子どもの歯並びは自然に治る?放置していいケースと歯医者さんに相談すべきサイン

「うちの子、歯並びが少しガタガタしているかも……」と心配になる親御さんは多いものです。子どもの歯並びには、成長とともに自然に整っていくケースと、早めに治療を検討すべきケースがあります。
今回は、その見分け方や、歯並びに影響を与える習慣について分かりやすく解説します。
1. 自然に治るのを「待っていい時期」と「注意すべき習慣」
乳歯が生え始めたばかりの時期は、まだ顎の骨が成長途中です。そのため、すぐに治療を開始することは少なく、まずは経過を観察するのが一般的です。
ただし、歯並びを悪くする「お口の癖」がある場合は注意が必要です。以下の習慣があるお子様は、将来的に歯並びが乱れるリスクがあるため、早めに改善を心がけましょう。
・指しゃぶりや爪を噛む
・唇を噛んだり、舌で歯を押したりする
・口呼吸(口がいつも開いている)
・頬杖をつく
・食べ物を片側だけで噛む
こうした癖を直すだけでも、歯並びの悪化を未然に防げる場合があります。
2. 歯並びの土台が決まるのは「6歳頃」から
お子様の歯並びに大きな変化が訪れるのは、永久歯が生え始める6歳前後です。
実は、顎の骨は他の骨よりも成長が早く、6歳までに大人の約80%まで成長します。 特に上顎は6歳〜10歳頃に成長のピークを迎え、下顎は少し遅れて10歳〜15歳頃に大きく成長します。
歯並びは「遺伝」だけで決まると思われがちですが、こうした「顎の成長」や「日常の癖」も非常に大きな要因となります。
3. 自然に整う可能性が高い「安心なケース」
一見、隙間があったり斜めに生えていたりしても、成長過程として問題ないケースが2つあります。
前歯が「ハの字」に開いている
乳歯や、生え変わったばかりの永久歯が外側を向いて生えてくるのは、実はよくあることです。顎が成長し、隣の歯(犬歯など)が生えてくると、その圧力で自然と中央に寄ってきれいに並ぶことが多いため、しばらく様子を見ても大丈夫な場合がほとんどです。
歯と歯の間に隙間がある
「乳歯がすきっ歯で心配」という声をよく聞きますが、実は乳歯の時期は隙間があるのが理想的です。 これは、後から生えてくる大きな永久歯が並ぶための「準備スペース」だからです。この隙間が足りないと、永久歯が重なって生えてしまう原因になります。
4. 早めに歯医者さんへ相談すべき目安とは?
成長を待っても改善が見られない場合や、以下のようなケースは、早めに歯医者さんに相談することをおすすめします。
・上唇の裏の筋(上唇小帯)が厚く、前歯の隙間が埋まらない
・永久歯の数が足りない、あるいは余分な歯(過剰歯)がある
・顎のサイズが小さすぎて、明らかに永久歯が並ぶスペースがない
「いつ相談すればいいかわからない」という場合は、乳歯が生え揃ったタイミングや、小学校入学前のタイミングで一度歯医者さんにチェックしてもらうと安心です。
お子様の健やかな成長のために、まずは定期検診を上手に活用しましょう。











