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2025.12.25更新

インビザファースト

お子様の矯正治療を調べていて、「インビザライン・ファースト」と検索すると「失敗」や「後悔」といった言葉が出てきて不安になったことはありませんか?

大切なお子様の歯に関わることですから、慎重になるのは当然です。しかし、これらの不安の多くは、治療の特徴を正しく理解し、適切な準備をすることで解消できます。

今回は、なぜ「失敗した」と感じてしまうケースがあるのか、その理由と対策を詳しく見ていきましょう。

1. ネットの「失敗しやすい」という噂の正体
インターネットで「やめたほうがいい」という声が見つかるのは、マウスピース矯正が「患者さんの協力」に大きく依存する治療だからです。

インビザライン・ファーストは、診断・装着・管理の3つが揃えば非常に優れた効果を発揮します。つまり、治療そのものが失敗しやすいわけではなく、理解不足や準備不足のまま始めてしまうと、期待した結果が得られず「後悔」に繋がってしまうのです。

2. 保護者の方が「失敗だった」と感じる主な原因
医療的なミス以外でも、日々の生活の中でのストレスが不満に繋がることがあります。

・お子様が装着を嫌がり、親子でストレスになってしまった

・学校で着け忘れることが多く、なかなか歯が動かなかった

・食事のたびに取り外して洗うのが、想像以上に面倒だった

・顎が広がると思っていたのに、見た目の変化が実感しにくい

これらの多くは、事前に歯医者さんとしっかりコミュニケーションを取り、生活スタイルのシミュレーションをしておくことで防げるものばかりです。

3. 注意しておきたい具体的な失敗パターン
・装着時間の不足と管理の難しさ

インビザライン・ファーストは1日20時間以上の装着が必須です。しかし、遊びに夢中になって着け忘れたり、給食の後にどこへ置いたか分からなくなったりするトラブルは珍しくありません。

紛失や破損でマウスピースを再製作することになると、治療が数週間ストップしてしまいます。これが繰り返されると、契約期間内に治療が終わらないリスクも出てきます。

・お口のケア不足によるトラブル

マウスピースで歯を覆うため、汚れが残っていると虫歯や歯肉炎になりやすくなります。外出先での歯磨きが疎かになると、矯正中に虫歯治療が必要になり、矯正を一時中断せざるを得ないケースもあります。

・骨格の成長予測と診断のズレ

顎を広げれば良いというわけではなく、お子様の将来の横顔や骨格のバランスを見極めることが重要です。無理に広げすぎると、歯は並んでも口元が前に突き出たような印象(いわゆる口ゴボ)になってしまうこともあります。

これには歯医者さんの経験と精密な診断が不可欠です。

4. 治療後に歯が動いてしまう「後戻り」
無事に歯が並んでも、そこで終わりではありません。成長期のお子様は、放っておくと歯が元の位置に戻ろうとする性質があります。

治療後の「リテーナー(保定装置)」の使用をサボってしまったり、口呼吸や舌で歯を押す癖が直っていなかったりすると、せっかく整えた歯並びが崩れてしまう原因になります。

5. 失敗を防ぎ、成功させるためのポイント
インビザライン・ファーストを成功させるには、親子で協力し合う姿勢が何より大切です。

・家庭での優しいサポート

お子様一人で20時間を管理するのは大変です。「食後は歯磨きしてマウスピースを戻そうね」といった前向きな声掛けを習慣にしましょう。外出用のポーチを用意するなど、お子様が楽しく続けられる工夫を一緒に考えるのがおすすめです。

・衛生管理を習慣にする

完璧を目指しすぎると疲れてしまいます。「学校では口をゆすぐだけ、家ではしっかり磨く」といった、継続しやすいルールを歯医者さんと相談して決めましょう。

・信頼できる歯医者さん選び

「顎を広げるべきか、今は待つべきか」を正直に話してくれる歯医者さんを選びましょう。最新の設備で将来の横顔までシミュレーションしてくれる医院であれば、治療後のギャップを最小限に抑えられます。

まとめ:正しい理解が成功への第一歩
インビザライン・ファーストは、見た目のストレスを抑えながらお子様の未来の笑顔を守れる素晴らしい治療法です。

もし不安があるなら、まずは無料カウンセリングなどを利用して、お子様の性格やライフスタイルに本当に合っているかどうか、歯医者さんにじっくり相談してみることから始めてみてください。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.12.18更新

インビザライン・ファーストの治療期間はどのくらい?スムーズに終わらせるための親子でのコツ

目立たずに歯並びを整えられる「インビザライン・ファースト」。乳歯と永久歯が混ざった時期(混合歯列期)のお子様向けとして人気ですが、保護者の方が一番気になるのは「一体、どのくらいの期間かかるの?」という点ではないでしょうか。

今回は、一般的な治療期間の目安と、期間が延びてしまう原因、そして最短で治療を終えるためのポイントを詳しく解説します。

1. 治療期間の目安は「半年〜1年半」
インビザライン・ファーストの治療期間は、一般的に6ヶ月から18ヶ月(1年半)程度とされています。

ただし、これはあくまでスムーズに進んだ場合の目安です。インビザライン・ファーストは「第1期治療(永久歯が生え揃う前の土台作り)」に位置づけられており、以下の要因で期間が前後します。

歯並びの状態: ガタつきが強かったり、顎のズレが大きかったりする場合は1年以上かかる傾向があります。

顎の成長スピード: お子様の成長には個人差があるため、骨格の変化に合わせて計画を調整することがあります。

マウスピースの使用状況: 装着時間が短いと、その分治療は長引いてしまいます。

2. 治療期間が長引いてしまう「4つの理由」
予定よりも治療が延びてしまう場合、そこにはいくつかの共通した原因があります。

装着時間が足りない: インビザラインは「1日20時間以上」の装着がルールです。学校や外出先で外す時間が長くなると、歯が計画通りに動かず、トータルの期間が延びてしまいます。

マウスピースの紛失や破損: 紛失して再製作が必要になると、新しいマウスピースが届くまで治療がストップしてしまいます。特に給食時や旅行中のトラブルには注意が必要です。

歯の生え変わりのイレギュラー: 乳歯が抜けるタイミングや永久歯が生えてくる位置が予想と異なると、治療計画の修正が必要になることがあります。

定期検診の間隔が空いてしまう: 歯医者さんによるチェックが遅れると、小さなズレが大きな遅れにつながることも。決められた通院ペースを守ることが大切です。

3. 治療をスムーズに終わらせるための「3つのサポート」
お子様が一人で治療を完璧にこなすのは難しいものです。保護者の方のちょっとしたサポートが、最短ゴールへの近道になります。

① 「ルーティン化」で装着時間を守る

「朝起きたらすぐつける」「食事の後は歯磨きをしてすぐ戻す」といった具合に、生活リズムの中に組み込んでしまいましょう。お子様が自分で意識できるよう、スマホのアラームやカレンダーを活用するのも効果的です。

② ポジティブな声掛けでモチベーションを維持

「今日もちゃんとつけられたね!」「少しずつ歯が並んできたね」といった前向きな言葉が、お子様のやる気に繋がります。保護者とお子様が「一緒に頑張るチーム」のような意識を持つことが、治療成功の秘訣です。

③ 正しい装着とお手入れのチェック

マウスピースが浮いた状態でつけていると、矯正効果が半減してしまいます。しっかり奥までハマっているか、汚れが溜まっていないかなど、1日の終わりに保護者の方が一度確認してあげると安心です。

まとめ:ベストな期間で理想の歯並びへ
インビザライン・ファーストは、見た目のストレスが少ない分、自己管理が重要になる治療法です。期間には個人差がありますが、歯医者さんとしっかり連携し、日々の装着習慣を大切にすることで、効率よく治療を進めることができます。

「うちの子のケースではどのくらいかかりそう?」と疑問に思ったら、まずは歯医者さんでシミュレーションを含めたカウンセリングを受けてみるのが一番の近道です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.12.11更新

インビザライン・ファーストの主なデメリット

お子様の矯正治療として注目されている「インビザライン・ファースト」。透明なマウスピースで歯並びを整える画期的な方法ですが、検討する際には、利点だけでなく特有の注意点も知っておくことが大切です。

お子様と一緒に前向きに取り組めるよう、保護者の方が知っておきたいポイントを整理しました。

1. 事前に知っておきたい「3つの注意点(デメリット)」
インビザライン・ファーストは、従来のワイヤー矯正とは異なる「マウスピース型」だからこその課題がいくつかあります。

① 「1日20時間以上」の装着管理が必要

一番のポイントは、装着時間を守ることです。毎日20時間以上つけていなければ、計画通りに歯は動きません。 まだ小さなお子様の場合、学校や外出先で外したまま忘れてしまったり、違和感から無意識に外してしまったりすることも考えられます。治療をスムーズに進めるためには、保護者の方による優しい声かけや管理が欠かせません。

② 適応できないケースもある

すべてのお子様にインビザライン・ファーストが適しているわけではありません。顎の骨格的な問題が非常に大きい場合や、重度の歯並びの乱れがある場合は、マウスピースだけでは十分な改善が見込めないことがあります。まずは歯医者さんによる事前の診断が重要です。

③ 紛失や破損のトラブル

自由に取り外せるメリットの裏返しとして、紛失のリスクがあります。 特に「学校の給食中」や「外食時」に外して、そのまま捨ててしまったり置き忘れたりするトラブルが少なくありません。再作製には時間がかかり、その間は治療がストップしてしまうため、保管ケースの使用などを徹底する必要があります。

2. 選ばれる理由!「5つのメリット」
注意点はありますが、それを上回るメリットが多いため、多くのお子様に選ばれています。

① 装置が目立たず、笑顔に自信が持てる

最大の特長は、つけていることがほとんど分からない「透明さ」です。見た目を気にし始める多感な時期のお子様にとって、お友達に気づかれにくい点は精神的な負担を大きく減らしてくれます。

② 食事や歯磨きがいつも通りできる

固定式のワイヤー矯正と違い、食事の時は外すことができます。食べ物が装置に詰まるストレスがなく、歯磨きも普段通り行えるため、矯正中の「虫歯リスク」を抑えられるのが大きな利点です。

③ 顎の成長を健やかにサポート

インビザライン・ファーストは、乳歯と永久歯が混ざった時期だからこそできる治療です。マウスピースの力を利用して、将来永久歯がきれいに並ぶためのスペースを作り、顎の健やかな発育を促します。

④ 痛みや違和感が少ない

マウスピースは表面が滑らかで柔らかい素材で作られています。金属の装置のように口の中を傷つける心配が少なく、歯を動かす際の痛みも比較的穏やかなため、痛みに敏感なお子様でも続けやすい治療法です。

⑤ 通院回数が少なく、忙しい家庭にも優しい

ご自宅でお子様自身がマウスピースを交換して治療を進めるため、頻繁な調整が必要ありません。通院は1〜2ヶ月に1回程度で済むことが多いため、習い事で忙しいお子様や、お仕事を持つ保護者の方にとってもスケジュールを立てやすいのが魅力です。

まとめ:お子様にぴったりの選択を
インビザライン・ファーストは、保護者の方のサポートが必要な面もありますが、お子様の負担を最小限に抑えながら理想の歯並びを目指せる優れた方法です。

「うちの子でも続けられるかしら?」「うちの子の歯並びに合うの?」と迷われたら、まずは歯医者さんに相談し、お子様の性格やライフスタイルに合っているか確認することから始めてみましょう。

 

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.11.20更新

学校の歯科検診でお子さんの歯並びやかみ合わせを指摘されて心配な保護者様へ

春の恒例行事である学校の歯科検診。結果を記したプリントに「歯並び・噛み合わせ」のチェックが入っていると、どう対応すべきか迷う親御さんも多いはずです。

「虫歯じゃないなら、まだ放っておいても大丈夫かな?」と思いがちですが、実は歯並びの問題こそ、受診のタイミングが将来を左右します。

1. 学校の歯科検診では「ここ」を見ている
学校の検診は、限られた時間の中でお口全体の健康リスクをスクリーニング(選別)するものです。主に以下の4点をチェックしています。

・歯並び・噛み合わせ: 将来的に歯が重なったり、噛み合わせがズレたりするリスクがないか。

・虫歯の有無: 現在治療が必要な歯、または虫歯になりそうな歯があるか。

・歯ぐきの状態: 腫れや炎症(歯肉炎)が起きていないか。

・生え変わりの状況: 乳歯が抜け、永久歯が正しい位置から生えてきているか。

2. 検診結果の「0・1・2」はどう判断する?
歯並び(歯列・咬合)の項目は、一般的に3段階で評価されます。それぞれの意味と、家庭で取るべきアクションを知っておきましょう。

「0:異常なし」 現時点では、歯並びや噛み合わせに大きな問題は見られません。

「1:要観察(ようかんさつ)」 軽度のズレがある状態です。基本的には様子を見て問題ありませんが、成長段階によっては将来的に矯正が必要になる可能性があるため、一度歯医者さんに診てもらうと安心です。

「2:要精検(ようせいけん)」 重度の不正咬合(噛み合わせの乱れ)が疑われる状態です。そのままにすると発音や食べ物の噛み方に影響が出ることもあるため、早めに歯医者さんで精密な検査を受けることが推奨されます。

3. なぜ歯医者さんに「様子を見ましょう」と言われるの?
検診で指摘されて相談に行ったのに、「今はまだ様子を見ましょう」と言われることがあります。これは、決して放置していいという意味ではありません。

子どもの体は日々成長しています。特に顎の骨が成長するスピードや永久歯への生え変わりのタイミングは一人ひとり異なるため、歯医者さんは「最も効果が出る治療開始のベストタイミング」を見極めているのです。

「早期相談」が大切な理由

治療そのものを早く始めることがすべてではありません。しかし、早く相談することで、

・将来の治療期間を短くできる

・抜歯をせずに済む可能性が高まる

といったメリットがあります。

「もう少し大きくなってから」と自己判断で先延ばしにするのではなく、まずは歯医者さんのアドバイスを受け、適切な「観察期間」に入ることが、お子様の健康な歯を守る近道となります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.11.13更新

歯並び

歯並びは「滑舌」にも影響する?言葉が聞き取りにくくなる理由とデメリット
歯並びが「見た目の印象」を左右することはよく知られていますが、実は「話しやすさ」や「発音」にも深く関わっていることは意外と見落とされがちです。

「サ行がうまく言えない」「何度も聞き返される」といった悩みは、もしかすると歯の噛み合わせが原因かもしれません。

1. なぜ歯並びが悪いと「サ行」が苦手になるのか
滑舌の良し悪しには、お口の中の空気のコントロールが重要です。特に、歯並びの乱れによって影響を受けやすい音があります。

サ行(さ・し・す・せ・そ): サ行は、上下の前歯を近づけ、その隙間から空気をこすり出すようにして音を作ります。出っ歯やすきっ歯などで前歯に隙間があると、そこから空気が漏れすぎてしまい、クリアな音が出せなくなります。

タ行・ナ行・ラ行: これらの音は、舌先を前歯の裏側あたりに接触させて発音します。歯並びがガタガタしていたり、受け口だったりすると、舌を正しい位置に当てることが難しく、こもったような発音になりやすいのです。

2. 英語の習得にも「歯並び」が壁になる?
日本語以上に、歯や舌の動きがシビアに求められるのが「英語の発音」です。

例えば、日本語にはない「th」と「s」の使い分け。 これらは前歯の隙間や舌のポジションで音を区別しますが、歯並びが悪いと空気の漏れを制御できず、ネイティブスピーカーにはどちらの音も同じように聞こえてしまう(あるいは全く別の音に聞こえる)可能性が高まります。

「一生懸命勉強しているのに、発音だけがどうしても上達しない」という場合、根本的な原因が歯並びにあるケースも少なくありません。

3. 滑舌が悪いことで損をする「2つのデメリット」
言葉がスムーズに伝わらないことは、日常生活において想像以上のストレスになります。

① コミュニケーションの自信を失う

一番の悩みは、自分の意思が正しく相手に伝わらないことでしょう。

・何度も聞き返される

・相手が聞き取れず、イライラした表情を見せる

・誤解を招くのを恐れて、発言を控えてしまう

このような経験が積み重なると、人と会話すること自体が億劫になり、コミュニケーションに消極的になってしまう恐れがあります。

② 外国語への苦手意識が強まる

前述の通り、英語などの外国語には日本語以上に繊細な発音の区別が必要です。 「正しく発音できない=通じない」という壁にぶつかることで、語学学習そのものに挫折感を感じてしまうのは非常にもったいないことです。

まとめ:話しにくいと感じたら、まずは歯医者さんへ
滑舌の問題は、単なる「喋り方の癖」ではなく、物理的な「歯の並び」が原因であることも多いのです。

もし、ご自身やお子様の滑舌に不安を感じているなら、一度歯医者さんで噛み合わせのチェックを受けてみてはいかがでしょうか。歯並びを整えることは、見た目の美しさだけでなく、一生モノの「伝える力」を支えることにもつながります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.11.06更新

子どもの歯並びは自然に治る?放置していいケースと歯医者さんに相談すべきサイン

子どもの歯並びって自然に治ることはあるの?

「うちの子、歯並びが少しガタガタしているかも……」と心配になる親御さんは多いものです。子どもの歯並びには、成長とともに自然に整っていくケースと、早めに治療を検討すべきケースがあります。

今回は、その見分け方や、歯並びに影響を与える習慣について分かりやすく解説します。

1. 自然に治るのを「待っていい時期」と「注意すべき習慣」
乳歯が生え始めたばかりの時期は、まだ顎の骨が成長途中です。そのため、すぐに治療を開始することは少なく、まずは経過を観察するのが一般的です。

ただし、歯並びを悪くする「お口の癖」がある場合は注意が必要です。以下の習慣があるお子様は、将来的に歯並びが乱れるリスクがあるため、早めに改善を心がけましょう。

・指しゃぶりや爪を噛む

・唇を噛んだり、舌で歯を押したりする

・口呼吸(口がいつも開いている)

・頬杖をつく

・食べ物を片側だけで噛む

こうした癖を直すだけでも、歯並びの悪化を未然に防げる場合があります。

2. 歯並びの土台が決まるのは「6歳頃」から
お子様の歯並びに大きな変化が訪れるのは、永久歯が生え始める6歳前後です。

実は、顎の骨は他の骨よりも成長が早く、6歳までに大人の約80%まで成長します。 特に上顎は6歳〜10歳頃に成長のピークを迎え、下顎は少し遅れて10歳〜15歳頃に大きく成長します。

歯並びは「遺伝」だけで決まると思われがちですが、こうした「顎の成長」や「日常の癖」も非常に大きな要因となります。

3. 自然に整う可能性が高い「安心なケース」
一見、隙間があったり斜めに生えていたりしても、成長過程として問題ないケースが2つあります。

前歯が「ハの字」に開いている

乳歯や、生え変わったばかりの永久歯が外側を向いて生えてくるのは、実はよくあることです。顎が成長し、隣の歯(犬歯など)が生えてくると、その圧力で自然と中央に寄ってきれいに並ぶことが多いため、しばらく様子を見ても大丈夫な場合がほとんどです。

歯と歯の間に隙間がある

「乳歯がすきっ歯で心配」という声をよく聞きますが、実は乳歯の時期は隙間があるのが理想的です。 これは、後から生えてくる大きな永久歯が並ぶための「準備スペース」だからです。この隙間が足りないと、永久歯が重なって生えてしまう原因になります。

4. 早めに歯医者さんへ相談すべき目安とは?
成長を待っても改善が見られない場合や、以下のようなケースは、早めに歯医者さんに相談することをおすすめします。

・上唇の裏の筋(上唇小帯)が厚く、前歯の隙間が埋まらない

・永久歯の数が足りない、あるいは余分な歯(過剰歯)がある

・顎のサイズが小さすぎて、明らかに永久歯が並ぶスペースがない

「いつ相談すればいいかわからない」という場合は、乳歯が生え揃ったタイミングや、小学校入学前のタイミングで一度歯医者さんにチェックしてもらうと安心です。

お子様の健やかな成長のために、まずは定期検診を上手に活用しましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.10.20更新

インビザライン・ファーストの適応条件

インビザライン・ファーストは、すべてのお子さまに適応できるわけではありません。
安全かつ適切に治療を進めるために、いくつかの条件が定められています。
まずは「治療を始められるかどうか」をしっかり確認しておきましょう。

■ 適応条件
① 第一大臼歯(6歳臼歯)が萌出している
インビザライン・ファーストは、6歳前後に生える第一大臼歯が1本以上萌出していることが必須条件です。
理由は、この歯が「噛み合わせの基準」や「歯列の土台」として非常に重要だからです。

② 切歯(前歯)のうち2本以上が 2/3 以上萌出している
前歯がしっかり生えていないと、マウスピースが安定しません。
そのため、上または下の前歯が少なくとも2本、3分の2以上生えていることが求められます。
マウスピースの力を正しく歯に伝えるために欠かせない条件です。

③ 顎の3/4に乳歯または未萌出の永久歯が2本以上ある
つまり、混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている時期)であることが前提となります。
この時期なら顎の成長をうまく利用しながら、歯列のスペースづくりと歯並びの改善を同時に行えます。

インビザライン・ファーストが向いている症例
● 軽度〜中程度の叢生(ガタガタ)
スペース不足により歯が重なっている状態です。
過度のスペース不足でなければ、マウスピースで整えられます。

● 軽度〜中程度のすきっ歯
隙間が目立つと噛み合わせや発音に影響が出ることも。
インビザライン・ファーストなら段階的に歯を寄せて自然な歯列へ導けます。

● 軽度〜中程度の反対咬合(受け口)
顎の成長方向を早期にコントロールできるため、成長期の治療はとても効果的。
成人後に手術が必要になるケースを減らすことにもつながります。

● 軽度〜中程度の上顎前突(出っ歯)
指しゃぶりや口呼吸が原因の場合は特に改善が期待できます。
見た目や噛み合わせの改善だけでなく、発音の向上にもつながります。

インビザライン・ファーストが向かないケース
● 永久歯が生えそろっている
すでに大人と同じ歯列の場合は適応外です。
通常のインビザライン(成人用)やワイヤー矯正が対象となります。

● 歯並びの乱れが大きい
強い力や三次元的な大きな移動が必要な場合は、ワイヤー矯正が必要です。

● 顎の骨格に問題がある
骨格性の反対咬合・上顎前突などでは、外科的処置やほかの矯正方法が選択されます。

● 歯を大きく動かす必要がある
マウスピースで歯を大きく動かすには時間がかかるため、複雑な回転や長距離移動には不向きです。

まとめ
インビザライン・ファーストは、
顎の成長を活かしながら歯並びを整えられる“今だけ”の治療法 です。
ただし、適応条件が細かく定められているため、
「うちの子は始められるの?」
「治療のタイミングはいつがベスト?」
といった疑問を持たれる保護者の方も多いです。
お子さまの成長段階や口腔内の状態は一人ひとり異なりますので、
まずはお気軽にご相談ください。
最適な時期・治療方法をご提案いたします。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.10.06更新

学童期からの矯正に「インビザライン・ファースト」という選択

― 顎の成長期に合わせた、新しい小児矯正のかたち ―
これまでマウスピース矯正といえば、「透明で目立ちにくい」という理由から主に大人の矯正に使われてきました。
小児矯正では、顎や骨が大きく成長する時期であるため、マウスピース矯正は難しいとされていたのです。
しかし、近年の技術革新により、小児専用に開発された「インビザライン・ファースト」が登場。
従来の 顎を広げる治療(I期) → 永久歯を並べる治療(II期)という二段階の手順を、ひとつの治療の中で同時に進められるようになりました。
インビザライン・ファーストには、フェーズ1 とフェーズ2 という2つのステップがあり、フェーズ1を始めてから10年以内にフェーズ2へ移行できます。

インビザライン・ファーストの特徴
● 小学校低学年から始められる
乳歯と永久歯が混在する「学童期」から治療がスタートできます。
この時期は顎の成長を正しく導くチャンスでもあります。

● I期治療とII期治療を同時に行える
従来の小児矯正では、まず顎を広げ、永久歯が生えるスペースを確保し、その後に歯並びを整えるという流れになります。
一方インビザライン・ファーストでは、
顎の成長コントロールと歯の移動を同時に行う ことが可能です。
フェーズ1終了後はリテーナーで後戻りを防止しながら様子を見ます。
永久歯が生え揃った段階で、必要に応じてフェーズ2の治療へ移行します。
※フェーズ2は、フェーズ1を完了した方のみが選択できる治療です。

開始できる時期と治療期間
■ 開始時期の目安(6〜10歳頃)
次の条件を満たしていればインビザライン・ファーストを始めることができます:
第一大臼歯(6歳臼歯)がすべて生えている
前歯(切歯)のうち2本以上が2/3以上萌出している
顎の3/4に、乳歯または未萌出の永久歯が2本以上ある
歯の生え変わりには個人差があるため、実際には「年齢より口腔内の状態」をみて判断します。

■ 治療期間
フェーズ1:最大18ヶ月
フェーズ2:最大3年
顎の成長や歯の生え変わりに合わせて進めるため、お子さまにかかる負担を最小限にしながら治療できます。
思春期のお子さまにこそ「見えない矯正」を
小学校高学年〜高校生の時期は、心身ともにデリケートな時期です。
見た目の変化に敏感になり、ワイヤー矯正を嫌がってしまうケースも少なくありません。
インビザラインの透明なマウスピースは、
周囲にほとんど気づかれない
学校生活を自然に過ごせる
見た目のストレスを感じにくい
というメリットがあり、多感な時期のお子さまにとって大きな安心につながります。
「目立たない矯正」という選択肢は、心の健やかな成長を守るうえでも、とても重要です。

まとめ
インビザライン・ファーストは、
顎の成長期に合わせて「将来の歯並び・噛み合わせの土台づくり」ができる画期的な治療法です。
早い時期から始めたい
なるべく見た目に配慮したい
将来の抜歯リスクを減らしたい
このようなご希望がある場合には、非常に適した選択となります。
「うちの子は治療できるの?」「いつ始めるのが最適?」
など、気になることがあればぜひお気軽にご相談ください。
お子さまの成長に合わせて、最適なタイミングをご提案いたします。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.09.29更新

こどものうちに歯並びを治療するメリット

— 成長期の今だからこそできる、大切な「未来への投資」 —
お子さまの歯並びは、成長とともに大きく変化していきます。
そのため、乳歯と永久歯が混ざるこの時期に治療を始めることで、大人になってからでは得られない多くのメリットがあります。
以下では、こどものうちに歯並びを整える4つの大きなメリットをご紹介します。

1. 生涯の虫歯・歯周病リスクを下げられる
悪い歯並びは磨き残しの原因となり、虫歯や歯周病のリスクが大きく高まります。
こどもの頃から歯並びが整っていれば、
歯磨きがしやすい
歯肉炎や虫歯になりにくい
大人になってからの歯の寿命が長くなる
など、「一生の健康」に直結します。
インビザライン・ファーストで早めに歯並びを整えることで、お子さまは将来にわたり健康なお口の環境を維持しやすくなります。

2. 顎の成長を正しく導き、バランスの良いお顔へ
こどもの歯並びが悪くなる主な原因は、顎が小さく、歯が並ぶスペースが足りないことです。
インビザライン・ファーストでは、お子さまの顎の成長をコントロールしながら歯を並べるスペースを確保します。
その結果、
顎のバランスが整う
将来の歯並びの乱れを予防できる
お顔立ちが自然でバランス良く成長しやすい
など、見た目と機能の両面でメリットがあります。

3. 将来の「2期治療」の期間を短縮できる
小児矯正には大きく分けて次の2つがあります。
1期治療:6〜12歳(顎の成長をコントロールする)
2期治療:13歳以降(永久歯の歯並びを整える)
1期治療を行わなくても2期治療だけで矯正は可能ですが、
土台となる顎の幅が整っている場合、後の治療がスムーズになり、期間も短縮できる可能性が高まります。
インビザライン・ファーストは、成長期に合わせて顎の広がりをサポートできるため、将来の本格矯正に良い影響を与えます。

4. 永久歯を抜かずに矯正できる可能性が高まる
大人になってから矯正を始める場合、「スペース不足」を理由に健康な永久歯を抜くことがあります。
しかし、成長期にインビザライン・ファーストで顎を適切に広げておけば、
永久歯がきれいに並ぶスペースを確保でき、将来的な抜歯の可能性を大きく下げられます。
これはお子さまの身体的・精神的な負担を減らすうえで大きなメリットといえるでしょう。

まとめ
こどものうちに歯並びを整えることは、
単に見た目をきれいにするだけでなく、
むし歯・歯周病の予防
顎の正しい成長
本格矯正の負担軽減
永久歯の保存
といった 長期的な健康への大きなメリット につながります。
「うちの子は矯正したほうがいい?」「いつ始めるのがベスト?」
そんな疑問がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
お子さまの成長に合わせて、最適な治療時期をご提案いたします。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2025.09.15更新

インビザライン・ファーストの対象年齢

― 成長期だからこそできる、お子さま専用の矯正治療 ―
インビザライン・ファーストは、乳歯から永久歯へと生え変わる6〜12歳頃のお子さまを対象としたマウスピース矯正です。
この時期は顎の骨が大きく成長するタイミングであり、治療を始めることで 永久歯がきれいに並ぶための「土台づくり」 が可能になります。
ただし、対象年齢はあくまで目安であり、実際には お口の中の発育状況(口腔年齢) によって治療の可否を判断します。

▼ インビザライン・ファーストを始めるための条件
以下の条件を満たす必要があります。
第一大臼歯(前から6番目)が萌出している
前歯(切歯)のうち、2本以上が2/3以上萌出している
乳歯または未萌出の永久歯が、上下どちらかの顎に2本以上残っている
お子さまの生え変わりの時期には個人差があるため、治療開始のタイミングはそれぞれ異なります。

▼ 治療が難しいケース
以下の場合はインビザライン・ファーストだけでは対応できないことがあります。
歯並びの乱れが重度で、移動量が大きい場合
生まれつき歯の本数が少ない(先天性欠損)
顎の骨格成長に大きな問題がある
その場合は、ワイヤー矯正や外科処置など別の治療方法を検討することがあります。

インビザライン・ファーストの治療期間
最大18か月、成長を利用した効率的な矯正
インビザライン・ファーストの治療期間は最大18か月です。
治療後は、歯並びと顎の成長を安定させるために リテーナー(保定装置) を使用し、永久歯が生え揃うのを待ちます。
永久歯が揃った段階で、2期治療(本格矯正)が必要かどうか を判断します。
顎の成長誘導がうまくいけば、1期治療(インビザライン・ファースト)だけで終了する場合もあります。
ただし治療期間は、
顎の成長スピード
永久歯の萌出タイミング
マウスピースの装着状況(1日20時間以上)
に大きく影響されます。

★ 治療成功のカギ
保護者のサポート と
歯科医師の指示を守った自己管理 が非常に大切です。

― 早期治療が、お子さまの未来を守ります ―
子どもの歯並びの問題(叢生・出っ歯・受け口など)を放置すると、見た目だけでなく健康面・精神面にさまざまな悪影響を及ぼします。
1. 虫歯・歯周病のリスクが高まる
ガタガタの歯並び(叢生)は磨き残しが多く、
虫歯
歯肉炎・歯周病
になりやすくなります。
乳歯の虫歯が悪化すると、その下にある永久歯の質や生え方に影響 することもあります。

2. よく噛めない・胃腸に負担がかかる
噛み合わせの乱れは、
食べ物を噛み切りにくい
咀嚼不足で胃腸へ負担
顎の成長不足につながる
など、食事や発育にも影響します。

3. 見た目へのコンプレックス
出っ歯・受け口・すきっ歯などは、
大きく笑えない
口元を隠す癖が出る
人前で話すのが苦手になる
など、精神的ストレスにつながります。
自己肯定感が育つ大切な時期だからこそ、早めのケアが重要です。

4. 滑舌の悪さにつながる
すきっ歯や受け口では空気が漏れやすく、
サ行・タ行などの発音に支障が出ることがあります。

5. 顎関節症や全身の不調を招く
噛み合わせが悪いと、
顎関節症
口の開閉痛
頭痛・肩こり・めまい
など、全身にも影響が及ぶ場合があります。

まとめ
インビザライン・ファーストは、
成長期だからこそできる「顎の成長誘導」+「歯並び改善」 を同時に行える矯正治療です。
対象年齢や適応はお子さまによって異なりますので、
「うちの子は治療できるの?」「いつから始めればいい?」
と気になった際は、どうぞお気軽にご相談ください。
お子さまの成長に合わせて、最適な治療時期と治療方法をご提案いたします。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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