COCOブログ

2022.06.30更新

マウスピースの取り外しの方法についてです。
マウスピース矯正・インビザラインを始めると、日課になるのが「マウスピースの着け外し」です。このマウスピースの着け外しにはちょっとしたコツがいります。
マウスピースは歯を包み込む弾力性のある素材でできています。そして変形しやすいのも特徴です。
1日に数回着けて、外してを繰り返しますので、毎回無茶な力で行うと変形してしまったり、亀裂が入ってしまうことがあります・
ですので、マウスピースを一定期間綺麗に正しく使うためには、着け外しが重要になってきます。

マウスピースを入れる時は“前から”

マウスピースを入れる時は“前から”

まずは真ん中の歯の中心とマウスピースの中心を合わせます。そして前歯から奥歯にかけて指で押しながら入れます

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.06.16更新

クリンチェックとは
クリンチェックは、インビザラインでの矯正治療の際に用いるソフトウェアのことです。
他のマウスピース矯正でも似たものはありますが、クリンチェックはインビザライン独自のもので、アライン社の持つ理論やこれまでの治療実績をもとにプログラムが作られています。

どんなときに使う?インビザライン治療の流れ

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クリンチェックはインビザライン治療のどこで使うのでしょうか?
治療の流れを追って説明します。
インビザライン治療の流れは以下のようになります。
カウンセリング
精密検査(レントゲン、口腔内スキャンなど)
3Dモデル作成 、治療計画立案(★)
シミュレーション、治療計画の調整(★)
アライナーの発注、作成
アライナー装着、治療開始
定期チェック
治療計画の修正or変更(★)
治療終了、保定
追加アライナーの作成(★)


上の流れのうち、(★)印がついているところでクリンチェックを使用します。
インビザラインでは、歯型または口の中を直接3Dスキャナでスキャンし、歯の3Dモデルを作成します。
この3Dモデルを用いて最終的な仕上がりや、そのために必要な処置(アタッチメント、抜歯、ディスキングなど)を検討します。
そうして作った治療計画を基に治療のシミュレーションを行い、患者さんと治療のイメージを共有し、仕上がりへの要望があれば治療計画に反映させます。
この治療計画を立て、シミュレーションを行うのにクリンチェックを使います。
また、治療計画を修正、変更したり、治療終了後にさらにもう少し動かしたいというときに追加のアライナーを作るときにも使います。

クリンチェックでどんなことができるの?
クリンチェックでできることを、もう少し詳しく見ていきましょう。

歯の移動のシミュレーション
従来のワイヤー矯正や床矯正では専門家が人の手で治療計画を立てるため、治療開始前に最終的な仕上がりの模型(セットアップモデル)を作ることはできても、そこに至るまでの歯の移動のシミュレーションを行うことはできませんでした。
インビザラインでは、コンピューター上で3Dモデルを用いて治療計画を立てるため、治療期間中の全ての歯の移動予測のデータが存在します。
そのため、歯の移動予測のデータを繋げることで、治療期間中の歯の移動を動画として見ることができます。

患者と術者とのイメージの共有
これまでもセットアップモデルで最終的なイメージを持つことはできましたが、セットアップモデルは石膏とワックスでてきており、途中の経過がわからないため患者にとってはわかりやすいとは言い難いものでした。
また、治療の途中で歯がどのように動いていくかのイメージは術者の中にしかないため、患者には治療途中のイメージは困難でした。
クリンチェックでは、途中経過を含めて動画として治療のシミュレーションができるため、術者と患者とで治療の経過について同じイメージを共有できます。

治療計画の立案

立案
治療のシミュレーションやイメージの共有はクリンチェックの特徴ですが、これらはクリンチェックによって治療計画が立てられているからこそできることです。
アライン・テクノロジー社が、これまでの何百万という治療実績をもとに作り上げたプログラムにより治療計画が立てられます。
歯を並べるために抜歯が必要か、ディスキングで対応できそうか、アタッチメントはどこにどのくらい、どんな形のものが必要か、ゴムかけは必要かなど、様々なことを考慮して治療計画は立てられることになります。

治療計画の修正、変更、追加
矯正医が立てた治療計画をもとに、治療開始前(アライナーの作成前)であれば、もっとこの歯を引っ込めたいなどの要望を当初の治療計画に組み込んで修正し、アライナーの発注を行えます。
また、予想していた歯の動きとは異なる動きが見られた、治療中に虫歯ができてアライナーが使えなくなってしまったという場合には、治療計画の変更が必要になります。この場合は再度スキャンし、クリンチェックで新しい治療計画を立てることになります。
動的治療が一通り終わった後、もう少しここを治したいという希望が出ることがあります。
その場合も再度スキャンし、クリンチェックで追加アライナーの計画を立てます。

クリンチェックは進化する
クリンチェックはこれまでの治療実績をもとに作られており、アップデートが行われています。
理論だけでなく、他のシステムと比べて膨大な実績をもとにすることで、より現実に近いシミュレーションが可能になっています。
それだけでなく、オプションにより歯根のモデルを構築することもでき、より歯の動きをシミュレートしやすくできるなど、よりよい治療のための改良が行われています。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.06.09更新

インビザライン・ライトとインビザライン・Goの比較

部分矯正の場合、インビザラインの製品のなかではインビザライン・GOとインビザライン・ライトというマウスピースの枚数や作り直しの回数に制限のある製品を使用することになります。
※当院では主にインビザライン・GOを使用しております。

どちらの製品もインビザラインで利用できる機能はすべて組み込まれておりますので、どちらが優れているという訳ではなく、患者さんの治療計画に対して、どちらの製品がより適しているかという基準で選択することになります。

インビザライン・ライトの特長
最大14枚のアライナー数なので1週間交換で3~4カ月、10日ごとの交換で4~5カ月程度の治療となります。最大枚数はインビザライン・Goよりも少ないですが、移動可能な歯に制限がないため、奥歯の移動も可能です。

歯並び全体を少し広げて(拡大)して歯並びのガタガタを改善したい場合や奥歯の位置に問題がある場合などにはこちらの製品の方が適しているといえます。


インビザライン・Goの特長
最大20枚のアライナー数なので1週間交換で5カ月程度、10日ごとの交換で6~7カ月程度の治療となります。最大枚数はインビザライン・ライトよりも多いですが、移動可能な歯に制限があり、奥歯の移動はできません。

奥歯のかみ合わせが変化しませんので、歯並びのガタガタを整えるために必要なスペースは、歯並びを広げる(拡大)よりもIPRによって確保することが多くなりますので、かぶせ物や詰め物が多い方や歯ぐきの隙間の大きい方などでは、

インビザライン・Goが望ましいかもしれません。奥歯が移動しないということは奥歯を支え(固定源)にして他の歯を移動させることができるという点もインビザライン・Goの大きな特長です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.05.30更新

歯並びによっては部分矯正治療の範囲を超えている場合があります。ここでは、よくある「簡単そうで、思ったより事態は深刻な3つの歯並びを解説していきたいと思います。下の3つのパターンに当てはまらない方は部分矯正治療で大きな効果を得る事が期待できます。

上の歯だけ矯正して前歯を引っ込めたい

上の歯だけ矯正して前歯を引っ込めたい
これは、一番良くある部分矯正の相談内容です。多くの患者さんは上の歯列のみの治療で治ると思っていることが多いです。ですが、せっかく期待して来られた患者さんには酷なのですが、「全体矯正が必要です」と伝えなくはなりません。
前歯を後ろに下げるには、アンカーといって引っ張るための固定源が必要です。主に前歯しか装置を装着しない部分矯正では対応しておりません。特に「出っ歯」の方に上の前歯が出ているから、上のみの装置を装着して治療したいというパターンもありますが、通常はできません。「出っ歯」は上下の「かみ合わせ」の問題も混在しているからです。かみ合わせに問題があるという事は上下の歯に矯正装置をつけなくてはなりません。ですから、「出っ歯」も治したい場合は上下全体矯正になります。

前歯のスペース不足が3mm以上を超えている
どうしても部分矯正を希望の場合は前歯のデコボコを揃える事は可能ですが、抜歯や遠心移動といったスペース作りができないため、前歯を引っ込める事ができません。出ている方の前歯に合わせて後ろにある歯を揃えるイメージです。
目に見える上の前歯の段差だけを治したい方は多いのですが、段差を取るには歯を並べるスペースが必要です。部分矯正でのスペースの作り方はIPR(ストリッピング)といって、歯にヤスリをかけて隙間をかき集める方法になります。
前歯のIPRを積極的に行って得られるスペースはせいぜい3mmが限界です。それ以上を超えたスペース不足は、歯列拡大や小臼歯抜歯が必要になってくるため上下顎全体矯正になります。

目安としては、前から見て2番目の歯が半分くらい隠れている場合は、スペース不足が3mmを超えている可能性が高いです。このようなケースは、八重歯やクロスバイトといった噛み合わせに問題がある状態になっている事が多く、全体矯正治療が必要になります。特に八重歯の原因となる犬歯は歯根が長く、部分矯正で正しい位置にコントロールする事は難しいと言えます。

噛むと下の前歯が見えない深噛み
あまり聞きなれない悪い歯並びの種類ですが、「過蓋咬合」といって下の前歯が上の前歯の根元を噛んでいる噛み合わせです。これは、部分矯正治療にて上の歯並びを治したとしても、後戻り防止用のフィックスリテーナーを歯の後ろに装着できないため、治療の予後が非常に悪いです。このようなケースも上下顎全体矯正にて前歯のかみ合わせを治す必要があります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.05.18更新

アンキローシスとは

アンキローシス
この歯が動かない理由は、「アンキローシス」といって、歯根と骨が癒着している可能性も疑ってみても良いかもしれません。
歯根とその下の骨の間には歯根膜と呼ばれる血管の膜が必ずあります。矯正力をかけると、この部分が最初に反応して歯が動き始めます。例えば、チタン合金の人工歯根であるインプラントは、直接骨と生着するため歯根膜はなく、矯正力をかけても動かす事ができません。アンキローシスとはこのインプラントと同じ状態になっているという事です。

アンキローシスの原因
骨性癒着が起こる理由は、何らかの理由で歯根膜を失ってしまう事が主な原因です。外傷や炎症によって起こります。以下にまとめてみます。

脱臼などの外傷
歯並びが出っ歯傾向の方は、一度は上の前歯をぶつけてしまった事があるのではないでしょうか。その際の衝撃で、歯が歯茎から抜けるところまではいかなくても、歯の位置が前後にずれてしまうという事は結構あります。また、歯の位置に変化はなくとも、歯茎方向に陥没の力がかかり歯根部の歯根膜に損傷を受けている事もあります。
歯根の神経血管も切れていなくて一見大丈夫なようにみえても、一部歯根膜を損傷してしまっている場合は、アンキローシスが起こります。

嚢胞(のうほう)などの炎症
歯が骨の中で種の状態の時期や生えている途中に、何らかの炎症が起きる事で、骨内で歯根が癒着してしまう事があります。骨の中に埋伏しやすい上の犬歯に発生する事があります。八重歯の矯正治療で犬歯が動かない時はアンキローシスを起こしている可能性が考えられます。
また、歯根嚢胞と言い虫歯の延長で歯根の先まで感染した場合も、治療とともに膿のふくろである嚢胞は改善しても、歯根部の歯根膜を喪失しアンキローシスが起こる事もあります。

先天的の萌出不全
外傷や炎症もないのに、原因不明に歯が歯茎の一定の高さから生えてこないという事があります。非常にマレな症状ですが、「原発性萌出不全」と言います。奥歯が数歯罹患し、横のかみ合わせが噛み合わない開咬状態になります。
途中までは生えてくるのですが、突然アンキローシス状態になるため、最初は診断ができず、矯正医を悩ませる疾患です。この場合は、一般的な矯正治療は、歯を動かす事ができないため無意味になります。1歯だけというの少なく、数歯が罹患し奥歯が開咬になります。

アンキローシスの診断

アンキローシスの診断
外傷・炎症など上記の内容が疑われる場合、まずはレントゲン検査で、歯根膜の線がしっかり見えるかを確認します。ぼんやりとしか見えない場合は、アンキローシスの可能性が疑われます。
また、触診などで歯を動揺するかを確認するのも有効です。正常な場合は、生理的動揺といって指で歯を動かすと、自分で歯が揺れているのを感じます。これは、食事時に歯根膜がスポンジとセンサーの働きもしているため、わずかな動きでも察知できるようになっているからです。
歯を金属で叩いてみるのも有効で、アンキローシスが起きている場合は、骨に直接振動が響きますので、金属音のような音を感じます。

アンキローシスの矯正歯科治療
部分的にアンキローシスしている場合は、脱臼といって抜歯の要領で一度骨と歯根の癒着を剥がすという方法があります。術後は、そのままだと、また歯根が骨癒着してしまうため、すぐ矯正力をかけなくてはなりません。
歯根が完全にアンキローシスしている場合は、歯を動かす事を諦めなくてはなりません。コルチコトミーといって周囲骨ごとブロックで分離させて正しい位置に修正したり、補綴治療といって被せものや差し歯で対処するという方法になります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.05.12更新

歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴とは?

歯列矯正で歯が動きやすい人の特徴とは?
歯並びは一人ひとり異なるため、歯列矯正にかかる期間もそれぞれです。一般的にブラケットと呼ばれる矯正器具を装着し、歯にワイヤーで一定の力を加えながら行っていきます。このときに「歯が動きやすい人」もいれば「動きにくい人」もでてくるものです。
では、どのような場合に歯が動きやすいのか詳しくみていきましょう。


歯並びの問題が軽度

歯並びの問題が軽度
もともと歯並びの問題が軽度で、歯を動かす度合いが小さければ歯は動きやすく、より短い期間で歯並びを整えられます。

新陳代謝が活発
歯列矯正をする際、歯を動きやすくするために重要となるのが、歯の周辺組織の新陳代謝です。代謝が活発であればあるほど、歯も動きやすくなります。
そのぶん歯列矯正の効果も出やすくなるのです。代謝を良くするためには食生活や睡眠時間等も意識しながら、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

舌や口元に悪い癖がない
舌や口元に悪い癖があると、歯が思うように動きにくいことがあります。とくに前歯を舌で押す癖や頬杖をつく癖がある人は注意が必要です。それらの癖がない人は、余計な負担が掛かることもないので、歯を動かす妨げになりません。そのため、歯列矯正の効果がより出やすいでしょう。

医師の指示をきちんと守れる
歯を動きやすくするために最も重要なことは、「医師の指示をきちんと守ること」です。せっかく歯が整いはじめた場合も、矯正装置の使用時間などを守らなかったり、通院をやめてしまうと再び歯が乱れ始める可能性も高くなります。十分に注意してください。

歯列矯正で歯が動きにくい3つの原因
歯の移動する速度は個人差が大きいものです。しかしなかには「歯が移動しにくい人」そして、まれに「まったく動かない人」がいます。主な原因は以下の3つです。
1.「舌癖(ぜつへき)」がある
2.強い「咬合力(こうごうりょく)」がかかっている
3.歯が「アンキローシス」を起こしている
(1)(2)は通常よりも歯が移動するスピードは遅くなります。(3)の場合は歯が完全に動かないこともあるのです。

舌癖
「舌癖」とは、無意識のうちに舌を歯に押し付けるなど、舌のクセのことです。歯列矯正は、動かしたい方向に向けて力をかけることで歯を引っ張ります。動かしたい向きとは逆の方向に押すような舌癖がある場合、矯正でかける力を打ち消してしまうのです。このため歯がなかなか正しい位置に動きません。
例えば、「空隙歯列(すきっ歯)」「開咬」「上顎前突(出っ歯)」の人は、歯を舌で外側に押してしまう舌癖を持っていることが珍しくありません。そして、この舌癖は、気をつけていても止めるのが難しいものです。

咬合力が強い
「咬合力」とは、噛む力のことです。集中しているときや寝ているときなどに、歯を食いしばるクセのある人がいます。すると歯に強い咬合力がかかるため、矯正でかける力を相殺してしまい、歯が移動しづらくなるのです。
これが当てはまりやすいのは、噛み合わせが深く、噛んだ時に下の前歯がほとんど見えない「過蓋咬合(かがいこうごう)」の人です。

アンキローシス
アンキローシスは歯と骨の間に存在しているはずの歯根膜(しこんまく)がなく、歯の根っこと骨(歯槽骨)が直接、結合している状態をいいます。
歯根膜とは、歯と骨の間にあるクッションのような柔らかい組織で、歯と骨をつないだり、歯の周りの組織に栄養を運んだりしています。なんらかの原因で歯根膜がダメージを受けて損なわれると、歯根膜を介さずに、歯と骨がじかに接する状態になり、そのままくっついてしまうことがあるのです。この状態をアンキローシスといいます。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.04.27更新

インビザライン矯正においてチューイーは重要な役割を担っていますが、「そもそも使ったほうがいいの?」「何分くらい使えばいいの?」など疑問点が多く、使い方に個人差が出やすいものでもあります。
今回はチューイーの使い方や効果について説明します。
チューイーの使用方法で不明点がある方は是非最後までご覧ください。

インビザラインのチューイーとは?
インビザラインのチューイーとは、弾力のあるロール状のチューブのことです。
アライナー装着後、噛んで使います。
最近はフレーバー付きのものもあります。

チューイーの効果
チューイーを噛むことで、アライナーと歯を密着させることができます。
インビザラインはアライナーを交換して歯を動かしていくため、アライナーが歯とフィットしていることが重要です。
少しでも浮いたり隙間があったりすると、歯が計画通りに動かない可能性があります。
 
こうした事態を避けるために必要になるのがチューイーです。
チューイーを噛むことで歯とアライナーの密着度を高め、歯をしっかりと動かせるようになります。
 
チューイーの使用を怠ると、アライナーがうまくはまらなくなり痛みが出やすくなることも。
「チューイーは使わなくても大丈夫!」という噂に惑わされずに、是非正しく使用してください。

チューイーの使い方
チューイーを使う前に、まずはアライナーを前歯から奥歯にかけて両手指で押してしっかり密着させましょう。
その後、前歯からチューイーを噛んでいきます。
この時、上下の前歯で噛み切るようなイメージで押し込みます。
そのまま隣の歯に移動していき、奥歯に向かって噛みこんでいきます。
全体を満遍なく均等に噛むことがポイントです。
特に動かしたい箇所や八重歯などは角度を変えながら他のところよりも念入りに噛んで密着させてください。

チューイーの使用時間目安
チューイーを使用する際、何分くらい噛めばよいのか迷う方は多いでしょう。
チューイーは基本的に装着時に2~3分使用します。
ただし、新しいアライナーに交換して数日間ははまりにくく浮きやすいため、就寝前に20分~30分かけて使用するのが一般的です。
3~4日でアライナーが歯にフィットしてきたら、数分程度で十分です。

チューイーを噛んで痛い場合は?
チューイーが痛くて噛めない場合は、無理に使用せずひとつ前のアライナーを使用してフィット感を確かめてみてください。
「普段のアライナー装着時間が短い」「チューイーがうまく使えていない」などが原因で、アライナーと歯にズレが生じてしまっています。
ひとつ前のアライナーを使用するのか次のアライナーで様子を見るのか、歯科医師に相談し指示を仰ぎましょう。

チューイーの交換時期
チューイーは繰り返し使用できますが、ある程度使ったら交換が必要です。
弾力がなくなったと感じたり、チューイー自体が破れてきたら新しいものに交換しましょう。
使用後は水洗いし、乾燥させてください。
 
チューイーの代替品
チューイーを紛失してしまった、ストックがないといった時は以下の物で代用も可能です。
 
・丸めたティッシュペーパー
・キッチンペーパー
・ティッシュやガーゼを巻いた割りばし
など
 
それぞれある程度の硬さはありますが、チューイーのような弾力性はありません。
あくまで一時的の代用品と考え、なるべく早く新しいチューイーを用意しましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.04.13更新

インビザライン矯正を始めるにあたり、色々な疑問や不安があると思います。

その中でも、インビザライン矯正中は虫歯になりやすいといった噂を耳にしたことがありますか?特に昔から虫歯が出来やすい人は、特に気になるところではないでしょうか?

インビザライン矯正中は虫歯になりやすい?

インビザライン
結論からいうと矯正をしていないころよりは「多少虫歯になりやすい」といえます。
これは、インビザラインのマウスピースを常にしていることでお口が乾燥しやすくなることで虫歯のリスクが高くなると考えるからです。
お口の中は、普段何も付けていない状態のときだと唾液が食べかすなどを洗い流してくれているのですが、マウスピースをしていると唾液の自浄作用が歯まで届かないのです。

しかし、食べかすや糖分がついていなければ多少乾燥していても虫歯になることはほとんどありません。
しっかりと正しい歯磨きやお口のケアを行えば、矯正する前と同じように虫歯を予防することが出来ます。

特にインビザラインは、ワイヤー矯正と違い矯正器具を取り外せることができるので、普段と同じように歯が磨けます。
その点では、インビザライン矯正は他の矯正治療に比べても一番虫歯のリスクが少ない矯正治療方法と言えるでしょう。
 
マウスピースをしたままの飲み物に注意

スポーツドリンク
インビザラインは他の矯正治療に比べて虫歯になりにくいとお話ししましたが、盲点なのが「飲み物」です。
マウスピースを装着したままの状態で糖分が含まれている飲み物を飲むと、歯とマウスピースの間に入り込んで気づかない間に虫歯になりやすくなってしまいます。

スポーツ飲料なども、私たちが思っているより大量の砂糖が含まれていますので気をつけるようにしましょう。
甘い飲み物が飲みたい時にはマウスピースを外し、飲んだ後にはしっかりと歯磨きをしてからマウスピースを再装着して下さい。

なかなか面倒くさいですが、矯正治療中に虫歯を作らないためにもしっかりと意識していきましょうね。
 
矯正治療中は虫歯の治療が出来ない?
これも、矯正治療にまつわる噂でよく耳にするものですが、インビザライン矯正の場合矯正治療中でも虫歯の治療は出来ます。
しかし、歯の形が大きく変わらない小さな虫歯に限ります。

インビザラインでの矯正治療では個々に合わせたマウスピースを製作します。

虫歯が大きく治療によって歯の形が大きく変わってしまうと、せっかく製作したマウスピースがはまらなくなる可能性があるので歯を大きく削って被せ物をするような治療は原則出来ないのです。

ちなみに小さい虫歯を治療する方法としては、虫歯の部分を削りコンポジットレジンと言われる白い樹脂の詰め物をして完了になります。
この治療は1回で終わるので負担も少ないです。
 
矯正中はとにかく虫歯予防をしっかり
小さな虫歯であれば1回で治療することが出来ますが、何より矯正治療中は虫歯にならないことが大事です。

インビザライン矯正をしている際に意識してほしいポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
 
フッ素入りの歯磨き粉を使う

歯磨き粉
歯磨きの時に使って欲しいのが、「フッ素」入りの歯磨き粉です。
フッ素は唾液の中に含まれているカルシウムが、再石灰化を促し歯を丈夫にします。この再石灰化を促してくれることが虫歯予防につながるのです。

市販の歯磨き粉でも高濃度のフッ素が入っているものがありますので、そちらを使うと良いでしょう。
*未就学児は誤飲の可能性を考慮して、フッ素濃度1000ppm以下の歯磨き粉をお使いください



フロスや歯間ブラシを使う
 自分でしっかりと歯磨きをしているつもりでも、実はお口の中の6割程度しか磨ききれていないと言われています。

そのため、歯ブラシによる歯磨きだけでなくフロスや歯間ブラシを使って、虫歯の出来やすい歯と歯の隙間などの細かい部分も磨くことが重要です
<フロスの使い方>


使い方は歯と歯の隙間にピッタリと押し当ててスライドさせながら歯茎の方まで持っていって汚れをかき出します。

<歯間ブラシの使い方>
歯間ブラシは歯と歯の隙間が広めの方におすすめです

こちらの使い方は歯と歯の隙間の根元の部分にゆっくりと入れて汚れをかき出して使いましょう。

歯間ブラシにはサイズがあるので自分にあったサイズが知りたい時には、歯科医師や衛生士さんに気軽に相談してみて下さいね
 
こまめに水分を摂る
インビザライン矯正治療中は、マウスピースによってお口の中が乾燥しやすくなっている状態です。
そのため、こまめな水分補給で唾液の分泌を促してお口の中を乾燥させないようするといいでしょう。
どんな飲み物でも構わないというわけではありません。
砂糖が入っていないものが好ましいのはもちろんのこと、砂糖が入っていなくてもコーヒーやお茶は歯の色素沈着の原因となりますので嗜好品として楽しむ程度が望ましいです。
お口の中を考えた水分補給にはお水が一番です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.04.02更新

マウスピース矯正とワイヤー矯正は、歯に力をかけて動かす方法は同じです。しかし、両者には以下の違いがあります。


対応できる症例の違い
ほとんどのマウスピース矯正は、前歯や歯の一部を動かす矯正に特化しています。マウスピースの種類によって、歯にアタッチメントと呼ばれる装置を装着して難症例にも対応はできますが、矯正できうる症例は限られています。
ワイヤー矯正ではどんな症例でも矯正治療が可能です。

見た目の違い
マウスピース矯正では透明で薄い装置を使用するため、ほとんど目立ちません。
ワイヤー矯正では金属のブラケットと呼ばれる装置を歯に装着し、ワイヤーを通しますが、白いブラケットやワイヤーがあり、目立たずに矯正治療ができる材料が開発されています。
また、裏側矯正では、歯の裏側に装置を装着するため、目立たずに矯正が行えます。

痛みの違い
マウスピース1枚につき0.25mm歯を動かすため、痛みが少ないといわれています。
ワイヤー矯正では、歯に装置をつけるため、違和感や装置が当たってしまい傷ができる可能性が高く、痛みが出やすくなります。

食事の取り方について
ワイヤー矯正は取り外しができないため、食事の際は食べ物が挟まったり、食べにくかったりしますが、マウスピース矯正は、食事の際は取り外していつも通りの食事ができます。

むし歯や歯周病のリスクの違い
マウスピース矯正は取り外して歯磨きができるため、むし歯や歯周病のリスクは軽減できます。
一方、ワイヤー矯正では装置の周りに汚れが付きやすく、歯磨きを怠ってしまうとむし歯、歯周病になるリスクが高くなります。

矯正期間の違い
矯正期間の違いはほとんど変わりません。目安の期間は半年〜2年と長期間を必要とします。
また、矯正後の保定期間も両者とも半年〜2年必要です。矯正期間や保定期間は症例によって大きく異なります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2022.03.24更新

歯列矯正とは

歯列矯正とは

見た目の印象を大きく左右する歯並びについて、悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、前歯にある隙間や、でこぼこなど歯並びが悪いと気になるものです。

一般的に、歯列矯正は10~16歳くらいの時期にすると、より効果があるといわれていますが、大人になってから歯列矯正をする方もたくさんいらっしゃいます。実際、歯並びの重要性と必要性を認識し、大人になってから歯列矯正を始める方が多いです。
その一方で、歯列矯正は高価なイメージがあり、なかなか踏み出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、安価かつ短期間で歯を矯正できる方法もあります。
歯列矯正には様々な種類がありますが、大きく分けると「全体矯正」と「部分矯正」に分けることができます。

◆全体矯正
全体に装置をつける必要がありますが、力を支える固定源が得られやすいため、歯並びの調整をしやすいのが特徴です。個人差もありますが、おおよそ1年~3年で矯正することができます。

◆部分矯正
一方、部分矯正は装置を付ける本数が少ないため、全体矯正に比べると違和感が少ないのが特徴です。おおよそ3ヵ月~10ヵ月と、全体矯正に比べると短期間で矯正することができます。
費用は全体矯正に比べてかなり安価なことも部分矯正の特徴です。部分矯正は、全体矯正に比べて短期間で安価なことから「プチ矯正」ともいわれています。
ご自身の気になるところを矯正することができるため、女性に特に人気があります。中でも、入学、就職、結婚といった人生の節目で歯を矯正する方が多いです。

前歯だけの部分矯正で治せる5つの症状
◆軽度乱杭歯
乱杭歯とは、歯がずれて生えていたり、隣の歯と重なることで曲がってしまったり、歯並びがでこぼこしている状態のことです。乱杭歯は叢生の一種で、ガチャ歯、八重歯とも呼ばれ、歯並びが良くない状態のことをいいます。乱杭歯の場合、開咬や反対咬合、過蓋咬合など、他の症状を伴うケースが多く見られます。
乱杭歯が起こってしまう原因は、顎に比べて歯が大きく、歯が収まるスペースが足りないためです。顎が小さかったり、歯が大きかったり、歯と顎のバランスが悪いと、歯列から歯が飛び出してしまいます。そのため、笑った時に犬歯が見えたり、歯の間に食べ物のカスが残りやすくなります。また、歯と顎のバランスが大きく崩れているほど症状は顕著で、虫歯や歯周炎、さらには歯周病を引き起こしてしまうこともあります。

◆軽度出っ歯
出っ歯とは、一般的に、前歯が前方に向かって生えている状態のことです。口を閉じていても前歯の一部が見えたり、笑った時に歯と歯茎が極端に見えてしまいます。また、出っ歯により、咬合機能に問題が起こる状態を「上顎前突症」といいます。
出っ歯には3つのタイプがあります。1つは上顎の骨が大きすぎるタイプ、もう1つは下顎の骨が小さすぎるタイプ、そして顎のバランスには問題はなく、前歯が飛び出しているタイプです。
出っ歯の原因には、遺伝による先天的なものと後天的なものがあります。
先天的な出っ歯は、顎の骨の形や大きさはもちろん、歯列の形や歯の大きさが遺伝子によって既に決定されています。しかし、これらは育った環境によって柔軟に変化するものなので、多くの場合は矯正で改善することができます。
一方、後天的な出っ歯は、主に幼少期の癖や生活習慣によるものです。出っ歯の原因となる代表的な癖としては、下記のものが挙げられます。 ・指しゃぶりや舌で前歯を押す ・舌や下唇を前歯で噛む ・爪を噛む ・口呼吸 これらの行為は、前歯を前に押し出す作用があるため、たとえ強い力を加えていなくても、継続的に行っていると出っ歯の原因につながる可能性があります。
また、普段から口が半開きになってしまっている方は要注意です。口を半開きの状態にしてしまうと、口の周囲の筋肉から前歯へ力が加わりにくくなるため、前歯が前に出やすくなってしまいます。

◆軽度反対咬合
反対咬合は「受け口」とも呼ばれ、下の歯が上の歯よりも前に出てしまい、噛み合わせが悪い状態のことをいいます。
出っ歯と同様、遺伝による先天的なものと後天的なものがありますが、出っ歯に比べると遺伝による先天的要素が強い症状です。具体的には、歯の位置や傾き、顎のバランスの悪さによって起こるものと、噛み癖によって起こるものに分けられます。また、幼少期に上顎が良好に発育できなかった場合や歯の生え変わりが正常にできなかった場合、鼻の病気などでも起こり得ます。
反対咬合の場合、噛み合わせが逆になっているため、前歯で食べ物を噛み切ることができません。また、奥歯でよく噛むこともできず、上顎と舌で食べ物をつぶしたり、丸飲みしたりする癖がつきやすいため、咀嚼障害はもちろん、胃腸障害を引き起こす可能性もあります。中には奥歯だけ噛み合っている方もいますが、その場合、噛み合っている奥歯のみを酷使するため、奥歯だけがどんどん擦り減ってしまいます。そのため、残された前歯が早くからダメージを受けるだけでなく、歳をとるにつれて顎関節にも負担がかかり始めます。さらには、顎がしゃくれてしまうなどの顔の変形や、発音がうまくできないといった機能障害が出てしまう可能性が高くなります。

◆すきっ歯
すきっ歯とは、歯と歯の間に隙間が空いている状態のことで、「空隙歯列」といいます。
生まれつき歯が小さい場合や、生えてくる予定だった歯が生えてこなかった場合になりやすい傾向があります。また、すきっ歯は歯の大きさや本数だけでなく、下記のような生活習慣からも引き起こされる可能性があります。
・頬杖をつく 奥歯の噛み合わせがずれやすくなることから、すきっ歯になりやすいといわれています。
・就寝時にいつも同じ姿勢で寝る 本来、人の骨格は仰向けで寝るように形成されています。そのため、小さい頃からうつ伏せや横向きで寝る癖があると、顎の骨や歯列が歪みやすくなるのです。
・普段から舌を前歯の裏側に押し付ける癖がある 前歯が開いてしまう可能性があるので注意が必要です。

◆開咬(オープンバイト)
開咬とは、奥歯しかきちんと噛み合っておらず、上の歯と下の歯の間に隙間ができている状態のことをいいます。開咬は前歯が常に開いているため、前歯で食べ物を噛むことができなかったり、喋る時に息が漏れるなどといった症状が起こります。
開咬になる原因としては、遺伝による先天的なものと後天的なもの、さらに呼吸器系の疾患の3つが挙げられます。先天的な原因で開咬になっている方は、非常に特徴的な顎の形をしている場合が多いです。特に、顎の骨が下に向かって成長してしまう場合に、開咬の症状が現れやすくなります。
また、後天的な原因としては、幼少期に哺乳瓶を長時間咥えたままにさせたり、おしゃぶりを日常的に使用する癖が挙げられます。
呼吸器系の疾患の例としては、鼻炎や蓄膿症により鼻が常に詰まっていると、口呼吸する癖がついてしまいます。口呼吸は、口周りの筋肉のバランスを崩したり、舌の位置にずれを生じさせてしまうことから、開咬になりやすくなるため注意が必要です。

前歯の部分矯正のメリット
前歯の部分矯正は、全体矯正と違い、矯正用の装置を全ての歯に付ける必要がありません。そのため歯磨きがしやすく、矯正中でも虫歯や歯周炎を防ぎやすいというメリットがあります。また、ご自身の気になるところだけを矯正することができるため、全体矯正に比べて大幅に費用を抑えることができます。
前歯の部分矯正の治療期間は、どの矯正装置でも1年以内に治療を終わらせることが可能です。そのため、仕事が忙しいなどの理由で治療時間を確保できない方や、結婚式に間に合わせたいといった方におすすめです。特に、乱杭歯や叢生(八重歯)、出っ歯、すきっ歯、開咬(オープンバイト)、反対咬合などの症状がある方には、前歯の部分矯正が効果的です。その他にも、前歯の部分矯正の場合、期間や費用だけでなく、矯正中の痛みや噛み合わせの変化による違和感が少ない点も魅力です。

前歯の部分矯正のデメリット
前歯の部分矯正は、全体矯正に比べて短期間で安価なことから手軽にできますが、歯の一部しか動かさないため、全体の噛み合わせは調整できません。
そのため、前歯以外の噛み合わせに問題のない方が対象の矯正方法になります。また、前歯の部分矯正は、歯や歯のエナメル質を削る量が多くなることがあります。歯のエナメル質がなくなってしまうと、冷たい食べ物や飲み物がしみやすくなります。その他にも、矯正後の仕上がりが全体矯正より劣る場合や、妥協しなければならない点が発生する場合もあります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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