COCOブログ

2025.11.20更新

学校の歯科検診でお子さんの歯並びやかみ合わせを指摘されて心配な保護者様へ

春の恒例行事である学校の歯科検診。結果を記したプリントに「歯並び・噛み合わせ」のチェックが入っていると、どう対応すべきか迷う親御さんも多いはずです。

「虫歯じゃないなら、まだ放っておいても大丈夫かな?」と思いがちですが、実は歯並びの問題こそ、受診のタイミングが将来を左右します。

1. 学校の歯科検診では「ここ」を見ている
学校の検診は、限られた時間の中でお口全体の健康リスクをスクリーニング(選別)するものです。主に以下の4点をチェックしています。

・歯並び・噛み合わせ: 将来的に歯が重なったり、噛み合わせがズレたりするリスクがないか。

・虫歯の有無: 現在治療が必要な歯、または虫歯になりそうな歯があるか。

・歯ぐきの状態: 腫れや炎症(歯肉炎)が起きていないか。

・生え変わりの状況: 乳歯が抜け、永久歯が正しい位置から生えてきているか。

2. 検診結果の「0・1・2」はどう判断する?
歯並び(歯列・咬合)の項目は、一般的に3段階で評価されます。それぞれの意味と、家庭で取るべきアクションを知っておきましょう。

「0:異常なし」 現時点では、歯並びや噛み合わせに大きな問題は見られません。

「1:要観察(ようかんさつ)」 軽度のズレがある状態です。基本的には様子を見て問題ありませんが、成長段階によっては将来的に矯正が必要になる可能性があるため、一度歯医者さんに診てもらうと安心です。

「2:要精検(ようせいけん)」 重度の不正咬合(噛み合わせの乱れ)が疑われる状態です。そのままにすると発音や食べ物の噛み方に影響が出ることもあるため、早めに歯医者さんで精密な検査を受けることが推奨されます。

3. なぜ歯医者さんに「様子を見ましょう」と言われるの?
検診で指摘されて相談に行ったのに、「今はまだ様子を見ましょう」と言われることがあります。これは、決して放置していいという意味ではありません。

子どもの体は日々成長しています。特に顎の骨が成長するスピードや永久歯への生え変わりのタイミングは一人ひとり異なるため、歯医者さんは「最も効果が出る治療開始のベストタイミング」を見極めているのです。

「早期相談」が大切な理由

治療そのものを早く始めることがすべてではありません。しかし、早く相談することで、

・将来の治療期間を短くできる

・抜歯をせずに済む可能性が高まる

といったメリットがあります。

「もう少し大きくなってから」と自己判断で先延ばしにするのではなく、まずは歯医者さんのアドバイスを受け、適切な「観察期間」に入ることが、お子様の健康な歯を守る近道となります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.11.13更新

歯並び

歯並びは「滑舌」にも影響する?言葉が聞き取りにくくなる理由とデメリット
歯並びが「見た目の印象」を左右することはよく知られていますが、実は「話しやすさ」や「発音」にも深く関わっていることは意外と見落とされがちです。

「サ行がうまく言えない」「何度も聞き返される」といった悩みは、もしかすると歯の噛み合わせが原因かもしれません。

1. なぜ歯並びが悪いと「サ行」が苦手になるのか
滑舌の良し悪しには、お口の中の空気のコントロールが重要です。特に、歯並びの乱れによって影響を受けやすい音があります。

サ行(さ・し・す・せ・そ): サ行は、上下の前歯を近づけ、その隙間から空気をこすり出すようにして音を作ります。出っ歯やすきっ歯などで前歯に隙間があると、そこから空気が漏れすぎてしまい、クリアな音が出せなくなります。

タ行・ナ行・ラ行: これらの音は、舌先を前歯の裏側あたりに接触させて発音します。歯並びがガタガタしていたり、受け口だったりすると、舌を正しい位置に当てることが難しく、こもったような発音になりやすいのです。

2. 英語の習得にも「歯並び」が壁になる?
日本語以上に、歯や舌の動きがシビアに求められるのが「英語の発音」です。

例えば、日本語にはない「th」と「s」の使い分け。 これらは前歯の隙間や舌のポジションで音を区別しますが、歯並びが悪いと空気の漏れを制御できず、ネイティブスピーカーにはどちらの音も同じように聞こえてしまう(あるいは全く別の音に聞こえる)可能性が高まります。

「一生懸命勉強しているのに、発音だけがどうしても上達しない」という場合、根本的な原因が歯並びにあるケースも少なくありません。

3. 滑舌が悪いことで損をする「2つのデメリット」
言葉がスムーズに伝わらないことは、日常生活において想像以上のストレスになります。

① コミュニケーションの自信を失う

一番の悩みは、自分の意思が正しく相手に伝わらないことでしょう。

・何度も聞き返される

・相手が聞き取れず、イライラした表情を見せる

・誤解を招くのを恐れて、発言を控えてしまう

このような経験が積み重なると、人と会話すること自体が億劫になり、コミュニケーションに消極的になってしまう恐れがあります。

② 外国語への苦手意識が強まる

前述の通り、英語などの外国語には日本語以上に繊細な発音の区別が必要です。 「正しく発音できない=通じない」という壁にぶつかることで、語学学習そのものに挫折感を感じてしまうのは非常にもったいないことです。

まとめ:話しにくいと感じたら、まずは歯医者さんへ
滑舌の問題は、単なる「喋り方の癖」ではなく、物理的な「歯の並び」が原因であることも多いのです。

もし、ご自身やお子様の滑舌に不安を感じているなら、一度歯医者さんで噛み合わせのチェックを受けてみてはいかがでしょうか。歯並びを整えることは、見た目の美しさだけでなく、一生モノの「伝える力」を支えることにもつながります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.11.06更新

子どもの歯並びは自然に治る?放置していいケースと歯医者さんに相談すべきサイン

子どもの歯並びって自然に治ることはあるの?

「うちの子、歯並びが少しガタガタしているかも……」と心配になる親御さんは多いものです。子どもの歯並びには、成長とともに自然に整っていくケースと、早めに治療を検討すべきケースがあります。

今回は、その見分け方や、歯並びに影響を与える習慣について分かりやすく解説します。

1. 自然に治るのを「待っていい時期」と「注意すべき習慣」
乳歯が生え始めたばかりの時期は、まだ顎の骨が成長途中です。そのため、すぐに治療を開始することは少なく、まずは経過を観察するのが一般的です。

ただし、歯並びを悪くする「お口の癖」がある場合は注意が必要です。以下の習慣があるお子様は、将来的に歯並びが乱れるリスクがあるため、早めに改善を心がけましょう。

・指しゃぶりや爪を噛む

・唇を噛んだり、舌で歯を押したりする

・口呼吸(口がいつも開いている)

・頬杖をつく

・食べ物を片側だけで噛む

こうした癖を直すだけでも、歯並びの悪化を未然に防げる場合があります。

2. 歯並びの土台が決まるのは「6歳頃」から
お子様の歯並びに大きな変化が訪れるのは、永久歯が生え始める6歳前後です。

実は、顎の骨は他の骨よりも成長が早く、6歳までに大人の約80%まで成長します。 特に上顎は6歳〜10歳頃に成長のピークを迎え、下顎は少し遅れて10歳〜15歳頃に大きく成長します。

歯並びは「遺伝」だけで決まると思われがちですが、こうした「顎の成長」や「日常の癖」も非常に大きな要因となります。

3. 自然に整う可能性が高い「安心なケース」
一見、隙間があったり斜めに生えていたりしても、成長過程として問題ないケースが2つあります。

前歯が「ハの字」に開いている

乳歯や、生え変わったばかりの永久歯が外側を向いて生えてくるのは、実はよくあることです。顎が成長し、隣の歯(犬歯など)が生えてくると、その圧力で自然と中央に寄ってきれいに並ぶことが多いため、しばらく様子を見ても大丈夫な場合がほとんどです。

歯と歯の間に隙間がある

「乳歯がすきっ歯で心配」という声をよく聞きますが、実は乳歯の時期は隙間があるのが理想的です。 これは、後から生えてくる大きな永久歯が並ぶための「準備スペース」だからです。この隙間が足りないと、永久歯が重なって生えてしまう原因になります。

4. 早めに歯医者さんへ相談すべき目安とは?
成長を待っても改善が見られない場合や、以下のようなケースは、早めに歯医者さんに相談することをおすすめします。

・上唇の裏の筋(上唇小帯)が厚く、前歯の隙間が埋まらない

・永久歯の数が足りない、あるいは余分な歯(過剰歯)がある

・顎のサイズが小さすぎて、明らかに永久歯が並ぶスペースがない

「いつ相談すればいいかわからない」という場合は、乳歯が生え揃ったタイミングや、小学校入学前のタイミングで一度歯医者さんにチェックしてもらうと安心です。

お子様の健やかな成長のために、まずは定期検診を上手に活用しましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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