COCOブログ

2022.12.14更新

インビザラインの種類

インビザラインは複数の種類があり、大きく分けると4種類くらいに分かれます。すべての歯科医院や歯科医師がすべての種類のインビザラインを使いこなしているわけじゃなく、歯科医師によってはこの種類のインビザラインしか使わないという人もいたり、このインビザラインはシステム上使えないといったものもあります。

インビザライン・コンプリヘンシブパッケージ
まずはインビザライン・コンプリヘンシブパッケージです、昔はインビザライン・フルと呼ばれていたものです、これはその名の通り全体的な矯正に使用するパッケージです。
このパッケージでは歯牙移動の制限などがなく、前歯から奥歯まですべての歯を移動させることができます。
奥歯の移動ができるということは噛み合わせやA-P関係(歯の前後的な関係)も治療することができます。
噛み合わせの悪い歯を治したり、出っ歯や反対咬合、開口なども治療することができるため多くの歯科医院で採用されています。
しかも追加アライナーは5年間であれば無制限に発注することができるので大きな移動が終わった後、細かい治療まで思う存分行うことができます。後述しますが、後々のアライナーのオプションでは追加回数に制限があります。
制限がある場合、万が一当初の治療計画どおりにいかなかった時など、追加修正できなくなる可能性があるので歯の移動にある程度の制約がかかると言わざるをえません。

インビザライン・ライトパッケージ
インビザライン・ライトはインビザライン矯正を行う患者の中でも比較的簡単な症例で使用されます。
全体的に動かせる歯牙の位置はインビザラインフルと変わりませんが、ステージ数が上限14までしかなく、追加も2回までしかできないので症例によってかなり適応が限られます。また追加できる可能年数は2年間と限定されています。
隙間がある歯を閉じたり、かんたんな叢生(でこぼこ)であれば治療ができますが、中程度~重度の症例は治すことができません。
A-P関係を改善させるのも可能ではありますが現実的には難しいでしょう。このあたりは矯正医の診断によるものなので、一度歯並びを診てみてもらいしっかりと診断してもらう必要があるでしょう。

インビザライン・エクスプレスパッケージ
これはかなり症例が限定されるパッケージです。ステージ数は7までで追加も1回しかできません。
適応症例としては、矯正後の後戻りを治したり、MTM(1、2本程度の少ない歯の移動)を行う時に使用されます。

インビザラインGO
他のインビザラインシステムと少し違っていて、こちらは動かせる歯牙が前歯部のみと限局しています。
前歯だけなので、奥歯は動かすことができず噛み合わせは変えられないのですがその分前歯の歯並びの治療に特化することにより手軽で短期間で治すことができます。費用も他のインビザラインに比べて安く済ませることができるシステムです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.12.07更新

インビザライン矯正に「年齢制限」はある?

インビザライン矯正をはじめることができる目安としては、基本的には永久歯が生えそろってからとなります。
逆にいえば永久歯が生えそろっていれば年齢は関係なく治療することができます。インビザライン矯正は数ある歯科矯正の中でも比較的痛みが少ないため痛みに弱い方でも挑戦しやすい矯正です。
また、見た目が気になるワイヤー矯正と違い透明なマウスピースを使うため目立ちにくく心理的にもインビザライン矯正をはじめやすいかと思います。

高齢でもインビザライン矯正はできる?
ご高齢の方の場合ですと、患者さまご自身の歯があることと歯槽骨と呼ばれる歯を支えている骨がしっかりしていらっしゃれば年齢には関係なく治療することが可能です。


・インビザライン矯正でインプラントの歯も動かすことができる?
インプラントの歯は歯槽骨に直接植えているため動かすことができません。動かすことができるのは患者さまご自身の歯に限りますのでご注意ください。
・高齢でもインビザライン矯正で素早く歯を動かすことはできる?
インビザライン矯正だけではなく、歯の動く速度は人によって変わってきます。
お子さまの場合は代謝が良く、成長に合わせて歯を動かしていくので比較的速く動かすことが可能です。
しかし、大人の場合は年齢とともに代謝が落ちているためお子さまのような速度で歯を動かしていくことは難しいでしょう。
・高齢でインビザライン矯正をはじめるメリットとは?
審美的な面はもちろんのこと、キレイな歯並びになると歯ブラシや歯間ブラシ・デンタルフロスがやりやすくなりますので健康な歯をより長持ちさせることができるでしょう。
また、子供の場合は受け口など急いで治療しなければならないこともありますが、高齢の方の場合はじっくりと時間をかけて治療できることもメリットのひとつかと思います。

子供でもインビザライン矯正はできる?
子供のインビザライン矯正の場合は乳歯の残りが1本ほどになればはじめることができます。
すべての歯がまだ乳歯の子供はまだインビザライン矯正をはじめるには早いです。
しかしながら、すぐにはインビザライン矯正をはじめることが難しい小さなお子さまでも歯並びやかみ合わせでなにかご不安な点がある場合には歯科医院で相談することができます。

インビザライン矯正は年齢関係なくできるおすすめの矯正
インビザライン矯正は永久歯が生えそろったばかりのお子さんから、ご高齢の方までご自身の歯がしっかり生えていれば年齢関係なくはじめることができるオススメできる歯科矯正です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.11.24更新

インビザライン

結論からお伝えいたしますと、インビザラインの効果を実感しやすくなる時期は、治療を開始してから約1年経った頃です。インビザライン矯正治療の中盤から終盤にかけて、アライナーを取り外した時の見た目に違いを感じやすくなります。
「矯正効果が出るまで長いんだな…」と感じられた方も少なくないかもしれませんね。それでは、なぜインビザライン矯正治療の初期に効果を実感しにくいのでしょうか。

前歯は最後に動く?インビザライン治療初期に効果を実感しにくい3つの理由
インビザラインの効果を実感しやすくなる時期は、治療を開始してから約1年が経った頃と解説しました。一刻も早く歯並びを治したいと思って治療に取り組む方にとって、1年は長いと感じることと思います。そこで、ここでは、なぜインビザラインの治療初期に効果を実感しにくいのかについて解説します。
インビザラインの治療初期に効果を実感しにくい主な理由は、以下の3点です。
一気に歯を動かせないから
前歯は最後に動くから
治療計画が適していないから
これら3つの理由について、以下でそれぞれ詳しく解説します。治療初期に効果を実感しにくい理由を知ると、治療のモチベーションを保ちやすくなるので、ぜひ併せてご覧ください。

理由①:一気に歯を動かせないから
インビザライン治療では、一気に歯を動かすことができないため、治療初期に効果を実感しにくくなります。インビザラインは、アライナーと現在の歯並びとの間にわずかなズレを作り出すことによって、歯を動かしていくと解説しました。
ここで重要なことは、1枚のアライナーで動かせる歯の量。アライナー1枚で動かせる歯の量は、約0.25mm~0.35mmです。すなわち、歯を1mm動かすためには、約1ヶ月半~2ヶ月かかります。さらに、単純計算をすると、1年で動かせる歯の量は約6mm~7mmです。
「気が遠くなるな…」と感じられた方もいらっしゃるでしょう。しかし、アライナーと現在の歯並びとの間に、大きなズレを作ってしまうと、装着した際にパカパカしてしまい適切な圧力をかけられません。つまり、インビザラインでは、地道に少しずつ歯を動かしていく必要があるわけですね。
ただ、歯が6mm~7mm動けば、見た目の変化を感じやすくなります。そこまで長い道のりですが、1年後の見た目の変化を楽しみに一歩一歩頑張っていきましょう。

理由②:前歯は最後に動くから
インビザライン治療初期に効果を実感しにくい理由の1つとして、1番気になる部分の前歯は最後に動くことが挙げられます。前歯を綺麗に並べるためには、最初に奥歯を後方に移動させて、前歯部分にスペースを作らなければなりません。
上述したように、アライナー1枚で動かせる歯の量は、0.25mm~0.35mmなので、奥歯を後方に移動させるだけでもかなりの時間を要します。さらに、奥歯は口を開けても見えにくいです。そのため、本当に歯が動いているか分からないと不安になってしまう方もいらっしゃいます。
ただ、インビザライン矯正治療中は、頻度は少ないものの定期的に通院する機会があります。その際に、iTeroで口腔内をスキャンすれば、患者さま自身も歯の動きを確認できるので安心してくださいね。通院時に歯の動きをご自身で確認できれば、やはり治療継続のモチベーションに繋がります。

理由③:治療計画が適していないから
治療計画が不適当の場合も、もちろん治療初期に効果を感じられません。インビザラインの治療計画は、患者さま個人の歯型データやレントゲン写真を材料にクリンチェック(3Dシミュレーション)を行って立てられます。
しかし、治療計画を立てる際に、無理のある歯の動きを想定してアライナーを作製してしまっては、歯は正しく動いてくれません。それどころか、歯に余計な負担をかけてしまうことも。
上述したように、インビザライン治療中は定期的に歯医者へ通院し、歯が計画通りに動いているか確認します。そこで治療計画に無理があると判断されれば、治療計画を再度立て直し、軌道修正することになります。治療計画の誤りは、早期に対応することが重要なので、治療初期の通院は非常に重要です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.11.17更新

インビザラインは痛くない矯正治療?

インビザライン

インビザラインは痛くない矯正治療として、人気が高い治療方法です。確かに、ワイヤー矯正などに比べて、痛みが少ない治療方法といえます。
しかし、「痛くない」とは言い切れません。ワイヤー矯正ほどではないものの、痛みがでる可能性はあるのです。
痛くないという言葉だけで、インビザラインを選ぶと痛みがでたときに、治療をしたことを後悔してしまいます。
インビザラインを行うときは痛くないのではなく、痛みが少ない治療方法だということを覚えておいてください。

インビザラインは痛みが少ないといわれる理由
矯正治療は、装置を使って歯を動かして歯並びを整える治療です。歯を動かすために、装置で力をかけていきます。
ワイヤー矯正は歯にかける力が強いため、歯や顎の骨に圧力がかかるのです。そのぶん、強い痛みを感じる人も多くいます。
その点、インビザラインのマウスピースが歯にかける力は、緩やかです。歯の動かし方も少しずつのため、強い痛みを感じることは少ないといわれています。
また、ワイヤー矯正で使用する装置は金属です。金属は口の中の粘膜への刺激が強いため、それを痛みとして感じます。
インビザラインは、透明なプラスチックでできていて、かなり薄いです。金属でできたワイヤーよりも、違和感や口の中の刺激が少なくなっています。
インビザラインの痛みが少ない理由は、歯を動かす力が緩やかなことと、素材に関係しているのです。

歯列矯正の痛みの原因
痛みが少ないといわれているインビザラインでも、人によっては痛みがでる場合があります。

歯が動くときの痛み
歯は、歯茎の下の骨(歯槽骨)に支えられています。歯列矯正は歯に力をかけて、動かす治療です。
動かしたい方向に歯に力をかけると、歯を支えている骨が吸収されます。骨が吸収される際に、痛みの原因となる物質が放出されるのです。
痛みの原因となる物質の放出によって、歯を動かすときに痛みがでる可能性があります。初めて矯正装置を装着してから、3~6時間後に痛みがでることが多いです。
歯の動きが原因で起こる痛みのピークは1~3日。1週間ほどで痛みを感じなくなっていくことがほとんどです。

装置が粘膜にあたるときの痛み
矯正治療で装着している、装置の一部が口の内側や舌に当たって、その刺激が痛みに繋がっているケースもあります。
歯が動いていくうちに装置がずれることや、激しい運動をしたことで装置がずれてしまうこともあるのです。
装置が粘膜に当たって痛い場合は、早めに歯科医に相談をして、装置の付け直しや粘膜に当たらないように調整をしてもらいましょう。

傷ができたときの痛み
ワイヤー矯正のワイヤーが、刺さるなど装置があたって口の中に傷ができると、当然ですが痛みがでます。
口の中の傷は、口内炎の原因の1つです。口内炎になってしまうと、痛みが長引いてしまいますし、そこに装置があたると余計に痛みがでます。
矯正中に感じる痛みが、装置が当たっている場合は我慢しないで、歯科医で対処してもらうようにしましょう。

インビザラインで「痛い」と感じるタイミング
インビザラインは、装置の違和感や痛みが少ない治療といわれていますが、歯を動かすときの圧迫感から、痛みを感じるケースも少なくありません。
インビザラインで、痛みがでるタイミングについて解説していきます。

治療開始時期
インビザラインで治療で、最初に痛みを感じるのは、初めてマウスピースを装着したときです。
マウスピースを装着することで、理想の歯並びにするために歯を動かし始めます。歯を動かすときにかかる圧迫感が痛みの原因となるのです。
また、他の矯正方法と同じように、歯を動かすために骨の吸収が起きることで、痛みがでてくる可能性もあります。

新しいアライナーを装着したとき
インビザラインのマウスピースは、1~2週間のサイクルで新しいものに交換しながら、歯並びを理想の形に近づける治療です。
マウスピースの形は、1つ交換するごとに形が少しずつ変わるため、それまでと別の方向に力が加わります。
交換前と違う方向に力が加わるため、新しいマウスピースを装着したときに、痛みがでるのです。

長時間アライナーを装着しなかった後
インビザラインのマウスピースは1日20~22時間以上の装着が、治療をスムーズに進めるうえて重要なポイントになります。
長時間マウスピースを装着しないでいると、歯は元の位置に戻ろうとする「後戻り」を起こすのです。
後戻りをした状態で、久しぶりにマウスピースを装着しようとすると、後戻りをした部分に強い圧力を感じることで痛みがでることがあります。
後戻りの程度が少しであれば、痛みは少なくリカバリーも可能です。しかし、後戻りが大きくなってしまうと、痛みも強くなります。
マウスピースを外している期間が長く、久しぶりに装着したときに強い痛みがでる場合は、装置が合わなくなっている可能性があるのです。
その場合は、マウスピースを作り直して再度治療計画を立て直す必要がでてきます。装着時間は、できるだけ守るようにしましょう。

アタッチメントがあたる
インビザラインでは、マウスピースの力がしっかり歯に伝わるように、歯の表面にアタッチメントという器具をつけます。
アタッチメントはプラスチック素材でできている、小さい突起物です。アタッチメントをつけると、歯の表面に凹凸が生まれます。
アタッチメントの凹凸が、唇や頬の内側にあたることで痛みがでる場合があるのです。この場合も、歯科医で相談をして下さい。
アタッチメントの縁を削って、装置があたるのを軽減する処置をしてくれるはずです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.11.10更新

矯正治療

部分矯正に限らず、矯正治療は「痛い」「辛い」というイメージがありますよね。
痛いことが嫌で矯正治療を躊躇している人も多いでしょう。
今回は、部分矯正中に感じる痛みの種類や原因を紹介します。
また、痛みが続く期間や痛みを和らげる方法についても合わせて紹介しています。
痛みが怖くて矯正を始めることができない方や矯正期間中の痛みに悩まされている方は参考にしてください。

部分矯正による痛みの種類
部分矯正で感じる痛みには3つの種類があります。
・歯が動くときの痛み
・歯が接触するときの痛み
・矯正器具による痛み
それぞれ痛みの原因が違ってきます。

歯が動くときの痛み
矯正器具を装着しているときは、歯が少しずつ動いていきますが、その際に痛みを伴うことがあります。
原因は歯が溶ける際に、痛みを感じさせる物質が分泌されるためです。
歯は骨の中に埋まっており、少し力を加えた程度では移動しません。
しかし、ワイヤーやマウスピースなどの矯正器具を装着して、歯に負荷を加えることで少しずつ移動していきます。
矯正器具を装着している最中は、歯の周囲にある歯根膜が正常な状態に戻ろうとしますが、その際に、負荷が加わる側の骨が溶けて、反対側に新しい骨が形成されます。
上記の流れの中で、骨が溶ける際に痛みを感じる物質が分泌され、その際に痛みを感じることがあります。

歯と歯が接触するときの痛み
矯正治療中は、上下の歯が接触するときにも痛みを感じることがあります。
矯正中は、歯の周辺組織が敏感です。
そのため、食事のときの咀嚼(そしゃく)やスポーツや日常生活の中で不意に上下の歯が接触すると、その衝撃で痛みを感じることがあります。

矯正器具による痛み
矯正器具が口腔内に当たることで、痛みを感じることもあります。
マウスピース矯正ではなく、主にワイヤー矯正での治療の際に感じる痛みです。
ワイヤー矯正は歯の表面に金属の矯正器具を装着するため、口の内側や舌に接触することがあります。
何度も接触が繰り返されると、口内炎ができてしまい、口内炎による痛みを感じることもあります。
矯正器具は同じ場所に固定されているので、1度口内炎ができてしまうと、同じ部分に何度も接触するので完治しにくいです。
ワイヤー矯正の場合は、金具やワイヤーで口の中を怪我しないように注意が必要です。
時間が経過するともに、口の中に器具が馴染むようになることで、傷や口内炎ができにくくなります。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の痛みの違い
「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」で痛みの程度にほとんど違いはありません。
どちらも歯に継続的に力をかけて歯を動かしていくので、両方とも痛みを感じることがあります。
ただし、歯を動かす距離が短い症例の場合は、歯に強い力がかからないため、痛みを感じないこともあります。
また、ワイヤー矯正は金属ですので、矯正器具が接触することによる痛みを感じることはあります。

部分矯正で痛みが続く期間
個人差はありますが、矯正器具を付け始めてから数時間で痛みを感じはじめ、3~4日間がピークと言われています。
そこから徐々に痛みは和らいでいき、1週間経過すると痛みは感じなくなります。

部分矯正による痛みを抑える方法
部分矯正による痛みを抑える方法は4つあります。
・矯正用ワックスを使う
・痛み止めの服用
・氷で冷やす
・柔らかい食べ物を食べる

矯正用ワックスを使う
ワイヤー矯正で矯正器具が口腔内に接触することで痛みを感じる場合は、矯正用ワックス(歯科矯正用粘膜保護剤)がおすすめです。
矯正ワックスを矯正器具に塗ることで、粘膜を保護して痛みを軽減できます。
矯正を始めるときに歯医者さんから処方されることもあれば、インターネット通販で購入することもできます。

痛み止めの服用
市販の痛み止めを飲むことで痛みを抑えられます。
しかし、痛み止めを服用すると、薬の作用によっては歯が移動しにくくなってしまうこともあります。
痛み止めを服用するときは、担当の医師に必ず確認するようにしましょう。

氷で冷やす
痛みを感じるときは、頬を氷や保冷剤で冷やすことで痛みを軽減させることもできます。
寒冷による麻痺作用があるためです。
ただし、冷やしすぎは皮膚が低温火傷を起こすの可能性があるので注意してください。

柔らかい食べ物を食べる
柔らかい食べ物を食べて、歯への負担を軽減しましょう。
硬いものは細かく切って食べることもおすすめです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.10.27更新

インビザライン

マウスピース矯正を検討している方は、もしかするとご存知かもしれませんが、マウスピース矯正と言っても様々な種類の矯正のシステムがあります。
当院では、インビザラインというマウスピース矯正のシステムを導入しております。
インビザラインシステムとは,米国アライン・テクノロジー社が1999年に米国の矯正歯科医師を対象に提供を開始したシステムです。その後、世界に展開して、現在、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに1200万人を超える患者さんがインビザラインシステムでの治療を受けられています(2022年6月時点)。
ですので、今まで世界で20年以上の歴史がある治療法なのです。

マウスピース矯正とはどんな治療法なのか?
では、マウスピース矯正とはどのような治療方法なのでしょうか?
そもそもこのアライン・テクノロジー社はZia ChishtiとKelsey Wirthという二人の大学生により1997年に設立された会社です。
当時、Zia Chishtiはワイヤーを使用した従来の矯正を行っており、これが非常に辛かったようです。
治療を終えたのちに保定装置(マウスピースタイプ)を入れた際に、気持ち悪さなどがなくなりこのマウスピースで矯正を行えないのかと考え始めたところがスタートと言われています。
では、具体的にマウスピース矯正の特徴を以下に挙げます。

マウスピース矯正の特徴
マウスピース型の矯正装置を使用する。
マウスピース矯正はその名の通り、マウスピースを使用した矯正治療です。ワイヤー矯正では決められた大きさのワイヤーに沿って歯が並ぶのに対して、マウスピース矯正では少しずつ形が変わったマウスピースに変更しながら、矯正の最終的なゴールへと歯を並べていく治療です。

マウスピースは1〜2週間の間隔で患者様ご自身で新しいものに交換する。
マウスピース矯正では少しずつ治療のゴールへと近づいた新しいマウスピースへと患者様ご自身で交換していただきます。マウスピース矯正では1つのマウスピースで移動させる歯の移動量は0.25㎜になります。この移動量はワイヤー矯正と比較すると小さな移動量であるため『お痛みが少ない』のも特徴です。

マウスピースは基本的に1日の20〜22時間装着する。
マウピース矯正の装着時間ですが、これはできるだけ長い方が歯は動きやすくなります。基本的な20時間以上は装着が必要と言われています。
装着時間が短いと歯の動く速度がどうしても遅くなってしまいます。

マウスピースは患者様ご自身で取り外しが可能である。
ワイヤー矯正と異なり患者様ご自身でマウスピースの取り外しが可能です。このため、歯磨きやお食事の際にはマウスピースを取り外すことが可能なためワイヤー矯正と比較すると大幅に快適な治療が可能です。
 
ただ、反面デメリットになる点もあります。

マウスピース矯正のデメリット
装着時間を守る必要性がある
マウスピース矯正は取り外しが可能という大きなメリットがあります。
しかしこれは反面デメリットになり得ます。
患者様がご自身の意思で外せるので、「付けるのを忘れた。」、「今日はめんどくさいから外しておこう。」などの理由で装着時間を守れない場合、歯がしっかりと動かないのです。
このため、マウスピース矯正を行う際はしっかりと歯科医師の指示に従い、装着時間を守っていただく必要性があります。

まれにマウスピースの材料でアレルギーが出ることがある。
これは本当に稀ですが、お口の中にマウスピースが入ることでアレルギーが出る可能性があります。しかし、こちらは金属アレルギーと比較すると非常に少ない確率です。

ワイヤー矯正と比較すると苦手な動きがある。
現在のマウスピース矯正は以前と比較すると圧倒的に歯を自由に動かしやすくなっています。しかし、ワイヤー矯正と比較すると苦手な動きがあるのも事実です。
このため、ワイヤー矯正を併用した矯正が必要になる場合もあります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.10.13更新

インプラント

結論からお伝えすると、インプラントを入れた後に矯正治療を行うことは、基本的に可能です。
実際、インプラントを入れた後に自分の口元に関心を持ち、矯正治療を始められる方がいらっしゃいます。
矯正治療の主な方法は、ブラケット矯正とマウスピース矯正です。ブラケット矯正では、ワイヤーを通したブラケットと呼ばれる矯正器具を歯の表または裏に装着し、少しずつ歯を動かして歯並びを整えていきます。別名ワイヤー矯正とも呼ばれ、矯正と聞いて多くの方が思い浮かべる矯正方法です。
一方、マウスピース矯正では、患者様個人に合ったマウスピース型の矯正器具を作成し、治療段階に合わせてマウスピースを交換しながら、歯並びを整えていきます。ただし、インプラントを入れた後に矯正治療ができないパターンもいくつかあります。

矯正治療が出来ない場合も?インプラントが原因で矯正できない3つのパターン
インプラントを入れた後であっても、基本的には矯正治療ができると解説しました。しかし、例外があります。以下のパターンに当てはまる方は、矯正治療ができない可能性が高いので注意してください。


パターン①:動かしたい歯の導線にインプラントが絡む場合
動かしたい歯の導線にインプラントが絡む場合は、矯正治療ができない可能性が高いです。矯正治療は、歯を少しずつ動かすことによって、歯並びを整えていきます。しかし、インプラントは一度あごに埋入したら、そこから動きません。なぜなら、インプラントには歯を動かす役割を担う歯根膜がないからです。
つまり、特定の歯を動かしたいと思っても、動かしたい歯の導線にインプラントがあれば、歯はその先に進めません。全体的に歯を動かしたいケースも同じで、インプラントが全く動かないことによって、矯正治療は難しくなります。


パターン②:インプラントの本数が多い場合
インプラントの本数が多い場合も、矯正治療ができない可能性が高いです。なぜなら、全く動かないインプラントが口内にまばらに点在することで、歯の可動域が狭まり、理想通りに歯を動かせなくなるからです。ただし、インプラント何本以上から矯正治療ができないと断言することはできません。
インプラントが口内に複数あっても、動かしたい歯の導線に絡まない場合などは矯正治療ができるケースもあります。矯正治療ができるかどうかは、実際に治療前に検査をしてみないと分かりません。インプラントが複数入っている方は、歯科医院に一度相談に行くことをオススメします。


パターン③:インプラントと矯正治療を同時に行いたい場合
インプラントと矯正治療を同時に行うことは難しいです。なぜなら、インプラントを入れて数か月は、インプラントに負荷をかけずに、インプラントが骨と結合するのを待たなければいけないからです。
この期間中に矯正器具を装着してしまうと、矯正器具がインプラント手術部位に当たって負荷がかかる可能性があります。そうなると、インプラントの骨との結合はもちろん、矯正治療もうまくいかなくなる可能性が高いのです。
順番としては、矯正治療を終えてからインプラント治療を始めることをオススメします。歯並びを直してからインプラントを入れれば、インプラントを入れる際に全体的な噛み合わせも綺麗に調整できるからです。

インプラントが矯正治療に役立つ場合もある?動かないことがメリットになる

インビザライン
インプラントが入っていると矯正治療が難しくなるパターンがあると解説しました。しかし一方で、インプラントが矯正治療に役立つパターンもあるのです。インプラントは一度あごに埋め込むと、その場から動きません。そのため、動かないことを利用して、インプラントを絶対的な固定支点にできるのです。特定の歯だけ動かしたい場合に、特に役立ちます。
「インプラントが入ってるから、矯正治療できないかも…」と諦めかけている方は、まずは歯科医院に相談することをオススメします。場合によっては、インプラントがあることで有利に矯正治療を進められるかもしれません。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.10.06更新

子供の写真

見た目だけでは気付くことが少ないため、レントゲン撮影を行うことで、欠損部位(足りない箇所)や埋伏部位(歯が埋まっている箇所)を確認することができます。そのため、虫歯治療などで歯科医院にかかり、レントゲン撮影をした際に指摘され、気付かれるケースがほとんどです。最近は先天性欠損(永久歯が足りない)の症例も多くみられるため、「うちの子どもだけ!?」と慌てる必要はありません

先天性欠損歯(永久歯が足りない)について
先天性欠損歯とは?
本来、永久歯は全部で28本(親知らずを除く)ありますが、生まれつき永久歯の本数が足りない状態を先天性欠損といいます。はっきりした原因はわかっていませんが、胎児の時期に歯胚(歯のもとになるもの)がつくられないことで起こります。また、小顔傾向にある現代人は顎が小さく、歯が入りきらずにでこぼこの歯並びになるため、自ら歯並びを良くするために歯の本数を減らしている「進化」と考えられていることもあり、最近の子どもに多くみられます。


歯がない部分、どう治療するの?
隙間が問題になる場合、矯正治療や他の歯科治療で改善する方法があります。多くの場合は、隙間を矯正装置で閉鎖し、咬み合わせをつくっていきます。しかし、永久歯が足りない箇所や本数、咬みあわせの状態によって治療内容が異なりますので、一度ご相談ください。また、足りない本数が6歯以上に及ぶ場合には、矯正治療が保険適応となります。

埋伏歯について
埋伏歯とは?
歯の一部、もしくは全てが歯ぐきや歯槽骨(歯を支える骨)の中に埋まって、自然に生えてこれない状態です。歯が生えるスペースが不足していたり、子どもの頃の外傷による影響などによって起こることがあります。
よくある埋伏歯:犬歯(糸切り歯)、過剰歯(余分な歯)、親知らずなど


隠れた埋伏歯は出てくる?
基本的に、自然に生えてくることは難しいため治療が必要となります。子どもの場合には、ある程度経過観察を行った上で、自然に生えてくることが難しそうな場合には治療を行います。しかし、埋伏歯が過剰歯(余分な歯)の場合、他の歯に悪影響を与えなければ、治療を行わないケースもあります。治療を行う場合には、埋まっている歯を矯正治療で助けてあげる処置が必要です。まず歯ぐきに窓をあけ、そのあと歯に矯正装置を装着し、埋まっている歯を少しずつ引っ張り出していきます。その際には、口腔外科と連携して外科処置を伴う矯正治療を行います。

すぐに治療が必要?

子供の写真
永久歯の先天性欠損や埋伏歯があることが分かると、すぐに治療が必要なのではと心配されるかと思いますが、基本的にはすぐに治療を行うことはありません。症状に合わせて、タイミングを見ながら治療時期をご提案いたします。

早期に治療が必要になるのはどんなケース?
例えば、埋伏歯が他の永久歯の根に影響を与えている場合には、子どもの場合でも早期に治療を開始することがあります。ケースに合わせて、治療の必要性の有無や治療時期をお伝えいたします。

先天性欠損歯や埋伏歯に対する治療は、患者様によって、治療開始時期や治療内容が異なります。「子どもの乳歯が抜けたあとに永久歯が生えてこない」、「なかなか抜けない乳歯がある」という場合には一度ご相談ください。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.09.24更新

歯列矯正をしている女子がかわいい!

歯列矯正をしている女子がかわいい!

「歯列矯正中のあの子がかわいい」といったように治療中の女性を「矯正女子」と呼んで、魅力的な存在として捉える人が増えています。
これは「治療中だとバレたくない」といった、歯列矯正に対するネガティブな感情とは正反対なものと言えるでしょう。
周囲の目線が変わりつつあることで、以前よりも患者さん自身がポジティブな姿勢で治療に臨めるようになっています。もう治療中に口元を見られることが気にならない時代なのかも知れません。

かわいい女子に歯列矯正ブームがきている?

「歯並びは綺麗であるべき」といった美意識が浸透している現在、治療を受けていることをオープンにしている芸能人が少なくありません。
SNSやテレビで治療中であることを発信する芸能人の姿から「かわいい女子は歯列矯正をしている」といった風潮が生まれていて、それを真似する女子も増えています。
このような風潮には、一昔前までのゴツい装置が進化したことも貢献しているでしょう。笑顔になった時に口元から見える装置自体が、目立ちにくくかわいいものになっているのです。
装置が着いていても気にならない、もしくは「美を追求する姿は魅力になる」といった心理が働くようになり、成人が歯列矯正を受けるハードルはますます低くなっています。

歯列矯正をすることでかわいくなる理由

歯列矯正をした結果、かわいいと思われるケースは非常に多いでしょう。見た目を良くしたくて治療を希望する患者さんが多いことも納得できます。
それでは、整った歯並びで見た目の印象がどう変化するのでしょうか。これは、乱れた歯列だった人ほど共感できるかも知れませんが、清潔感があって上品な印象を与えることができるのです。
また不揃いな歯並びを治すことで、不健康そうなイメージをガラリと変えることも。このように、整った歯列のルックスから受ける印象が大きく変わります。

歯列矯正中もかわいくしたい女性向けの矯正装置

成人で歯列矯正をする人が増えた結果、治療に臨む患者さんの多様性も進んだと言えるでしょう。また器具の進化がそれを後押ししている点も見逃せません。ここでは女性向けの矯正装置について紹介しましょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピースを段階的に取り替えていくことで、理想とする歯列を実現する矯正治療法です。用いるマウスピースは透明の樹脂製なので、目立つこともなく金属アレルギーを引き起こす心配もありません。
また、食事や歯磨きの際には取り外しが出来る点も見逃せないでしょう。ただし、1日の装着時間は20時間以上と決められているので、それを守らないと治療期間が長引いてしまいます。

 

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.09.17更新

ブライダル矯正とは

ブライダル矯正とは

ブライダル矯正は、結婚式に向けて歯列不正の改善を目指す歯列矯正です。
ブライダル矯正という名称がついていますが、特別な歯列矯正ではありません。

ブライダル矯正の特徴

ブライダル矯正の特徴を解説します。

期日を定めた治療計画

一般的な歯列矯正では、理想的な歯列を目指し治療計画を策定します。治療計画に基づいて治療期間が決定されるため、結婚式までに終わらないという事態も想定されます。
一方、ブライダル矯正では、結婚式という期日を目標にし、治療計画を策定します。このように、ブライダル矯正は治療の期日を目標に治療を進めていくという点に特徴があります。

前歯部の審美性を優先

ブライダル矯正も一般的な歯列矯正と同様に、理想的な歯列を目指します。ところが、歯の移動の困難な臼歯部の咬合関係まで理想的な状態に整えようとすると、治療期間が長くならざるを得ません。
結婚式という期日に間に合わないと予想される場合は、ブライダル矯正では審美性を優先し、前歯部の歯列矯正を重点的に行います。

ブライダル矯正の方法

ブライダル矯正の歯列矯正では、次のような方法で治療します。

部分矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピース(アライナー)を矯正装置とした新しい歯列矯正です。
マウスピース矯正で用いられるマウスピース(アライナー)は、薄く透明度が高い上、歯にタイトにフィットしているため、装着していても気づかれることはほとんどありません。舌感も違和感なく、発音にも影響しません。
マウスピース(アライナー)なので、親族同士の食事会や結婚式場の試食会など食事会のときにも外していただけます。もちろん、ブライダル写真に写ってしまうこともありません。
当院ではインビザラインを使った部分矯正を行っております。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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