力がかかるのです。そのぶん、強い痛みを感じる人も多くいます。
その点、インビザラインのマウスピースが歯にかける力は、緩やかです。歯の動かし方も少しずつのため、強い痛みを感じることは少ないといわれています。
また、ワイヤー矯正で使用する装置は金属です。金属は口の中の粘膜への刺激が強いため、それを痛みとして感じます。
インビザラインは、透明なプラスチックでできていて、かなり薄いです。金属でできたワイヤーよりも、違和感や口の中の刺激が少なくなっています。
インビザラインの痛みが少ない理由は、歯を動かす力が緩やかなことと、素材に関係しているのです。

歯列矯正の痛みの原因
痛みが少ないといわれているインビザラインでも、人によっては痛みがでる場合があります。

歯が動くときの痛み
歯は、歯茎の下の骨(歯槽骨)に支えられています。歯列矯正は歯に力をかけて、動かす治療です。
動かしたい方向に歯に力をかけると、歯を支えている骨が吸収されます。骨が吸収される際に、痛みの原因となる物質が放出されるのです。
痛みの原因となる物質の放出によって、歯を動かすときに痛みがでる可能性があります。初めて矯正装置を装着してから、3~6時間後に痛みがでることが多いです。
歯の動きが原因で起こる痛みのピークは1~3日。1週間ほどで痛みを感じなくなっていくことがほとんどです。

装置が粘膜にあたるときの痛み
矯正治療で装着している、装置の一部が口の内側や舌に当たって、その刺激が痛みに繋がっているケースもあります。
歯が動いていくうちに装置がずれることや、激しい運動をしたことで装置がずれてしまうこともあるのです。
装置が粘膜に当たって痛い場合は、早めに歯科医に相談をして、装置の付け直しや粘膜に当たらないように調整をしてもらいましょう。

傷ができたときの痛み
ワイヤー矯正のワイヤーが、刺さるなど装置があたって口の中に傷ができると、当然ですが痛みがでます。
口の中の傷は、口内炎の原因の1つです。口内炎になってしまうと、痛みが長引いてしまいますし、そこに装置があたると余計に痛みがでます。
矯正中に感じる痛みが、装置が当たっている場合は我慢しないで、歯科医で対処してもらうようにしましょう。

インビザラインで「痛い」と感じるタイミング
インビザラインは、装置の違和感や痛みが少ない治療といわれていますが、歯を動かすときの圧迫感から、痛みを感じるケースも少なくありません。
インビザラインで、痛みがでるタイミングについて解説していきます。

治療開始時期
インビザラインで治療で、最初に痛みを感じるのは、初めてマウスピースを装着したときです。
マウスピースを装着することで、理想の歯並びにするために歯を動かし始めます。歯を動かすときにかかる圧迫感が痛みの原因となるのです。
また、他の矯正方法と同じように、歯を動かすために骨の吸収が起きることで、痛みがでてくる可能性もあります。

新しいアライナーを装着したとき
インビザラインのマウスピースは、1~2週間のサイクルで新しいものに交換しながら、歯並びを理想の形に近づける治療です。
マウスピースの形は、1つ交換するごとに形が少しずつ変わるため、それまでと別の方向に力が加わります。
交換前と違う方向に力が加わるため、新しいマウスピースを装着したときに、痛みがでるのです。

長時間アライナーを装着しなかった後
インビザラインのマウスピースは1日20~22時間以上の装着が、治療をスムーズに進めるうえて重要なポイントになります。
長時間マウスピースを装着しないでいると、歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」を起こすのです。
後戻りをした状態で、久しぶりにマウスピースを装着しようとすると、後戻りをした部分に強い圧力を感じることで痛みがでることがあります。
後戻りの程度が少しであれば、痛みは少なくリカバリーも可能です。しかし、後戻りが大きくなってしまうと、痛みも強くなります。
マウスピースを外している期間が長く、久しぶりに装着したときに強い痛みがでる場合は、装置が合わなくなっている可能性があるのです。
その場合は、マウスピースを作り直して再度治療計画を立て直す必要がでてきます。装着時間は、できるだけ守るようにしましょう。

アタッチメントがあたる
インビザラインでは、マウスピースの力がしっかり歯に伝わるように、歯の表面にアタッチメントという器具をつけます。
アタッチメントはプラスチック素材でできている、小さい突起物です。アタッチメントをつけると、歯の表面に凹凸が生まれます。
アタッチメントの凹凸が、唇や頬の内側にあたることで痛みがでる場合があるのです。この場合も、歯科医で相談をして下さい。
アタッチメントの縁を削って、装置があたるのを軽減する処置をしてくれるはずです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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