
歯並びは「滑舌」にも影響する?言葉が聞き取りにくくなる理由とデメリット
歯並びが「見た目の印象」を左右することはよく知られていますが、実は「話しやすさ」や「発音」にも深く関わっていることは意外と見落とされがちです。
「サ行がうまく言えない」「何度も聞き返される」といった悩みは、もしかすると歯の噛み合わせが原因かもしれません。
1. なぜ歯並びが悪いと「サ行」が苦手になるのか
滑舌の良し悪しには、お口の中の空気のコントロールが重要です。特に、歯並びの乱れによって影響を受けやすい音があります。
サ行(さ・し・す・せ・そ): サ行は、上下の前歯を近づけ、その隙間から空気をこすり出すようにして音を作ります。出っ歯やすきっ歯などで前歯に隙間があると、そこから空気が漏れすぎてしまい、クリアな音が出せなくなります。
タ行・ナ行・ラ行: これらの音は、舌先を前歯の裏側あたりに接触させて発音します。歯並びがガタガタしていたり、受け口だったりすると、舌を正しい位置に当てることが難しく、こもったような発音になりやすいのです。
2. 英語の習得にも「歯並び」が壁になる?
日本語以上に、歯や舌の動きがシビアに求められるのが「英語の発音」です。
例えば、日本語にはない「th」と「s」の使い分け。 これらは前歯の隙間や舌のポジションで音を区別しますが、歯並びが悪いと空気の漏れを制御できず、ネイティブスピーカーにはどちらの音も同じように聞こえてしまう(あるいは全く別の音に聞こえる)可能性が高まります。
「一生懸命勉強しているのに、発音だけがどうしても上達しない」という場合、根本的な原因が歯並びにあるケースも少なくありません。
3. 滑舌が悪いことで損をする「2つのデメリット」
言葉がスムーズに伝わらないことは、日常生活において想像以上のストレスになります。
① コミュニケーションの自信を失う
一番の悩みは、自分の意思が正しく相手に伝わらないことでしょう。
・何度も聞き返される
・相手が聞き取れず、イライラした表情を見せる
・誤解を招くのを恐れて、発言を控えてしまう
このような経験が積み重なると、人と会話すること自体が億劫になり、コミュニケーションに消極的になってしまう恐れがあります。
② 外国語への苦手意識が強まる
前述の通り、英語などの外国語には日本語以上に繊細な発音の区別が必要です。 「正しく発音できない=通じない」という壁にぶつかることで、語学学習そのものに挫折感を感じてしまうのは非常にもったいないことです。
まとめ:話しにくいと感じたら、まずは歯医者さんへ
滑舌の問題は、単なる「喋り方の癖」ではなく、物理的な「歯の並び」が原因であることも多いのです。
もし、ご自身やお子様の滑舌に不安を感じているなら、一度歯医者さんで噛み合わせのチェックを受けてみてはいかがでしょうか。歯並びを整えることは、見た目の美しさだけでなく、一生モノの「伝える力」を支えることにもつながります。











