COCOブログ

2025.03.13更新

歯周病の口臭はどんなにおい?

「歯周病の口臭ってどんなにおい?」
「なぜ口臭が強くなるの?」
このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
口臭が強くなる原因はさまざまありますが、その中でも主な原因として挙げられるのが歯周病です。
歯と歯茎のすき間(歯周ポケット)にたまった歯垢や歯石には歯周病菌が潜んでおり、臭いの元となるガスを発生させます。

口臭がきつくなる4つの原因
口臭が強くなる主な要因として、次の4つが挙げられます。

・舌苔や歯周病が原因の口臭

・食事による口臭

・生理的口臭

・全身疾患による口臭

口臭のほとんどは口の中に原因があります。中でも、舌苔や歯周病が口臭の主な原因となることが多いです。
それぞれの詳細について見ていきましょう。

原因① 舌苔や歯周病が原因の口臭
舌苔や歯周病があると、口臭がきつくなる傾向にあります。
舌苔とは、舌の表面に付着する白っぽい汚れで、細菌やタンパク質などの臭いの元が多く含まれています。
また、歯周病も大きな口臭の原因の一つです。
歯周ポケットに蓄積された歯垢や歯石に潜む細菌が、「メチルメルカプタン」や「硫化水素」といった臭気ガスを発生させ、強い口臭の原因となります。

原因② 食事による口臭
ニンニクやネギ、ニラなどの臭いが強い食べ物やアルコールを摂取すると、一時的に口臭が強くなります。
食べたものやアルコールに含まれる成分が血液に取り込まれ、体内を循環した後、肺を通じて吐き出されるためです。
このタイプの口臭は時間の経過とともに自然と軽減することが多いです。

原因③ 生理的口臭
生理的口臭とは、起床直後や空腹時などに一時的に発生する口臭のことです。
女性の場合は、生理周期に伴うホルモンバランスの変化でも起こることがあります。
この口臭は日内変動があり、時間が経つことで自然と収まります。
健康な人でも起こる現象なので、過度に心配する必要はありません。

原因④ 全身疾患が原因の口臭
以下のような病気があると、口臭が強くなる場合があります。

・呼吸器疾患(肺がん、肺腫瘍)

・消化器疾患(胃がん)

・耳鼻咽喉系の病気(扁桃炎、咽頭がん)

・カンジダ感染症(喉・肺)

・糖尿病

・肝硬変、肝臓がん

このような場合には、病気の治療が進めば口臭も改善する可能性があります。

歯周病による口臭の特徴とは?
歯周病による口臭は、「メチルメルカプタン」や「硫化水素」といった物質が主な原因です。
それぞれ、以下のようなにおいに例えられます。

・メチルメルカプタン:腐った玉ねぎや生魚のような臭い

・硫化水素:腐った卵やおならのような臭い

このように、歯周病による口臭は非常に不快で強烈なにおいとなる傾向があります。

歯周病の口臭は自分で気づける?
口臭は自分ではなかなか気づきにくいものです。
以下のようなセルフチェックを行うことで確認できます。

・唾液のにおいを嗅ぐ

・ビニール袋やコップを使用して息のにおいを確認する

・市販の口臭チェッカーを使う

特に、舌や歯茎を指で軽くこすって唾液のにおいを確認する方法が簡単で有効です。
より正確に知りたい方は、歯科医院に設置された専用の口臭測定器を利用してみるのもおすすめです。

歯磨きだけでは歯周病による口臭は治らない?
歯周病が原因の口臭を、歯磨きだけで完全に治すのは難しいです。
歯周病の原因菌は歯周ポケットの奥に潜んでおり、通常の歯磨きでは除去が困難です。
放置すると細菌が増殖し、臭いもどんどん強くなってしまいます。
そのため、歯科医院でのクリーニングやPMTC(専門的口腔清掃)などの処置が必要になります。

歯周病による口臭の改善方法
歯周病による口臭を治すためには、歯周ポケットの内部に溜まった歯垢や歯石をきちんと取り除く必要があります。
すでに歯周病になっている場合は、ブラッシングだけでの対処は不十分です。
毎日のケアを行いながら、定期的に歯科医院を受診し、プロの手で口腔内を清潔に保つことが大切です。
また、まだ歯周病になっていない方でも、ブラッシングを徹底することで口臭の悪化を予防できます。

 

 

 

 

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

予防から治療まで
歯のことなら私たちにおまかせください

常に患者様の立場に立った診察・治療を心がけています
少しでも気になる事がございましたら、お気軽にご相談ください

  • 058-320-3055 診療時間 9:00~12:30 / 15:00~20:00
  • bnr_tel_spimg.jpg
  • メールフォームはこちら 24時間受け付けておりますメールフォームはこちら 24時間受け付けております